イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

貧乏でかわいそうな女

2007-10-31 20:44:49 | CM

ネプチューン原田泰造さんのCMで名前を覚えたAsahi“あじわい”、今日コンビニでおつまみ付きで売っているのを見つけたので早速1缶飲んでみましたが、同社の香取慎吾くん押し“極旨”同様、なんか薄ら甘い

Asahiの同系列で言えば“新生”“新生3(スリー)”にも共通する薄らネチョ甘さ。

好みもあるでしょうが、泡系のアルコールに月河が求める、ぷっはー飲みつつほんのり眉間に皺が寄る“大人なホロ苦さ”“すっぱりキレ感”が感じられない。

ちょっと“飲みやすさ”にこだわり間口を広げすぎハードルを下げすぎたかな。

もうAsahiはビールのスーパードライ、発泡酒“贅沢日和”、新ジャンル“ぐびなま”以外作らなくていいと思う。

付録のおつまみ“えび味つぶ餅”は美味しくいただきました。ただ、餅米系の乾きもんは歯にくっつくんだな。

そう言えばSAPPORO“生絞り”の、室井滋さんもたいまさこさん小林聡美さんのなんちゃらドラマトリオCM押し“みがき麦”も先日1缶試飲。

一言「前からの“生絞り”とどこが違うんだ」

缶をツヤ消しオフホワイトにして、トップをゴールドにしただけ。原量麦類の国際的高騰に伴う来年からの値上げ対策に、外観のグレードを上げただけじゃないかと勘ぐりたくもなります。

SAPPOROもビールのCLASSICと新ジャンルWDRYだけ売ってればいいな。

あとSUNTORY“金麦”。これだけあればコンビニの冷蔵ケース、外れを引くことなく十分だと思います。

『愛の迷宮』22話は、子世代主役に話が移ってなんだか気だての良さが取りえの体当たり二枚目半ガール(ゆりあ=黒川芽以さん)と心を閉ざした孤独な金持ち王子さま(拓真=阿部進之介さん)との安めのラブコメみたいな展開になってますが、気ぃ遣いの次男坊なばっかりに日の当たらない立場に甘んじているもうひとりの王子さま(春樹=河合龍之介さん)が、建築専門学校の掲示板前で出会ったときから“好きだよ光線”出しまくりなのに全然琴線に触れた様子がなく、拓真のことしか考えてない、見えてない、話題にしないゆりあがじれったく、かすかにだけど悲劇の萌芽を感じる。

春樹で満足しておけば幸せの近道かもしれないし、逆に期せずして拓真に“点火”できる可能性もあるのにね。胸を打つドラマになるためにはこういう“惜しさ”“もったいなさ”が絶対必須です。

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三宅さんのご意見は

2007-10-30 16:53:59 | コスメ・ファッション

昨日(29日)の国会証人喚問、守屋武昌・前防衛省事務次官のあの髪型をツッコむ人は誰も居なかったんでしょうか。

2年前話題をまいた姉歯建築士ほどの“100人見たら100人が怪しむ”アンナチュラルっぷりじゃないけど、色ツヤの“見よい黒々”度合いといい、もともと相当強い癖っ毛にトルネード逆回転かけたようなきっついウェーブ具合といい、バストアップのたびに『たかじんのそこまで言って委員会』28日放送で橋下徹弁護士が言っていた2年間のプログラムでアタマにベンツ1台載る」というフレーズが脳裏をよぎってしょうがなかったんですが。63歳。どうでしょう。「どうでしょう」ってこともないですけど。

男性の頭部を見る場合、よく言われる“生え際の不分明さ”“分け目の不自然さ”より月河が重視するのは、クチや目周り、耳の付け根などの皮膚のたるみ、しぼみ、毛穴の弛緩具合と頭髪の分量・生え方の勢い・色ツヤのミスマッチです。要するに“顔が実年齢相応かそれ以上に老けているわりに、頭髪だけ不釣合いに若々しい”場合は、かなりの確率で“何かやってる”

女性と異なり男性は、頭髪の加齢に神経質かつジタバタ抗戦的な人でも、顔のしわやシミ、たるみ等には驚くほど寛容というか全面降伏なことが多いものです。手鏡やコンパクトで、髪型込みで顔のどアップチェックする習慣がないためでしょう。男性で手鏡携えてると言えば例のミラーマン氏ぐらいなもの。

まぁ頭髪とか容姿的なことにあんまりイビリ入れたくないですけどね。髪だけそんなに必死に加齢隠してどうするっていう、お洒落センスと言うより生き方、生き方の見せ方みたいなもののセンスの問題なので、突き詰めれば「自分が気の済むようにやればいい」って結論になりますから。他人はそんなにあんたのこと見てないよ、と。

何かやったらやったほうがかえって気にしてる所にヘンな視線集めてヤブヘビだよ、と。

ただ、TV音声で黙って聞いてると、ゴルフにしても旅行・飲食にしても“自前で払う”ってことが鐚一文念頭にない人らしいんで。ベンツ1台。ちょっと可能性として気にかけてみました。

