バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

タミフルは1才以上の子どものインフルエンザ治療と予防に有効

2007年11月18日 | 医療 医薬 健康
Tamiflu effective for treatment and prevention of influenza in children 1 year and older  
15-Nov-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-11/k-tef111507.php

タミフル(オセルタミビル)は、1才以上の子どもに、特に発症後24時間以内に投与され多場合、病気の重症度と期間を有意に削減する。バンコクで11月15-18日に開催されている世界小児感染症学会(WISPID)シンポジウムで報告された。さらにタミフルは呼吸器感染や耳感染及び抗生物質使用も削減する。今期以降米国とヨーロッパで子ども用の小用量カプセルが販売されるので、より使いやすくなる。ロシュの発表。出典:食品安全情報blog., 2007-11-16

札幌に来春工場開設 広島のバイオベンチャー 道産てん菜糖で化粧品

2007年11月18日 | NEWSクリッピング
 札幌で製造するのは「ラナ・シュガースクラブ」で、広島県西部工業技術センターなどの協力を得て開発。米国で特許を取得した温度管理技術を活用し、北海道糖業から仕入れたてん菜糖の直径○・二-○・五ミリの微細な粒をココナツなどの植物性油で一粒ずつ薄く覆い、砂糖の持つ保湿機能を効率的に引き出した。価格は百グラム入りで二千八百円から。 北海道新聞 2007-11-16

日本新薬、アルコール依存症薬臨床試験を5施設に拡大

2007年11月18日 | 医療 医薬 健康
 日本新薬は、アルコール依存症治療薬「アカンプロセート」の開発を加速する。同薬については第2相臨床試験を進めているが、臨床試験を行う施設をこれまでの1施設から5施設に拡大。同疾患は患者が集まりにくく、臨床試験が進んでいなかったが、施設拡大で患者登録の機会を広げ、臨床試験を早める。同社では新薬投入を急ぎ、事業拡大につなげたい考え。アカンプロセートはN-メチル-D-アスパラギン酸受容体を通して興奮性の神経系を抑えるほか、抑制性の神経系の働きを高める。アルコールからの離脱症状を軽くし、自発的な飲酒を抑える。欧米ではすでに販売され、創製元は独メルク(現メルクセローノ)。 化学工業日報 2007年11月16日

造血細胞群の体外培養方法

2007年11月18日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2000-371832 出願日 : 2000年12月6日
公開番号 : 特許公開2002-171967 公開日 : 2002年6月18日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 高木 睦 外1名

発明の名称 : 造血細胞群の体外培養方法

【課題】 造血幹細胞や造血前駆細胞等の造血細胞群を培養する簡便で効果的な方法を提供する。
【解決手段】 培地に布からなる支持体を設置し、ストロマ細胞を1×102~4×105cells/mlの濃度で接種、培養した後、造血細胞を1×100~1.8×106cells/mlの濃度で接種して培養する。

ヒト型の糖鎖をもつ有用糖タンパク質

2007年11月18日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願2000-586923 出願日 : 1999年12月8日
公表番号 : 特許公表2002-543760 公表日 : 2002年12月24日
出願人 : 関 達治 外1名 発明者 : 吉田 敏臣 外2名

発明の名称 : ヒト型糖鎖をもつ糖タンパク質の生産方法

【課題】 ヒト型の糖鎖をもつ有用糖タンパク質を提供すること。
【解決手段】 ヒト型糖鎖をもつ糖タンパク質の生産方法であって、植物細胞に、グリコシルトランスフェラーゼの遺伝子および異種糖タンパク質の遺伝子を導入することによって、形質転換植物細胞を得る工程、および得られた形質転換植物細胞を培養する工程を包含する。上記グリコシルトランスフェラーゼは、非還元末端アセチルグルコサミン残基へのガラクトース残基の転移反応を行い得る。上記ヒト型糖鎖をもつ糖タンパク質は、コア糖鎖および外部糖鎖を含み、このコア糖鎖は複数のマンノースおよびアセチルグルコサミンを含み、そしてこの外部糖鎖は、非還元末端ガラクトースをもつ末端糖鎖部分を含み、直鎖状構造または分岐状構造をもつ。上記ヒト型糖鎖をもつ糖タンパク質は、フコースまたはキシロースを含まないため、ヒトに対する抗原性を示さない。

生体由来の細胞または組織の自動培養装置

2007年11月18日 | 細胞と再生医療
国際出願番号 : PCT/JP2003/009742 国際出願日 : 2003年7月31日
国際公開番号 : WO2004/011593 国際公開日 : 2004年2月5日
出願人 : 独立行政法人科学技術振興機構 発明者 : 高木 睦 外2名

