イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

平成最後の正月なので ~ザクザク、トットッ、シュワーー~

2019-01-05 13:43:12 | 

 年末年始を挟んで、今年は歯の治療中でもないし、冬スタートが暖かめで坐骨神経痛もいまのところおとなしいし、消炎鎮痛剤や抗ヒスタミン薬の痛み止めのお世話になることもないから良かろう・・と、バーボンソーダ解禁決定。

 コンビニで久々に氷と強炭酸を買って、深いグラスにザクザク入れてバーボンをトットッ、炭酸をシュワーーー、チャリッと混ぜて、いや~~いつ以来か思い出せない至福の味だわーと思ったら、舐めた程度でもう回ってしまいました。(#^^#)

 バーボンウイスキーは基本、甘いので、炭酸で敢えて尖んがらからせるのは、“邪道の王道”というところでしょうか。

 暑い日の仕事終わりもここ何年かはA―ルフリーかDライゼロばっかりで、いつだったか缶チュー“ほろよい”シリーズのカシスオレンジサワーっちゅうやつを「飲みやすっ」とジュースみたいにクイクイ飲んじゃったら、字面通りのジュースのような甘さと度数3パーセントの口当たり詐欺(!)に引っかかって、もろに頭の芯に数時間ネジ回しが入ったみたいになったので、甘い酒と炭酸のコンビネーションは悪の同盟であるからしてゆめゆめ騙されるまいぞ!と思っていましたが、甘くてもやっぱりバーボンは別腹ですな。

 お酒の棚のウイスキーコーナーも久しく覗いていませんが、映画『スティング』の1シーンの映り込みで知ったエズラ・ブルックスとか、スティーヴン・キング『Apt Pupil(邦題:ゴールデンボーイ)』に不気味に出てきたAAことエンシェント・エイジとか、ショップに行ったらまだ買えるかしら。

 素朴なというか、カントリー風味全開なラベルを並べて見るだけでも楽しいんですよね、ケンタッキー・ストレートバーボン。この次解禁するのはいつかわからないけど。

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虹だ。

2017-04-30 00:46:09 | 

 東京・赤坂すずふり亭(@『ひよっこ』)シェフこと佐々木蔵之介さんの「オレ、これいいや~」という、さりげなくものすごいチャレンジングなフレーズに惹かれたわけじゃありませんが、最近SUNTORY  ALL-Free(オールフリー)をリピートしています。

 これがリリースされた当初、確か6~7年前で三浦友和さんと榮倉奈々さんがCMをやっていた頃だと思いますが、アルコール0.00%のみならずカロリーも糖質もゼロって健康的過ぎるだろ、健康的なモノが美味いわけはないわいと、タカをくくりながら試飲してみたら(試飲自体タイヘンだったんですよ。世の中健康的を好きな人がよほど多かったと見えて、発売早々ソールドアウトで一か月ぐらい店頭から消えたんです)、案の定というか月河としては「そうだよそうですよ、健康的とくりゃこうでなくっちゃ」と心から安堵する、あからさまな直球な不味さ。いやいまとなっては失礼な話だけど、うすら甘いわ化学薬品臭いわ、泡はすぐへたれるわで、こりゃいくら世間で人気でも熨斗つけてお返ししますという感じしか持てませんでした。

 しかしその後月河も周辺も環境が激変。アルコール0.00%のありがたみが切々と身にしみる様になり、一昨年ぐらいから、それまではSUNTORY金麦かKIRIN淡麗生グリーンを飲んでたような場面で、アサヒドライゼロ一択になりました。飽きるとときどきドライゼロブラックにしたり。同ジャンルの中では、化学薬品っぽさの少ない素直な味で、ブラックのほどよい”濃エグ”味も含めて、あまり”健康的の押し売り”感がないのが結構気に入ってました。

 そんなとき、上述のすずふり亭シェフの「これ”で”いいや~」を聞いて、おぉ何と大胆に”攻めてる”CMだろう!と思って再度試飲しました。缶の左肩に「旨味アップ!」の赤いタスキがけ。白地基調の缶の質感も、もとはつや消しマット仕上げだったのがツルッとなってます。

 飲むと・・アレ?あのうすら甘みがない?後くちがホロ苦く本物っぽくなってる?アレレ、泡もしっかり立っててサイダーみたいにプチパチ消えなくなってるよ??と、想定外の驚きの連続。

 ソールドアウトで軽く騒ぎになった頃から、月河のように興味本位の「どうせ」とタカくくったヨコシマな客の所感にも耳傾けて、聞けば6度めか7度めの製法リニューアルだそうです。ソールドアウトになるということは、「美味ければ飲みたい」という潜在リピーターが多かったという事で、期待に応えて洗練に洗練を重ねて、この月河をして「これだけ味レベル上がってるなら、もはや健康的である必要なくね?」と思わせる出来になりました。

 満足すると満足なままずーーっと行けばいいのに、”泡系”飲料に関しては根が滅法ヨコシマな月河は今日、ライバルのSAPPORO+(プラス)を買って浮気してみました。同じ0.00%、カロリー糖質プリン体ゼロ。

