イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

踊る踊る踊る!

2009-10-07 17:44:14 | プロ野球

遅ればせながら今シーズン初、刺身で食べられる級の活き活き秋刀魚を入手。ジュワジュワ焼いてぽん酢&ソフトクリームぐらいの大根おろしの山とともに食するまでカウントダウンに入ってまいりました。

もちろん、季節の味覚を、何も飲まずに食するのではナントカを入れないコーヒー状態になってしまうので、泡系何にするかな…と冷えモノケースを物色したら、何と10月上旬にして早くも冬季限定KIRIN白麒麟を発見。

秋刀魚師匠の下ごしらえに入る前にひと缶、プレヴューしてみましたが、んー、ちょっと甘みと、KIRIN発泡酒ラインナップにつきもののコーンスターチ由来な粘っこい後味が立っているかな。同社発泡酒定番の淡麗〈生〉の、鍋モノやクリスマス料理を意識した“こっくり版”と受け止めれば良いでしょう。なんでもいいや。今日は秋刀魚だ秋刀魚だ。

昨日(6日)は、もたつきにもたついた北海道日本ハムファイターズ、どうにかこうにか優勝決定。ふぅーー。ひと頃はセ・リーグのジャイアンツとマジック同じくらいだったはずなんですけどね。こんなスーパーウルトラ詰めの甘さで、次ラウンド、次々ラウンド、戦えるのかな。

3週間ぐらい働いてもいないくせに胴上げ間近と見るやユニフォームに着替えてニヤニヤベンチ待機しているダルビッシュ投手の、いけしゃあしゃあツラの皮千枚張りっぷりに改めて脱帽。「苦しいときに働いて貢献できなくて、チームメイトに顔向けなんない」なんてミジンも負い目に思ってないねイラン系。妻子持ち。関係ないか。とにかくこれくらい心臓に剛毛が密生してなきゃ、ファイターズ程度のチームが優勝狙うための主戦投手はつとまらないってことですよ。

昨夜2300過ぎ、地元HTBの祝勝会速報を出会いがしら数分視聴しましたが、決勝打(犠飛だけど)のマック金子誠前主将のビールかけパフォがよかったですね。

レポーター谷口直樹アナ「久々の優勝、おめでとうございます!」

金子「ひさびさ、ですかァ?」

谷口「…2年ぶりでしたっけ?」

金子「ゼイタク言ってるんじゃないよ!(ビールかけ反攻)」

…わはは。この前の祝勝会が何十年前だったか思い出せないくらい優勝から遠ざかってるチームもそりゃありますわね。ゼイタクは敵だ。

クライマックスシリーズ、ダルビッシュよ肩や腰で投げると思うなよ。キミのいちばん強いところ、そうだ、ツラの皮で投げてくれ。

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呂律(ろれつ)

2009-03-30 00:47:34 | プロ野球

ローレルゲレイロ、ローレルゲレイロ、ローレルゲレイロ、ローレルゲレイロ…って5回ぐらい連続でハイスピード連呼するとかなり舌がロレロレしますな。

キングヘイロー産駒、父子2代のGⅠ高松宮記念制覇。いま考えると、自身の競走生活は血統があまりに純良過ぎ輝かし過ぎて、適距離適条件をつかむのに手間取った感のあるお父さん、遺伝子で息子に直伝する級の、疑問の余地なしバリバリのスプリンターだったわけですね。

カワカミプリンセスの06年オークス・秋華賞などの活躍で、満14歳になる今季も種牡馬として人気を集めていると聞くキングヘイロー、35月は本業でエンジン全開の日々でしょうが、息子の朗報に「ワタシのときより余裕で勝ってどうする、せめて写真にしろ写真に」と苦笑しているかもしれません(なぜかソフトバンクCMの“お父さん”の声で脳内再生)。

ローレルゲレイロと言えば06年、26月函館でのデビューで、同地の2Sでも2着、暮れのGⅠ朝日杯フューチュリティSでも2着と好走していました。比較的早い時期から能力を出し、勝ちきれずとも高めの能力を安定して維持、古馬になってからももう一段奥行きがある。成長曲線も親父似のタイプ。それにしても晴天の芝に青鹿毛は見映えがするなぁ。

ロレちゃんがデビューした当初、名前から安直に、サクラローレル産駒だと思い込んでいて、「にしては仕上がり早で素軽いな」と、かなり長いこと怪訝に思っていたことは内緒です(書いちゃった)。