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バナナチェアーに西瓜テーブル

2007-10-29 20:58:56 | アニメ・コミック・ゲーム

5週に入った『愛の迷宮』、先週18話から子供たちが20代に成長した第三部に入って、2人の成人息子の母となった可奈子(高橋かおりさん)が髪型から何から一・二部の昭和40年代篇より若く見えるとか、光男(保阪尚希さん)に至っては眼鏡で無理矢理老けさしてるだけで依然アタマ茶髪でツンツンで、息子2人(阿部進之介さん・河合龍之介さん)と会議室で3ショットになった19話の会議室シーンなど、ほとんど『新春スターかくし芸大会』のコントドラマみたいだとか、まぁいろいろ「つつつっ」と顔を被いたくなる難題は抱えています。

そういう視聴上の難題をエイッと跳び越える“想像力のエクササイズ”を含めて昼帯視聴の味なわけでね。この方面ではさほど心配はしていません。

脱線ですが、その伝で行くと、やはり光男父・光吉役の横内正さんは“老け”の見せ方に一日も二日もの長がありますね。第三部では会長に退いており、18話で光男の社長室に入ってくる1シーンしかまだ登場がありませんが、14年経過した老けをメイクや白髪ヅラのみに頼らない、歩き方や、話しかけるときの首の振り向け方の速度などでちゃんと表現されていました。

気がかりなのは、光男が祐子をレイプして孕ませた子(?)・ゆりあ(黒川芽以さん)中心に、“建築設計の才能”をめぐる話が派生していきそうなこと。

本当の父親は誰なのかという出生の問題にもかかわるだけに、飾り扱いで終わるモチーフにはなりそうもない。

しかしドラマで“芸術的才能”、特に絵心系“造形芸術”をモチーフにとると、大体すべることが多いのです。

案の定、19話でゆりあが“建築設計コンクール”(←なんちゅうアバウトなタイトル)に応募した邸宅と庭のパースも、光男が初見で「まるでシロウトだな」と切って捨てたのがむしろ当然に思える、映った途端「ぷっはーっ」と来る噴飯ものでした。

小学生拓真(石井千也くん)と小学生ゆりあ(兼尾瑞穂さん)が「絵が上手なのね」「できたっ」なんつって夢の家の絵を描いてプレゼントしたりしてるうちはまだよかった。才能ったって子供の話、子供の絵ですからね。

小学生ゆりあ担当の兼尾瑞穂ちゃんは、台詞言いは硬めだったけど、スケッチブックを抱えて歩く姿が絵になっていた。スケッチブックって、意外に似合う/似合わないが分かれるアイテムです。

黒川さんの成人ゆりあは、元気いっぱいで健康的で前向きでかわいいけど、スケッチブックが似合うための条件である“はかなさ”“内省”の翳りがないのです。

もうひとつこのドラマで気になるのは“組織”“企業”の扱いが、悲しくなるほど杜撰なこと。

今日、ゆりあが意を決して小学生時代の王子様を求め本社を訪ねて行くシーンでビル前の看板“株式会社 鮎川コンツェルン”

いくらなんでもアバウト過ぎだろう。カルテル・トラスト・コンツェルンって、中学校の社会科ですら習ったよ。多業種の企業の複合体をコンツェルンって言うんでしょうが。中核は何より金融、銀行業のはず。

この“コンツェルン”、いままで“建物を建てる”以外の業務の話題が匂わされたことさえありません。

19話で、ゆりあがルームシェアの高校時代からの女友達・久美子(アラレちゃん眼鏡がお似合い菜葉菜さん)に「このコンクール、鮎川コンツェルンの主催なの」と言うと、久美子が「えッアユカワって、あの大企業の?」とリアクションしたのには、ほとんど崩れました。ダイキギョーって。

設定平成3年。“鮎川”を“松下”か“三井”に読み換えれば成立するか?それにしても“ダイキギョー”はないでしょう。もう、記号的を通り越して、放り投げてる感じ。この場面の流れなら久美子にせめて「あの大手建設会社のグループ?」ぐらい言わせられなかったものか。

“身分違い”“セレブ”感を出すためこその設定であるはず。ゆりあを建築家志望に描くなら、“大手ゼネコン”でよかったんじゃないかと思うんですが“コンツェルン”を冠することで、無理矢理感と漠然感だけがいや増しになってしまった。

いま考えると奥寺“インターナショナル”を名乗らせて、「元・奥寺“商会”だったのを通信事業、IT、ナノテクなど、“いま流行り”の業種に次々拡大している」というサイドストーリーを付け、三代目ボンボン社長のアホ感バブリー感を醸し出すことに成功していた『金色の翼』は言葉のセンス、ネーミングセンスにおいて格段の差があったなと思います。

ちょっと嬉しかったのは、その鮎川コンツェルンの本社ビル仰角全景が、03『仮面ライダー555のスマートブレイン社にも、同年『共犯者』(日本テレビ系、浅野温子さん・三上博史さん)のGSカード本社にも見えたこと。

撮影協力のクレジットで確認しようにも、両方とも録画保存してないんですよ。無念。

まぁ、確認したからどうかなるってもんでもないんですけどね。

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くぁぁーーっ!