 ・・・・やっぱり浮気は浮気でした。旨味もホロ苦さも薄っすーい。この分野ではやはりALL-Freeに一日の長があるようです。リニューアル前に、発売いきなりソールドアウトは伊達ではなかった。

 しかし、すでに「Alc0.00%を前提にした生活」に慣れてしまっているからふだんは何とも思いませんが、カロリーも0、糖質も0、プリン体も0ってなると「自分は、いったい何に100円少々のおカネを払っているんだろうか」と、ふとした拍子に妙な疑問を感じる事もあります。そんなに火を噴いて死に物狂いでゼロにしなきゃならないほど悪者だったのか、カロリー糖質プリン体。あとAlc。これらがぜんぶゼロで、そしてなおかつそれらをこってり含んだビールと遜色ないそっくりさん味って、「いったいコレ何で出来ているんだ?」と微妙に薄気味わるくなったりして。そっくりに似せる化学技術に払う100円少々なのか。

 それから、例のCMですが、「これでいいや~」の佐々木蔵之介さん1968(昭和43)年2月生まれ、「これがいいや」とフォローする黒木華(はる)さん1990(平成2)年3月生まれ、CM動画中では何関係の設定なんでしょうか。22歳差ですから普通に考えれば”自由なお父さんと独身の娘”ですが、「魚だけさばいてくんない?(鯛と)目が合うんだよ」と言うときの蔵之介さんが、どうも娘に頼むテンションじゃないんだな。

 年の差カップルとしたら、12歳はアリでも22歳差はちと問題なくないこともないんじゃないですか(どっちだ)。49歳蔵之介さんはべらぼうに若く見えるわけじゃないし、27歳黒木さんがどえらく所帯じみてるというわけでもない。そこらへんの腑に落ちなさ、SUNTORYのCMらしいっちゃらしいですが。

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これでEEのだ

2011-02-23 19:38:53 | 

ビール系ノンアルコールSUNTORY AllFREE(オールフリー)についてはここで書いたことありましたっけ。昨年一度試したときはノーサンキューだったのですが、最近、諸事情でのお付き合いで、再度真っさら気分で挑戦したところ、結構、誠意のある製品だったことに驚きました。

味は“間違えるほどビールそっくり”というわけではさすがにないけれど、ビール飲んでる気分になれるほどよい苦み感があるし、普通の(アルコール度数の)新ジャンルによくある、人工的に甘酸っぱいイヤな後味、粘っこさや重っぽたさもない。

総じて、SUNTORYのベーシックな長所である“原料水の良質さ”が効いているなという感じです。Alc.0.00パーセントで休肝志向に沿うだけでなく、カロリーも糖質もフリーなのも、嬉しい根性の入り方ですね。ビール各社、ノンアルコールのラベルはそれぞれ作っているようですが、当地のコンビニ冷蔵ケース内での列占有数を見る限り、SUNTORYのこれがいちばん支持されているようです。

ツヤなしマットな白壁風の地に、やはりマットな金・銀色の、控えめな大きさのロゴ。“ロゴ建蔽率の低い”風通りの良さそうな缶パケデザインも、いかにも脱力、草食系といった感じで見つけやすく、目にもやさしい。

ただしこの製品、アルコールやカロリーに関しては草食だけれど、炭酸は相当元気いっぱい「前へ前へ」です。喉ごしと後クチのさっぱりさにダマされて、ついついKIRIN淡麗グリーン的なペースで空けていると、ある時点で猛烈な満腹感が襲来します。

飲むほうでも食べるほうでも、月河の場合、身体に来る“キャパシティオーバー”の警告は、連続クシャミと大量エンドレスの鼻水なのですが、このAllFREE、思いのほか早く“来る”。

ビール以外の、甘み系のソフト泡モノ、コーラやサイダー等が不得手な月河にとっては、アルコールよりカロリーより、この、炭酸の過剰すれすれな元気さがちょっとキツかった。

でもま、車の運転をする人のお相手をするときなど、選ぶ缶の選択肢が広がったことは一応良しとしましょう。何事も経験。

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天網カイハイ

2011-01-19 23:06:22 | 

今日は少し遠出して帰宅が午後深くなったので、初めて立ち寄る市民生協の食品スーパーで食材調達。鍋もの用の厚揚げや水菜、しめじにマイタケ、椎茸のキノコ類、鶏ムネ肉にだしの素など買って、何か目新しいモノはないかな?と最終的には“泡系”の冷蔵ケースへ。笑うでない。泡系なくして何の鍋物の誉れかな。

なるほど、市民生協ではSUNTORY金麦の缶の肩に“co-op”のロゴが入ってるのね。SUNTORYと生協グループとの間に何らかの契約タイアップ関係があるのかな。