発明の名称 : 生体由来の細胞または組織の自動培養装置

閉鎖され、かつ、無菌状態の内部空間を有する箱体の培養装置内で、培養容器において生体由来の細胞または組織を培養する自動培養装置であって、培養装置の箱体内に複数に区分けされた空間、開閉窓付きガスインキュベーター、培養液の供給装置と排出装置、培養状態の観察装置並びにこれら装置に培養容器を連続的もしくは断続的に移動させる移動装置が配置されているとともに、培養状態の観察装置からのデータ信号によって、前記の装置の少なくともいずれかのものの動作を電気信号により指示制御する指示制御装置が具備され、交叉汚染を防止することができることを特徴とする。


フコース結合糖鎖量が抑制された異種蛋白質

2007年11月18日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2003-293314 出願日 : 2003年8月14日
公開番号 : 特許公開2005-58111 公開日 : 2005年3月10日
出願人 : 大阪大学長 外1名 発明者 : 大政 健史 外6名

発明の名称 : 糖鎖修飾制御方法

【課題】 本発明の課題は、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞を用いた異種蛋白質の産生において、糖鎖修飾を制御する方法、より詳細にはフコース結合糖鎖量を抑制する方法を提供することである。
【解決手段】 CHO由来α1,6フコース転移酵素をコードする遺伝子の塩基配列のうち、連続する少なくとも20塩基の塩基配列を含むオリゴヌクレオチドおよびその相補鎖からなる二本鎖RNAを導入した異種蛋白質産生可能なCHO由来の細胞を培養することにより、フコース結合糖鎖量が抑制された異種蛋白質を産生する。

アシュワガンダの葉抽出物による腫瘍細胞選択的増殖阻害

2007年11月18日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
国際出願番号 : PCT/JP2005/003539 国際出願日 : 2005年3月2日
国際公開番号 : WO2005/082392 国際公開日 : 2005年9月9日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 発明者 : レヌー ワダワ 外3名

発明の名称 : アシュワガンダの葉抽出物による腫瘍細胞選択的増殖阻害

アシュワガンダ葉抽出物(leaf extract from ashwagandha: Lash)を含む、抗変異原性作用、抗遺伝毒性作用、腫瘍細胞に選択的な増殖阻害作用、p53活性化作用、もしくはテロメラーゼ阻害作用が関連する疾患の治療用または予防用組成物。アシュワガンダ葉抽出物を含む、正常細胞に対する抗老化作用が関連する抗老化医療用んまたは老化予防用組成物。ウィザノン(Withanone)それ自身またはウィザノン及び他の化合物を含む、抗変異原性作用、抗遺伝毒性作用、腫瘍細胞に選択的な増殖阻害作用、p53活性化作用、もしくはテロメラーゼ阻害作用が関連する疾患の治療用または予防用組成物。ウィザノン(Withanone)それ自身またはウィザノン及び他の化合物を含む、正常細胞に対する抗老化作用が関連する抗老化医療用または老化予防用組成物。

カプシノイド含有乳化組成物の製造方法

2007年11月18日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2006-98622 出願日 : 2006年3月31日
公開番号 : 特許公開2007-269714 公開日 : 2007年10月18日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 伊藤 陽子 外1名

発明の名称 : カプシノイド含有乳化組成物の製造方法

【課題】カプシノイド類化合物の乳化組成物中での安定性を高める方法を提供する。
【解決手段】カプシノイド化合物を含有する油相と、水相とを乳化剤により乳化してカプシノイド含有乳化組成物を製造する際に、前記油相に対して0.5~5質量%の油増粘剤を添加する。

モナティンまたはその塩の製造方法

2007年11月18日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2004-218442 出願日 : 2004年7月27日
公開番号 : 特許公開2007-284349 公開日 : 2007年11月1日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 網野 裕右 外1名

発明の名称 : モナティンまたはその塩の製造方法

【課題】 2位の立体配置がS配置であるモナティンの2位を異性化することにより2位の立体配置がR配置であるモナティン又はその塩を製造する方法の提供。
【解決手段】 アルデヒド存在下、水と有機溶媒の混合溶媒中で、2位の立体配置がS配置であるモナティンの2位の異性化反応を行った後、2位の立体配置がR配置であるモナティンまたはその塩を晶析する工程を含むことを特徴とする、2位の立体配置がR配置であるモナティンまたはその塩の製造方法。

【モナティン】



南アフリカ北部トランスバール(Northern Transvaal)地方に自生する植物シュレロチトン イリシホリアス(Schlerochitom ilicifolius)の根皮に含まれ、ショ糖の数百倍の甘味を有し、甘味料として有用なアミノ酸誘導体であることが知られている