2007-10-28 20:52:32 | スポーツ

日曜朝のFMラジオはダラめな番組しかないので、今日はチューナーをTV音声チャンネルにしていたら、地上波NHK総合でもMLBワールドシリーズ第3戦を生放送中。
 家事作業中は画面に気を取られて火の元や刃物の扱いがおろそかにならないよう、TVは絶対につけないようにしていますが、今日は解説の梨田昌孝さんと長谷川滋利さんの話が、試合の映像の数倍おもしろかった。

3戦の舞台となっているコロラド・ロッキーズ本拠地デンバーのクアーズフィールド(←しかし、聞いただけで強烈にビール飲みたくなる球場名)は“標高1マイル(=約1,609メートル)の高地にあり、気圧の低さと乾燥した空気で、とにかくボールが飛ぶ。バッターが打った打球も飛ぶけど、ピッチャーの“落ちる球”もあんまり落ちず、高めに浮いて落差が出ないことが多いので、タテよりヨコ変化のスライダー系を得意とするピッチャーが良績を上げやすい。

ロッキーズがここをホームグラウンドに定めた95年以降、被本塁打の多さに悲鳴を上げて、何とかせねばならんと対策をこらし、ホームゲーム開催の前日から使用ボールをワインセラーに保管して湿度を補い飛距離を抑えたという話は有名ですが、ピッチャー陣もゴロを多く打たせるピッチングに切り替えるなど工夫して、かつての本塁打量産球場も、ここ10年ほどはアーチ減少傾向らしい。

しかしメジャー投手経験9年の長谷川さん曰く「それでも飛びます」

実況の森中直樹アナが「デンバーでゴルフをやると15ヤードから20ヤードは(飛距離が)違うそうですが」と水を向けると、長谷川さん「だから、ゴルフやるのが嫌になりますよ。(デンバーのあと、デンバー以外の)他の場所に行くとね」。

「あんまり飛ぶのでコントロールがきかないから、かえってスコアがまとまらない。たくさん飛ばせれば気持ちいいって人はいいでしょうけど」に、梨田さんが「ボクなんかはそのクチですね」「今度ぜひ一度お願いします」。

………梨田、早く北海道来て火噴いて働け(←来季から北海道日本ハムファイターズ監督)。

あと、ボストンレッドソックス岡島投手の登板前に、長谷川さんが「メジャーの監督は、中継ぎやショートリリーフ担当のピッチャーは短いイニングしか投げないから連投させても平気だと思ってる人が多い」

大概ランナーを背負った場面で、あと一つ、あるいは二つアウトを絶対取ってくれという仕事を任される救援投手は、球数は少なくてもものすごい疲労を強いられるのに、メジャーの監督の多くはそう思ってくれない、というんですね。

「ボクなんか特に、球が遅いからそんなに疲れないだろう、と思われるんです」

…吉本興業スポーツ部・長谷川さん得意の自虐ネタ。

放送席でこの話題が出た1時間半ぐらい後に岡島投手が26日の第2戦に続いて登板、いきなり3ラン打たれてましたね。その後味方が4点追加してくれて事なきを得ましたが。

やはりリリーヴァーには、球威よりスピードより、ハートの強さが必須のようです。

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まるでシロウトだな

2007-10-27 22:46:21 | テレビ番組

昨日26日(金)で4週を消化した『愛の迷宮』は少し嫌な予感がしてきました。

ストーリーがまことにマンネリではありますが、それは別に心配ではないのです。

純粋にお芸術として提示され評価される純文学小説などなら別でしょうが、本来娯楽のフィクションに、オリジナル真っさらさらの、ド斬新なストーリーなんて必要ないし、誰も求めてないと思う。

昔観た映画、読んだ漫画、新聞や週刊誌の三面記事、ワイドショーバラエティの再現V、職場の給湯室や親戚の集まりで聞いた誰某さんの噂話など“どこかで見た事聞いたことのある”話だから、居もしない架空の人物の、ありもしないすったもんだに一緒に喜怒哀楽できるのです。

メニューは年中みんなが大好きなオムライス、カレーライス、牛丼でいいのです。

ただ食材選び、調理と味付け、器や盛り付けがその都度工夫を凝らしてあれば「また牛丼かよ」と文句言われることはないと思う。賞味期限寸前の細切れ肉を使うのか、ブランド黒毛和牛か、はたまたブランドを偽装したヤツか。牛丼の格好だけしていればいいエイヤッのやっつけ仕事か、料理本首っ引きでグラム単位まで測って恐る恐る作るのか。

要は「いろんな所で何度も牛丼を食べたけど、ここで食べさせてくれる牛丼がやっぱりいちばん美味しいね」と言ってもらえるための努力研鑽を惜しまないかどうか。それに尽きます。

このドラマの心配の種は他にあるのですが、それはまた後日。

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