バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新型「万能細胞」国が支援、実用化へ5年で70億円投入

2007年11月23日 | 生命科学 生物誌
 文部科学省は、京都大のグループが、あらゆる臓器・組織の細胞に変化する能力を持つ「ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)」の作製に世界で初めて成功したのを受け、iPS細胞利用を中心に据えた再生医療の実用化研究に本格的に乗り出すことを決めた。
 内閣府も早期の臨床応用のための枠組みを早急に策定し、国内での研究を加速する「オールジャパン」体制を構築する方針だ。読売新聞 2007-11-23

皮膚細胞から万能幹細胞の誘導に成功

2007年11月23日 | 医療 医薬 健康
 JST(理事長 沖村憲樹)は、卵子や受精卵を用いることなく、マウス皮膚細胞から胚性幹(ES)細胞に類似した万能幹細胞(多能性幹細胞)を誘導することに成功しました。
 本研究チームは、ES細胞に含まれる4つの因子を組み合わせてマウスの成体や胎児に由来する線維芽細胞に導入することにより、ES細胞と同様に高い増殖能と様々な細胞へと分化できる万能性(分化多能性)をもつ万能幹細胞を樹立することに成功しました。同チームはこの細胞を誘導多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell, iPS 細胞)と命名しました。科学技術振興機構報 第320号

新型「万能細胞」国が支援、実用化へ5年で70億円投入

2007年11月23日 | 生命科学 生物誌
 文部科学省は、京都大のグループが、あらゆる臓器・組織の細胞に変化する能力を持つ「ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)」の作製に世界で初めて成功したのを受け、iPS細胞利用を中心に据えた再生医療の実用化研究に本格的に乗り出すことを決めた。
 内閣府も早期の臨床応用のための枠組みを早急に策定し、国内での研究を加速する「オールジャパン」体制を構築する方針だ。読売新聞(web)2007-11-23

組換え体作出に適した生長点由来カルスから再分化するシバ中間母本「E-GEN」

2007年11月23日 | 植物&農業
 「E-GEN」は生長点から誘導したカルスから再分化し、同じ遺伝子型のカルス・再分化個体を大量に得ることができるので組換え体開発に有用である。シバさび病に顕著な罹病性を示すため、病害抵抗性の研究材料としても使うことができる。畜産草地研・飼料作物育種工学研究チーム 研究成果

新規CXCR4拮抗剤及びその用途

2007年11月23日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 特願2005-379167 出願日 平成17年12月28日
公開番号 特開2007-176876 公開日 平成19年7月12日
発明者 藤井 信孝 浜地 格 王子田 彰夫 玉村 啓和 中島 秀喜
出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要 【課題】新規なCXCR4拮抗剤及びその用途を提供する。
【解決手段】本発明は、ジピコリルアミン-亜鉛錯体を有する種々の芳香族性化合物を用いた、低分子量で非ペプチド性の、新規なCXCR4拮抗剤を提供する。また、本発明は、該新規なCXCR4拮抗剤の、抗HIV剤、悪性腫瘍の転移抑制剤、慢性関節リウマチの治療及び/または予防剤としての用途を提供する。 特許コード P07A011777

エレクトロポレーション法により細胞に核酸を導入する方法

2007年11月23日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
発明者 岩田 博夫 加藤 功一 山内 文生
出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要 【要約】 エレクトロポレーション法により細胞に核酸を導入する方法であって、(A)電極の表面に核酸を担持させる工程;(B)得られた核酸担持電極の表面に細胞を接着させる工程;および(C)接着した細胞に電気パルスを印加する工程、からなる方法。本方法により、接着性細胞に障害を与えることなく、遺伝子を効率よく細胞に導入できるとともに、望ましい時期に望ましい位置で遺伝子を導入できる。 詳細>> 特許コード P07S000044

ニトリラーゼ活性を有する微生物菌体触媒の保存方法

2007年11月23日 | 菌類 細菌
【公開番号】特開2001-149065【公開日】平成13年6月5日

【課題】 ニトリラーゼ活性を有する微生物菌体を培養液から回収した後、凍結や添加物を新たに加えることなしに、使用時まで安定に保存できる、簡便で工業的に有利な微生物菌体触媒の保存方法を提供すること。
【解決の手段】 ニトリラーゼ活性を有する微生物菌体を、ブリックス(Brix)値で0.3~3.0%の範囲で選択される濃度の前記微生物の培養液成分を含む水性媒体に懸濁した状態で、保存温度5~25℃で保存する。ブリックス値で0.3~3.0%の範囲で選択される濃度の微生物の培養液成分は、例えばニトリラーゼ活性を有する微生物の培養液を遠心分離して得られる菌体沈殿物に含まれる培養液成分を脱イオン水を用いて希釈することにより調製することができる。
詳細>>http://www.ekouhou.net/disp-A,2001-149065.html

微生物保存剤

2007年11月23日 | 菌類 細菌
【公開番号】特開平7-111887 【公開日】平成7年(1995)5月2日
【出願人】柳本行雄・株式会社日本触媒
【発明者】柳本行雄ほか

【構成】 ゲル化した複数の吸水性樹脂粒子の表面に微生物が保持されている。上記吸水性樹脂粒子は、吸水することによりゲル化して膨潤し、互いに密着状態とされている。このため、微生物は、その周囲がゲル化して膨潤した吸水性樹脂粒子により取り囲まれているので、空気中の酸素から遮断されると共に乾燥から保護される。
【効果】 微生物をその活性を維持したまま、長期間(例えば数カ月間)にわたって常温で簡便にかつ多量に保存することが可能となる。また、多量の微生物を容易に運搬することが可能となる。 
詳細>>http://www.ekouhou.net/disp-A,H07-111887.html