さてと、今日ぐらいで週間報道番組のWBC狂奏曲は終息するかな。この一週間はまったく辟易しましたねぇ。好きか嫌いかで言えば、野球単体ならはっきり好きなほうに属するのに、何が辟易するって報道の地合いが“「日本全土が熱狂した」「全国民が感動した」「観た人すべてが勇気をもらった」と信じて疑わない、疑わせない”風圧なのにほとほと参りました。

近年のオリンピックの、野球以外で日本人選手がメダルを争った種目より救いようがなかった気がします。皮膚感覚としては同じ4年に一度の、サッカーW杯すら遥かに上回る息苦しさでした。やはり“日本が優勝しそう、できそう”となると、観るスポーツとしての醍醐味、お祭り感ともに、別建てで体温血圧上昇しちゃうんでしょうね。まして2連覇がかかっている。ラウンド勝ち上がりの仕組みとか投球数制限とか、USA基準でわけわからないローカルルールにがんじがらめな、どう考えてもせせこましいけちくさい大会だったのに。

間違いなく熱狂して感動して、勇気をもらっていたのは独占生中継したTBSと系列局、及び関係者だけだったんじゃないかな。勇気や感動なんかより、“経済効果”に真っ先に陶然となる奴ら。彼らが言う“日本全土”“全国民”の中に、月河は断じて入ってないぞ。勇気なんて他人からもらうもんじゃないしましてTVの向こうの、アホみたく高給取りの野球選手なんかから、勇気のユの字ももらってたまるか。

勇気ってのは誰の力も借りず自分ひとりきりで、何もない、草木一本生えないまっさらの荒野から掻き集めふるい立てて、自分で火をつけて、天まで地の果てまで燃やすものなんだ。

そもそも2009年の日本で“侍(さむらい)”を名乗るのは『シンケンジャー』限定にすべし

しかし、気がつけばローレルゲレイロの“ローレル”は、当然優勝者の月桂冠、“ゲレイロ”はポルトガル語で“戦士”の意味だそうです。しかもアナタ、15番人気で3着に飛び込んだのは“ソルジャー”ズソング。複勝ワイド2135,960円。地味にサイン馬券だったかも。こんなんで取ったと思いたくないな(取れてないか)。

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ああ光りあり青春の

2008-08-04 20:02:58 | プロ野球

出がけNHK総合をつけたら、もう高校野球のシーズンなんですね。そう言えば、今年は北京五輪とのかね合いで、例年より日程が早めに組まれていると聞いた記憶があるようなないような。

高校野球をもうやってたことにもびっくりしましたが、常総学院の監督がまだ木内幸男さんだったことに二度びっくり。確か03年夏の大会前に勇退を発表、見事全国優勝で飾られたはず。現場復帰されたんですね。赫赫たる実績を関係者が放っとかなかったということなのかな。77歳だそうです。堂々の後期高齢者。いいのか。甲子園のベンチの中って38℃ぐらいになるらしいですよ。

お元気で、お孫さん世代の部員たち相手に指導意欲も衰えないのは結構なことですが、77歳をまだ働かせるか。後進は育っておらんのか。

んで、常総の主戦島田隼斗投手が、87年夏、常総学院初出場で準優勝(現・中日の立浪選手が主将をつとめたPL学園が優勝)時の島田直也投手のジュニアと聞いて三度めのびっくり。

あの年は夏休み返上でフル出勤していたら、強烈にお腹に来る風邪を引いてしまい、無念の寝たきりナチュラル夏休みとなって、延々寝床で夏の甲子園を見ていた日々。上位ラウンドまで勝ち上がった学校の校歌は何度も聞きましたから、歌詞まで覚えちゃった曲もあったもの。

島田直也投手も結構鮮明に覚えていますね。いまにして思えば、木内監督好みのスレンダーで敏捷な野手型体型で、お顔も小動物系で、この年の甲子園ヒーローとしてはPL立浪、帝京芝草辺りと並ぶギャル人気でした。卒業後は日本ハムに指名され入団、その後幾つかのチームを転戦されましたが、持ち前のキレあるスライダーを武器に中継ぎとしてかなり重用されたんじゃないでしょうか。もう甲子園エースのお父さんとは。ご結婚もキレよく早めに決めたんでしょうな。

今日の試合結果は残念ながら関東一高に153で完敗。77歳お疲れさまでした。もう少し甲子園で試合したかったかな。試合後の恒例インタビューは出がけだったので背中で音声だけ聴く格好になりましたが、木内監督「島田(隼斗選手)は野手志望だったのだが、自分にお父さん(直也さん)のイメージがあり過ぎてピッチャーにしてしまった。でもハート(根性、度胸)がピッチャーのそれになっていなかった。ハートの育て方の失敗です」みたいなことを語っておられたようです。

