バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

放 線 菌 の 細 胞 外 シ グ ナ ル 応 答 ~ そ の 分 子 メ カ ニ ズ ム か ら 環 境 動 態 へ

2011年10月04日 | 菌類 細菌
上 田 賢 志 ( 日 本 大 学 生 物 資 源 科 学 部 )

放線菌の形態分化と二次代謝は種々の細胞外刺激に応答して開始する。自己調節因子 A-ファクターに関する知見をもとに、我々はその様々な刺激の本体と、関連する遺伝制御系の同定を様々な角度から行った。第 2 の自己調節因子に加え、フェノール酸化酵素により生成する分化誘導因子、さらには異種間の交信を介した制御など、その多様性は個別の応答機構から共生系へと広がりを見せている。


「化学と生物」文書館
A-ファクターの再発見
別府 輝彦
[抄録] [PDF (1078K)]

テロメアと発がん

2011年10月04日 | 癌 ガン がん 腫瘍

杉本 正信
化学と生物 Vol. 48 (2010) , No. 9 pp.630-636

細胞老化と不死化は表裏の関係にあり,この両方の現象にテロメアおよびテロメレースが深く関わっている.細胞が老化して死ぬか,不死化してがん細胞になるか,その分岐点には,テロメア・クライシスという重要な現象がある.今回は,テロメア・クライシスに焦点をあてながら,テロメアおよびテロメレースと発がんの関係について紹介する.[抄録] [PDF (969K)]