イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

銅もどーも

2008-08-23 17:50:44 | スポーツ

北京五輪陸上男子400メートルリレー、日本の銅メダルももちろん嬉しいびっくりでしたが、何がびっくりしたってアンカーが朝原宜治選手だったのがいちばんびっくり。まだ走ってたんだ。て言うか代表に選ばれるタイム出し続けてたんだ。確か、オリンピックなら96年アトランタぐらいから出ずっぱりですよね。世界陸上ならその前からじゃないかな。

95年の某サリン事件の被告と姓の読みが同じだったので、スポーツニュースで小耳に挟んで「え?」と思い、画面テロップで見て「1文字違いでこの人助かったね、小学生とかだったらいじめに遭ってたろうな」と思った記憶があります。

調べたら、72年生まれ満36歳。うひゃー。36歳で100メートル10秒台で走る日本人がいるんだ。ボルト選手の世界記録とは違った驚きです。月河なんか36歳のときすでに、自宅の窓から見えるバス停まで走っても息上がって、膝笑ってゲホゲホよれよれだったと思うんだが。比較がなんぼなんでも無理か。

でもってさらに調べると、奥様がバルセロナ五輪女子シンクロ銅メダルの奥野史子さんなんですね。結婚されたときスポーツ紙かなんかで読んだ記憶があるようなないような。陸の代表と水の代表。森本レオさんじゃないけど異文化交流カップルですな。とりあえずお子さんの目が細そうだ(失礼だ)。

これでめでたく“パパママ揃って五輪ブロンズメダリスト”になったわけですね。“○○の鉄砲も数撃ちゃ…”なんて言ったら失礼に輪をかけますが、誰が見ても一枚落ちる力量であっても、自分たちのベストを尽くして辛抱強く挑戦し続ければ、何十回かに一度ぐらいは力上位のヤツらがミスして勝手に脱落してくれることもあるわけですよ。勝利の女神はたまにこういう「ワタシ微笑んだわけじゃないのよ、ちょっと頬っぺたがかゆくなっただけだからねッ」てなツンデレなスマイルをしてくれる。

まずはめでたい。パパとママでメダルの色が違ったら、朝原家の家庭内力関係的に問題あるかもしれないし。よっく磨いて2個並べて陽に当てといたら、そのうち金に変わるかもしれない(まさか)。

 再放送『その灯は消さない』は21日(木)に36話まで来て特番のため26日までお休みです。律子(吉野真弓さん)は川合(大橋吾郎さん)の示談解決金の半額500万円を、亡き実母の実家の養女に入る条件で芳枝お祖母ちゃん(東恵美子さん)から借り受け、代わりに川合に「一緒に松本の実家に行って」と迫っています。

フリーランスの暴露ルポライターとして、自由かつリスキーに生きてきた川合が、500万のカタに信州の造り酒屋の婿養子なんかにおさまれるわきゃないと、律ちゃんもアタマの隅ではわかってるんだろうけど、川合と切れることは智子(坂口良子さん)への敗北を意味するから、意地で離れられません。

律子に最後通牒渡されてからも智子に電話したり、絶対松本行きの土壇場で何かやるんだろうなと思える川合、もし律子の継母が智子でなく、智子と一生接点が戻らなかったら、あのまま“飛びたくて飛べずにいたお嬢さん”律子と、“開発がてら本気ラブラブ”で結婚していただろうか?と思います。律子から聞けば聞くほど“お母さん”が智子を思い出させる要素いっぱい、同一人物?まさか…という興味が湧かなかったら、結構、泣かれてもどうにかうまいこと律子ポイしてたんじゃないのかな。それくらいこの2人は空気感が不釣り合い。

現実的にも律子のような堅物大企業エリートの父の庇護でぬくぬく育ったお嬢さんに、ヤクザから恐喝受ける様なトップ屋稼業の嫁がつとまるとも思えない。

智子の親友でジュエリーショップ経営の弘美(山村美智子さん)がたぶんいちばん川合とお似合いでしょう。都会を漂泊する花形カタカナ職業の孤独、みたいな雰囲気がよくマッチ。

律ちゃんにはむしろ、若くてまっさらさわやかな独身男性がひとりぐらいアプローチしてきても良さそうなのに、一流メーカー花のOL一年生なのに…なんて観ているこっちのほうが母親みたいにやきもきするのですが、96年本放送当時は昼ドラに“若いイケメン”はまだ必須ではなかったんですね。

受験とエロ興味で忙しい長男健一くん(芦田昌太郎さん)が、継母をオンナとして意識し出して…という描写があったときには、“置きに行く”みたいな展開でちょっとなあと思いましたが、その後は遊び慣れた悪友の誘いで風俗初体験、気だてよさげな風俗嬢(有沢妃呂子さん)と昼間のデートにこぎつけ、こっちのほうが軽くお間抜けでおっとりお人良しな健一くんに似合っています。でもま、とりあえずは受験パスしないと健ちゃん的ハッピーエンドとは言えないかな。

36話では藤夫(柴俊夫さん)が役員秘書・桂子(麻生真宮子さん)の「抱いてください」攻撃に結局陥落。こちらは智子にバレてたぶん何回かボロ泣きされた後、結局は目が醒めるんでしょうな。

“隠した過去をめぐる家族の心の離反と解体、そしてひとりひとりが自分の道を見つけての再生”と言えば02年『母の告白』が思い出されますが、そもそも高辻家の嫁になる時点で背伸び感・幻想感を抱えていたあちらの藍(高橋ひとみさん)に比べ、こちらの智子は、仮に再生が見えていたとしても、堀口家が解体すれば立ち直れない喪失感を食らいそう。昼ドラらしい“女性客が見て救いを感じられる結末”のためには、律ちゃんも健ちゃんもパパもとにかく“和解して統合”を示さないといかんドラマじゃないでしょうか。

そのためには川合、弘美、桂子や風俗嬢など“家庭的なるもののアンチ”代表組には多少なりともワリをくってもらわなければならないのですが、本当にどうなるのかな。

コメント (2)
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