バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

バイオインスパイアード糖質高分子による線維芽細胞増殖因子(FGF)の活性化

2007年06月07日 | 細胞と再生医療
畑中 研一1), 栗原 史恵2), 久能 めぐみ2), 奥田 章博1), 粕谷 マリアカルメリタ1), 明石 満3)

1) 東京大学生産技術研究所 2) 東京工業大学生命理工学部 3) 鹿児島大学工学部
日本化学会誌 Vol. 2002 (2002) , No. 2 p.155

硫酸化多糖から考案された糖質高分子である硫酸化ポリ[2-(グルコシルオキシ)エチルメタクリラート]と線維芽細胞増殖因子(FGF)との相互作用を調べることを目的として,2-(グルコシルオキシ)エチルメタクリラート(GEMA)を重合し,硫酸化することによって,硫酸化度(グルコース残基あたりの硫酸基の数)が1.07,2.13,3.86の硫酸化ポリGEMAを合成した.合成した硫酸化ポリGEMAを用いて細胞増殖実験を行った結果,側鎖型の糖質高分子にもFGFを活性化することが確認された.FGF-1とFGF-2は,それぞれ高硫酸化度の硫酸化ポリGEMAと低硫酸化度の硫酸化ポリGEMAに強く活性化されることが示唆された. J-Stage>> JOI JST.JSTAGE/nikkashi/2002.155


「万能細胞」選抜に成功 京大再生研、再生医療に期待

2007年06月07日 | 細胞と再生医療
体細胞由来の万能細胞「iPS細胞」を作成する過程。マウスの体の細胞に4種類の転写因子の遺伝子をウイルスで導入する
 遺伝子操作でマウスの体細胞から、さまざまな臓器や組織になる可能性がある万能細胞「iPS細胞(人工万能幹細胞)」を作成する際、ES細胞(胚(はい)性幹細胞)と同様の高い分化能力を持つ細胞を選抜する方法を、京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授らのグループが開発し、英科学誌「ネイチャー」で7日発表した。iPS細胞がES細胞と同様に再生医療に利用できる可能性がさらに高まり、研究が世界的に激化しそうだ。 京都新聞2007-06-07
Asahi.com.,2007-06-07
◇受精卵使いクローンES細胞…ハーバード大チーム実験成功
 クローン技術の応用で、様々な臓器・組織に成長する能力を秘めた胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を、受精卵を使って作ることに、米ハーバード大チームが動物実験で成功し、7日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 クローンES細胞の作製には、体細胞核を移植する卵子が不可欠だが、入手が難しかった。今回の手法が人でも可能になれば、不妊治療用に作って残った受精卵を卵子の代わりに活用でき、ES細胞研究に弾みがつくと期待される。http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070607i507.htm

肝臓がん治療で画期的発見~既存薬が進行食い止める

2007年06月07日 | 創薬 生化学 薬理学
 既存の腎臓がん治療薬「ソラフェニブ」には肝臓がんを抑制する効果もあり、同がん患者の生存率を高められるという国際的な調査結果が、シカゴで今週開かれた米腫瘍(しゅよう)学会で発表された。世界では年に50万人以上が、治療が難しい肝臓がんの診断を受けている。 US.FrontLine 2007-06-06

受精卵でクローンES細胞 米チームがマウスで成功

2007年06月07日 | NEWSクリッピング
 これまでクローン技術に不可欠と考えられていた卵子の代わりに受精卵を使って、マウスの体細胞と同じ遺伝子を持つ胚性幹細胞(ES細胞)をつくる新たな手法を、米ハーバード大の研究グループが開発した。7日付の英科学誌ネイチャーに発表された。共同通信47 News 2007-06-07


インターロイキン-2を含有する医薬組成物

2007年06月07日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平3-288739 出願日 : 1985年3月25日
公開番号 : 特許公開平5-170660 公開日 : 1993年7月9日
出願人 : シタス コーポレーション 発明者 : フェルナンデス,ピーター 外1名