でも年明け早々だし新ラベルリリースはひと休みのシーズンか収穫無しか…と思ったら、あるもんだね初めての店に行くと初めてのラベルが。

 “快盃 kaihai350ml88円ナリ。ひえー、出先の自販機にあるコーヒーより安っすいではあーりませんか。原産国韓国というところに一抹の不安がよぎりますが、輸入者および引取先は、リキュールのマリー・ブリザールシリーズ(ホームメイド手づくりスイーツ党にはお友達ブランド)、スコッチのBELL`S、ディンプルでおなじみの日酒販(=日本酒類販売)というところに命を預けて(?)、350ml2缶ほどお試し購入。

 帰宅し1時間ほど冷やし直して試飲してみると……うーん、缶パケデザインほどシンプルな味じゃないですね。KIRIN本格〈辛口麦〉と、SAPPOROクリーミーホワイトの中間ぐらい。ちょっとしゃらくさくヒネった甘クチさと、飲んだあと少ーし考えないと浮上してこない、晦渋な苦みがあります。

 お値段とは裏腹に、かなりはっきりクセのある飲みクチで、月河としてはこれなら国産の新ジャンルのほうが、速攻スカーッの爽快さの点で上かなと思いました。

よくよく缶パケの表示栄養成分を読むと、某大手流通グループのスーパーで見つけた泡麦と、表示数値がエネルギー・蛋白質・脂質・糖質(炭水化物)・ナトリウムと全項目まるっと同じなところからして、かの国の同じ工場の同じブリュワーから、卸し先に合わせて違う缶に詰めて輸出されている可能性も。まあ何事も見て勉強、飲んで経験ですな。

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ほの字

2010-12-21 20:34:46 | 

SUNTORY新ジャンルの京都謹製シリーズ、かほりの贅沢を先日店頭で発見。

“かり”という表記を見て反射的に連想するのは“シクラメン”“竹田”か、はたまた“鳥居”かという問題はさておき(………………)、

ネット上のニュースリリースで発売告知を見かけたのが10月でしたから、11月発売の余韻の贅沢と、記憶が混じってお試し済みみたいに思い込んでたんでしょうな。

こちらは127日発売。例によって限定醸造なので、ヘタしたら店頭から消えてるところでした。ぎりぎりセーフ。

 新ジャンル既発一般ラベル比、熟成期間1.5倍長をうたっている同シリーズ、今回の売りはそれプラス“ネルソン・ソーヴィン種”という、ホップの中でも世界年間生産量中約0.03パーセントしか産出されていない稀少種を使用、とのこと。同社公式によると「白葡萄様の香りが特徴」だそうで、品種名を聞いただけでカベルネ・ソーヴィニヨンを連想しますよね。ワインなら“白(ブラン)好き”には看過できない企画ではありませんか。

 注いでみると、泡質は普通の新ジャンルですが、液色が淡めで、いかにもブランな、ビアンカな感じ。ひと月前の“余韻の贅沢”が、ちょっとビール系としてはそれこそ「色モノ?」と思えるくらい濃色だったので、イメージとしては新鮮感がありますね。

 味のほうは…うん、見た目通りの、イメージを裏切らない出来映えですよ。ビール系界の“白(ブラン)”という感じ。甘くちとか、濃厚とかの座標ではなく、“華やか”で“爽やか”。

そうですね、“ビール風味のシャンパン”、あるいは“シャンパン気分で飲むビール系”とでも言いますか。なるほど、それもそのはず、原料麦芽もフランス・シャンパーニュ地方産のそれを主に使っているそうです。

土壌が一緒だと、麦も葡萄も味が似る?というわけではたぶんなく、原材料の発泡酒・スピリッツのブレンドを、“シャンパンをイメージして”構成していったらこうなったということでしょうね。

発売をぶつけてきたシーズンがシーズンだし、女性主導の軽いノリの、マンションパーティー向きのお味です。おっさんたちオンリーで仕事の話グチグチしながら飲むのにはくっきりはっきり向かないと思います。

ビール本来の“ドライ”“ほろ苦(にが)”にこだわる人には、なんかアルコール入り炭酸ジュースみたいで物足りなく感じられるかもしれませんが、ちゃんと麦芽の味はするし、最近の新ジャンル新発ラベルにありがちな、こねくり回した人工感がないのは、個人的には気に入りました。

同社の、京都謹製“贅沢”シリーズの中では、これがいちばん好きかもしれません。“贅沢”というネーミングを、“リッチ”とか“本格”“濃い”と翻訳せず、女子のラメ入りスパンコールキラキラファッションのような“パーティー的華やかさ”と因数分解したところが、なかなか潔いと思うのです。

ただその、何だ、メインの売りであるところの、ネルソンソーヴィ何とかのホップのかほりに関しては、あまり強い印象がなかったなあ。鼻が不調だったのかしら。

そう、微妙な香りを楽しむという意味では、つまみに、あんまり味の濃いアジアンエスニックものとか、思いっきり生臭い海産干物系とかは持ってこないほうがいいかもしれませんね。

味はほぼいけるとわかったので、もう一度、今度はかほり重心で試してみたいものですが、まだ売っているかな。

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