バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「重イオンビームで新しい植物をつくる」

2007年11月05日 | 植物&農業
 
 ─ バラやキク、イネ、ソバ、ミカン、ピーマン……。仁科加速器研究センターの
 生物照射チームには、さまざまな植物の種子や培養細胞、枝などが持ち込まれる。
 加速器で原子核を加速した重イオンビームを種子などに照射して突然変異を起こし、新しい品種をつくろうとしているのだ。重イオンビームによる育種は、日本独自の技術。重イオンビーム育種の魅力、そして今後の展開を阿部知子副チームリーダーに聞いた。重イオンビームによって生まれ、理研が初めて種苗登録した淡い黄色の新品種のサクラ“仁科蔵王”も紹介する ─

 仁科加速器研究センター 加速器応用研究グループ
 生物照射チーム 阿部知子 副チームリーダー
 
http://www.riken.jp/r-world/info/release/news/2007/nov/index.html#frol_02

「新しい分子をつくり、創薬や生物学に貢献する」

2007年11月05日 | NEWSクリッピング
 ─ 生体に働き掛ける分子をつくる研究を行う袖岡有機合成化学研究室。その
 目的は大きく二つに分かれる。一つは、必要な分子だけを効率よくつくる新しい
 化学反応を開発して、創薬などに役立てること。もう一つは、新しい分子を
 つくり、それを利用して生命現象の未知のメカニズムを探ることだ。今、化学の
 視点で生命現象の仕組みを探る研究が始まっている。袖岡幹子主任研究員に
 最新の成果を聞いた ―

 中央研究所 袖岡有機合成化学研究室
 袖岡幹子 主任研究員 

http://www.riken.jp/r-world/info/release/news/2007/nov/index.html#frol_01

魚類感染症予防製剤、魚類用餌、菌株、魚類感染症予防方法

2007年11月05日 | 海洋 水産
出願番号 : 特許出願2005-86594 出願日 : 2005年3月24日
公開番号 : 特許公開2006-265181 公開日 : 2006年10月5日
出願人 : 国立大学法人 筑波大学 発明者 : 星野 貴行 外1名

発明の名称 : 魚類感染症予防製剤、魚類用餌、菌株、魚類感染症予防方法

【課題】
抗生物質を過剰に用いずに、魚類感染症の発生を予防する手段を提供すること。
【解決手段】
本発明では、魚類の消化管内乳酸菌で、胆汁酸抵抗性及び抗菌活性を有した乳酸菌を少なくとも含有した魚類感染症予防製剤を提供する。例えば、Lactococcus lactis、Lactococcus raffinolactis、Lactobacillus fuchuensis、Streptococcus iniaeなど、淡水魚類における消化管内の優占乳酸菌や、免疫活性化作用の強い菌種であって、胆汁酸抵抗性及び抗菌活性を有した乳酸菌は、本発明に係る魚類感染症予防製剤として、有効である。これらの乳酸菌は、魚類のプロバイオティクス乳酸菌として、適用できる。

腫瘍組織で選択的に分解性を示す血中滞留性素子

2007年11月05日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-49567 出願日 : 2006年2月27日
公開番号 : 特許公開2007-99750 公開日 : 2007年4月19日
出願人 : 国立大学法人 北海道大学 外2名 発明者 : 秋田 英万 外6名

発明の名称 : 腫瘍組織で選択的に分解性を示す血中滞留性素子

【課題】表面をポリアルキレングリコールなどで修飾したリポソームやMENDなどの脂質膜構造体を微粒子キャリアーとして用いて抗腫瘍剤や悪性腫瘍の遺伝子治療のための遺伝子を標的腫瘍細胞内に送達するにあたり、標的腫瘍細胞の内部に抗腫瘍剤や遺伝子を効率的に取り込ませる手段を提供する。
【解決手段】アルコール化合物の残基とリン脂質類の残基とを含み、該アルコール化合物の残基とリン脂質の残基との間にペプチドを含むリン脂質誘導体であって、(a)該アルコール化合物が、ポリアルキレングリコール類などのアルコール化合物であり、(b)該リン脂質が、ホスファチジルエタノールアミン類、ホスファリジルコリン類、又はホスファチジルセリン類などのリン脂質であり、及び(c)該ペプチドがマトリックスメタロプロテアーゼの基質となりうる基質ペプチドを含むペプチドである(ただし、該基質ペプチドの両端又は片端には1個のアミノ酸又は2ないし8個のアミノ酸を含むオリゴペプチドが結合していてもよい)リン脂質誘導体。

キメラマウス、ノックアウトマウス、及びそれらの作製方法、並びにES細胞株

2007年11月05日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2005-298825 出願日 : 2005年10月13日
公開番号 : 特許公開2007-104964 公開日 : 2007年4月26日
出願人 : 国立大学法人 筑波大学 発明者 : 八神 健一 外3名