思うに、木内さんという人、ご本人の持ち運が強すぎて、ときに選手たちのそれを食ってしまうことがあるのではないかな。“勝負師度”の高い職種、競馬の騎手なんかにたまさかいるのです。武豊騎手など、技量とは別にご本人の持てる強運が圧倒的なため、組んだ馬のほうが残念な結末になったことも数知れない。

プロ球界で言えばイチロー選手。個人記録は着々と塗り替えているのに、チームの結果につながりません。奇しくもお二方とも、結婚時週刊誌を騒がせたほどの美人妻(武夫人は元アイドルの佐野量子さん、イチロー夫人は福島弓子元アナ)をお持ちなのにお子さんはない。

強い監督、結果を出している指揮官につくことが、即、選手にとって良い結果を呼ぶかどうかは何とも言えませんね。月河には直球“親世代”になる木内さん、周囲からは慰留されるかもしれませんが、もうご自身と、球児たちの“母親”役として伴走して下さった奥様のためだけに“運”を使ってもいい時期だと思います。

『白と黒』は第6週、26話へ。昨日「息を詰めてじわじわ頂上に向かう昇り勾配や、一気に突き落とされる下りがなく語り口が平坦」と書いたばかりですが、今日の、礼子(西原亜希さん)が良かれと思ってその場しのぎについた嘘や隠し事でどんどん隘路に追い込まれて行くくだりはなかなか見応えがありました。

しかも礼子の章吾(小林且弥さん)への嘘は、自分では“桐生家の平和を乱さないため”と思っていますが、結局は聖人(佐藤智仁さん)を守る、立てるため、聖人の意を汲むための嘘になっている。

おまけに章吾が、善人だから正直だからと言ってしまえばそれまでながら、嘘を嘘、隠し事を隠し事としてしか捉えられず、「礼子ほどのまじめ人間が、隠し事をするということは、よほどの事情があるのだろう」「打ち明けさせて善処してやることはできないか」とは考えない男なのが、ますます礼子を逃げ場のない袋小路に追い込んでいる。

聖人の関心が当初の研究機密盗み出しから、徐々に礼子に傾いていることを察したサリナ(スタイル抜群でドラマの華・桂亜沙美さん)「世界一周しよう、気にいった国に落ち着こうって前、言ってたジャン?旭川(←サリナの生まれ故郷)行かない?いーいトコだよー」の後の淋しげな表情がよかった。わはは、ご近所ですサリナちゃん。聖人が礼子に本気になってかないとドラマ動かないけど、サリナを使うだけ使って、手酷く捨てたりはしないでね。

昨日の記事で触れそびれましたが、25話ではタイトル映像が冒頭に挿入されず、キャストスタッフクレジットも“エンディング”に近い箇所に流れるなど、さりげなくタイトルでも冒険しているのもこのドラマの興味深いところです。“ルーティン”“習慣”視聴が圧倒的に多いと思われる昼帯で、あえてオープニングタイトル→クレジット→提供ベース→CM→本編…という流れを“お決まり”にしない、視聴者から毎話緊張感を失わせないという姿勢が、ドラマ本体の充実につながってくれればいいのですが。

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雨月ものがたり

2007-06-24 21:17:53 | プロ野球

 GⅠ馬たちの華麗なる競演にしては、雨に祟られてしまった宝塚記念。耳はラジオで甲子園の阪神×日本ハム戦を聴きながらの観戦でしたが、時間帯によってはかなり雨足が強かったようです。

 芝はどうにか稍重までで踏み止まってくれたものの、アドマイヤムーンが来ちゃった。うーんやっぱりエンドスウィープの重適性がまさったか。

 月河はアドマイヤ軍団3頭出し中のいちばん人気薄を狙って、アドマイヤフジ軸で玉砕。一応終いまでしっかり伸びてはきたけど、前に割って入るか!?突き抜けるかっ!くゎぁぁぁ!!ってチカラ入るところまでは、一度もいかなかったな。ポップロックには先着してほしかった。いちばん大敗しなさげなメイショウサムソンをワイドにからめたので、3着なら少し回収できたのに。

 アドマイヤ“富士”が命名としては正しいのでしょうが、“藤”と読めば当地ではいま見頃です。チアズ“スミレ”の息子マイソールサウンドといい“花組”を追いかけていたら“月組”に来られちゃったという、今年の宝塚。

 直線の入口ではものすごい喚声が上がってましたね。天気には恵まれなかったけど、入場人員どれくらい行ったのかな。ローエングリン、アドマイヤメイン、アサクサキングスと前へ行った順にハケて行って、カワカミプリンセス、サムソン、ムーン、最内ウオッカ、続くシャドウゲイト、コスモバルク。全員、国内外のGⅠ持ち。すごいなぁ。やっぱり、観るレースでしたねコレ。買っちゃいかんかった。あとの祭り。