発明の名称 : インターロイキン-2を含有する医薬組成物

【目的】 非-IL-2蛋白質を実質上含有しないIL-2含有非経腸投与用医薬組成物を含有する。
【構成】 患者にIL-2療法をもたらすための医薬組成物であって、(a) 非-IL-2蛋白質を実質上含有しない選択的に酸化されそして活性化された微生物的に生産された組換IL-2の医療的有効量:(b) 前記酸化された微生物的に生産されたIL-2の安定性に不都合な影響を与えない医薬として許容される水溶性担体:及び(c) 前記酸化された微生物的に生産されたIL-2の水溶性を確保するために十分な量の界面活性剤: 並びに(d) 前記 (a), (b) 及び (c)が溶解される医薬として許容される水性非経腸的注射剤:の無菌溶液であることを特徴とする組成物。

環状デプシペプチドおよびその製造法

2007年06月07日 | 菌類 細菌
【構成】無胞子不完全菌に属するPF1022株を通常の微生物が利用しうる栄養物を含有する培地で培養し、得られた培養物中から溶媒抽出法、シリカゲルカラムクロマト法等を用いて目的物を単離した。PF1022B物質は分子式C64H84N4O12(式[1])、PF1022C物質は分子式C58H80N4O12(式[2])、PF1022D物質は分子式C46H72N4O12(式[3])の新規な環状デプシペプチドである。

出願番号 : 特許出願平3-163085 出願日 : 1991年7月3日
公開番号 : 特許公開平5-170749 公開日 : 1993年7月9日
出願人 : 明治製菓株式会社 発明者 : 佐々木 徹 外7名

発明の名称 : 環状デプシペプチドおよびその製造法

【目的】糸状菌の培養法により新規デプシペプチドを提供する。


2´,3´-ジデオキシプリンヌクレオシド類の製造方法

2007年06月07日 | 医療 医薬 健康
[R1はOHまたはハロゲン、R2はHまたはアミノ基]

出願番号 : 特許出願平3-354562 出願日 : 1991年12月19日
公開番号 : 特許公開平5-170767 公開日 : 1993年7月9日
出願人 : 山陽国策パルプ株式会社 発明者 : 豊田 和昌 外3名

発明の名称 : 2´,3´-ジデオキシプリンヌクレオシド類の製造方法

【目的】 2',3'-ジデオキシプリンヌクレオシド類の製造方法を提供する。
【構成】 プリン化合物(I)と2',3'-ジデオキシピリミジンヌクレオシドとを、ピリミジンヌクレオシドフォスフォリラーゼおよびプリンヌクレオシドフォスフォリラーゼにより塩基交換反応を行う際に、燐酸または燐酸塩を1~20mMとすることで、定量的に2',3'-ジデオキシプリンヌクレオシド(II)を生成させる製造法。


新規植物生長調節物質AJI-302及びその製造法

2007年06月07日 | 植物&農業

出願番号 : 特許出願平3-335074 出願日 : 1991年12月18日
公開番号 : 特許公開平5-170793 公開日 : 1993年7月9日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 鈴木 昭憲 外2名

発明の名称 : 新規植物生長調節物質AJI-302及びその製造法

【構成】 下記化1で表される新規植物生長調節物質AJI-302及びストレプトミセス属に属する微生物の培養によるAJI-302の製造法。
【化1】

【効果】 AJ-302は、低濃度で植物に対する生長抑制、節間短縮などの強い活性を持ち、一方抗菌性ならびに細胞毒性はほとんど有しないため、植物生長調節剤として優れている。しかも発酵により大量生産することが可能である。


塩化セバコイルで架橋されたアルブミンからなる壁を有するカプセル中で、細胞を生育させる

2007年06月07日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平3-287274 出願日 : 1983年7月20日
公開番号 : 特許公開平5-176754 公開日 : 1993年7月20日
出願人 : ザ・ストール・リサーチ・アンド・ディベロップメント・コーポレーション 発明者 : トーマス・アール・タイス 外1名

発明の名称 : 細胞の繁殖方法

【目的】生細胞の生存を維持させるのに適した条件を保持し得、かつ栄養分と排出生成物の透過性を具備したカプセル内に細胞を収容して細胞を繁殖させる方法を提供すること。また、カプセル化された細胞が宿主に注射されたとき、宿主の免疫システムによって細胞を破壊されるのを防止すること。
【構成】塩化セバコイルで架橋されたアルブミンからなる壁を有するカプセル中で、細胞を生育させることを特徴とする。