発明の名称 : キメラマウス、ノックアウトマウス、及びそれらの作製方法、並びにES細胞株

【課題】キメラマウスやノックアウトマウスの作製に好適なES細胞株を樹立すること。C57BL/6系統のマウス由来のES細胞株を用いて、生殖系列キメラマウスを効率的かつ高頻度に作製できる手段を提供すること。
【解決手段】C57BL/6マウス由来のES細胞と、4倍体初期胚とを凝集させる手順を少なくとも含むキメラマウス作製方法を提供する。これにより、C57BL/6マウス由来のES細胞を用いて、生殖系列キメラマウスを高頻度に作製できる。従って、例えば、そのES細胞の遺伝子組換えを行うことにより、ノックアウトマウスを高頻度に作製できる。

酵母細胞を用いたインフルエンザウイルスゲノムの複製・転写系

2007年11月05日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-334549 出願日 : 2005年11月18日
公開番号 : 特許公開2007-135487 公開日 : 2007年6月7日
出願人 : 国立大学法人 筑波大学 発明者 : 永田 恭介 外1名

発明の名称 : 酵母細胞を用いたインフルエンザウイルスゲノムの複製・転写系

【課題】これまでマイナス鎖RNAウイルスゲノムを酵母細胞内に導入すること、ならびに
そうしたゲノムが酵母細胞内で複製することは確認されていない。
【解決手段】今回、本発明者は酵母(Saccharomyces cerevisiae)にインフルエンザウイルス粒子より精製したvRNPを導入することにより、酵母内でウイルスRNAゲノムからの転写
・複製反応を起こさせることに成功した。豊富な遺伝情報が蓄積された酵母細胞内で、ウイルスゲノムの複製、ウイルス遺伝子の転写、ウイルスタンパク質の発現が可能となれば、インフルエンザウイルスの感染、宿主内でのその増殖、病原性に関わる特異的な宿主細胞因子を同定することができる。このため本発明は、抗インフルエンザウイルス剤の開発に必須のツール、手法を提供できる。

ES細胞株、キメラマウス、ノックアウトマウス、及びそれらの作製方法

2007年11月05日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-876 出願日 : 2006年1月5日
公開番号 : 特許公開2007-181418 公開日 : 2007年7月19日
出願人 : 国立大学法人 筑波大学 発明者 : 八神 健一 外3名

発明の名称 : ES細胞株、キメラマウス、ノックアウトマウス、及びそれらの作製方法

【課題】キメラマウスやノックアウトマウスの作製に好適なES細胞株。
【解決手段】キメラマウスの作製が可能で、生殖細胞への分化能力を保持しているC57BL/6Jマウス由来のES細胞株(受領番号:FERM AP-20736)。このES細胞と4倍体初期胚とを凝集させることにより、生殖系列キメラマウスを効率的かつ高頻度に作製することができる。

ミトコンドリア機能活性化物質のスクリーニング方法

2007年11月05日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-101728 出願日 : 2006年4月3日
公開番号 : 特許公開2007-274907 公開日 : 2007年10月25日
出願人 : 国立大学法人 筑波大学 発明者 : 中田 和人 外3名

発明の名称 : ミトコンドリア機能活性化物質のスクリーニング方法

【課題】ミトコンドリア機能不全に関連する疾患や病態を改善し、その治療薬となりうるミトコンドリア機能活性化物質を大量かつ迅速にスクリーニングする手段を提供すること。
【解決手段】欠失型ミトコンドリアDNAを有するマウスから採取した精子に被験物質を接触させ、該精子の運動能を回復させた被験物質を選択することを特徴とする、ミトコンドリア機能活性化物質のスクリーニング方法。

インスリン分泌促進剤

2007年11月05日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-184618 出願日 : 2004年6月23日
公開番号 : 特許公開2007-269630 公開日 : 2007年10月18日
出願人 : 株式会社東京大学TLO 発明者 : 酒井 寿郎 外1名

発明の名称 : インスリン分泌促進剤

【課題】 肥満および動脈硬化の促進などの副作用を軽減し、またインスリン分泌能力を損なわないよう膵β細胞にできるだけ負担の少ないインスリン分泌促進剤の提供。
【解決手段】 PPARδ活性化作用を有する物質を有効成分として含有する、高血糖に反応したグルコース依存性のインスリン分泌促進剤は、抗肥満作用、動脈硬化の治療・予防に有用な血清コレステロール低下作用等およびインスリン抵抗性改善作用を合わせてもつ、上記課題を解決したインスリン分泌促進剤である。

リゾホスファチジルスレオニンおよびその誘導体

2007年11月05日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-116114 出願日 : 2006年4月19日
公開番号 : 特許公開2007-284402 公開日 : 2007年11月1日
出願人 : 国立大学法人 東京大学 発明者 : 大和田 智彦 外5名

発明の名称 : リゾホスファチジルスレオニンおよびその誘導体

【課題】マスト細胞の脱顆粒促進活性を有する化合物、および当該化合物を使用するマスト細胞脱顆粒阻害剤のアッセイ方法を提供する。
【解決手段】式(I)で表わされるリゾホスファチジルスレオニン誘導体。


[式中、R1はアルキル、アルケニル、またはアルキニル;R3およびR4は水素原子、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルまたはアラルキルオキシカルボニル;R5およびR6は水素原子またはアルキル;またはR3とR6は-CH2-または-CH2CH2-;R7は水素原子、アルキルまたはアラルキル;A