 ちょっとの間だったけど“紅2点”同士で決まるか?と思った瞬間もありました。

 ウオッカは、雨馬場どうこうより、テンション上がりすぎでしたね。有利と見られていた軽量51㌔も、結果、むしろ災いしたぐらいじゃないかな。前走比で4㌔軽い、と言うより、デビューしてこのかた、この軽さで競馬したことないわけですよ「あ、なんかワタシいつもにまして天才かも♪」ってルンルン行っちゃったんだね。

 馬券は抜きにして、今回いちばん注目していたのはカワカミプリンセス。武幸四郎騎手が今度こそ手の内に入れたかどうかを見たかったのですが、雨のせいもあり、また何とも言えないまま終わってしまいました。先頭に立つのが早過ぎたし、道中どこを切ってもイメージより1~2頭前めなんだな。

 前が飛ばして早々退がってくる今日の展開では仕方がない部分もありますが、コレ、牡馬の、それも相当強い馬の乗り方ですよね。結果、6着に踏ん張っているだけに、もうちょっと大事に脚を使ってもらいたかった気も。

 ダイワメジャーは距離より、馬体重マイナス16㌔が正直に出てしまいました。情報によるとお腹がPちゃんだったみたいです。ウオッカと並んで上がって行くとき、何かと接触してガツンと後ろに下がる不利もあり、すわ故障?とヒヤッとしたぐらいですが、立て直して追ってたようなのでひと安心。

 でも展開も含めて、今日はメジャーの日ではなかった感じ。負けたから言うわけじゃないけど、彼に限らず栗毛くんは、やはり晴れの日差しの下でこそな気がします。

 斯くして競馬も1年の折り返し。

 ラジオに集中してみれば日本ハム、昨日に続いて連勝。交流戦を通じて、万全ではない投手陣がよく持ちこたえてくれたなという印象です。セ・パ交流戦も、雨で流れていた横浜戦1戦を残すのみとなりました。

 これからは日一日と昼が短くなります。

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“並み”じゃない

2007-01-21 18:20:14 | プロ野球

贔屓のマヤノトップガン産駒に大物3歳が現われました。オーシャンエイプス、20日(土)の京都6R芝外千八を8馬身差圧勝。馬体486キロ余裕残し、というかまだタポタポのユルユルで、まとまってきたらどれくらい走るんだ、という未知数の魅力十分です。これからクラシック路線に向けて稽古を詰めていくなら余裕がないよりあるほうがいいに決まっているので、現時点では心配していないのですが、気になる点の一つは全国的に温暖化著しい冬とは言え、馬場の固い時期、大っ跳びの大型馬の芝デビューが先に行って足元にどうかということ。

もう一つ、月河が個人的に気に食わないのが、鞍上が調教から武豊騎手だということです。厩舎関係者の期待の大きさの反映でしょうが、とにかく月河の競馬は武豊を切る所からすべてが始まるのです。それを別としても、父のマヤノトップガン様(←様付け。何が悪い!)は武豊騎手に乗り捨てられてから、乗り捨てられたからこそ開花した馬でした。

95年菊花賞、有馬記念を連勝し年度代表馬に選ばれて、翌春から復帰ナリタブライアンの屋根におさまっていたかつての主戦に「あの馬がここまでになるなんてとても予想できなかった」と言わしめた、奥行きが無いようで有る、粘りも無さそうで結構ある、あるかと思えば無いこともある、意外性と掴みどころのなさがガン様の身上です。子供たちにも、できればこのキャラでGⅠ馬になってほしいんですよね。単賞1倍台、各紙グリグリ◎満載で持ったまま圧勝なんてのは、嬉しいようで、微量つまらない。

まぁ豊騎手には毎年クラシック路線のお手馬が山ほど出てくるので、エイプスくんが本番まで彼に選ばれ続けるとは思えないのですが、あんまり晴れ舞台に縁の薄い地味~な騎手への手替わりも、それはそれでオモシロクない。

個人的には、幸四郎くんどうでしょう。…“どうでしょう”って誰に振ってるのか自分でもわかりませんけど、ガン様のいいところだけ受け継いだ孝行息子が出るとしたら、絶対幸四郎くんと手が合うと思うんです。

“オーシャンエイプス”の名は映画にもなった“海猿”にちなんだのでしょうが、エイプスくん、圧勝デビューの2着にはタマモ“ウェーヴ”、3着にはスーパー“ウェーブ”を連れて来ました。SHINJOじゃありませんが、何かを「オレ、持ってるわ」なヤツかもしれません。

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