イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

安静の大獄

2014-05-31 02:07:29 | 健康・病気

 はるか高校時代に遠因をさかのぼる脊椎の問題が久しぶりにぶりぶりとぶり返してきまして、この2か月ほど背痛と足裏の鈍痛と腰痛と・・その他もろもろ痛が居座っています。

 原因となっている椎間の問題箇所は特定できているのですが、放散痛(ほうさんつう)というのか、原因箇所から遠く離れた、赤の他人な場所が痛むという現象があり、ときたま原因の裏側=お腹のほうがずっと痛く感じられ、ひょっとして腸とか肝臓腎臓の病気じゃないかと疑いたくなることもあります。

 ところが、御本尊のL2/3、L3/4辺りを後ろ手でツンツンしてみると、「まいど!」とクソ元気な返事を、お腹も含め下半身のいろんなところに実に景気よく送ってよこすので、「やはりこたびもそのほうであったか(落」と認めないわけにはいかない。

 まだ雪深い3月に左側腹部にじわじわきて、ピーク時には左足が地面から1センチぐらいしか上がらなくなり万事休したかと思ったのが、桜前線の北上とともに軽快してきて安心しかけていたら、大型連休最終日のお昼にフライパンをこっちのコンロからあっちのコンロに移そうとしていてズリッ!と今度は右背に“来訪”。

 20年近く断続的にフォローしてもらっている整形外科ドクターの話では、「椎骨の右左にヒゲの様に神経は出ているから、これだけ椎間がうすくなっていると左右、どちら側に症状が出てもオカシクナイ」とのこと。いやもうね、左右どころか上下前後、東西南北、老若男女、晴耕雨読竜頭蛇尾、どこに出ても驚かなくなりました。

 こんなとき直球で頼りになるのはやはり痛み止め=消炎鎮痛剤で、昨年の暮れに何度目かのテーブル脚激突による足指骨折で同整形外科に駆け込んだとき、盛大に処方してもらったロキソニンが40錠ぐらいあるのですが、コレ、かなり信頼できる薬剤のプロからの情報と、月河個人の自己臨床経験を突きあわせた結果、ロキソニンは「いま激突したてのほやほやで、内出血して変色してボッコリ腫れ上がってズキズキする」的な痛みにはそれはよく効きますが、今回の様な「神経が圧迫されてあっちこっちに放散痛」といった場面にはあまり、というかほとんど、役に立ちません。

 整形外科で神経性の痛みに処方される内服薬と言えばイブプロフェンかジクロフェナク=ボルタレンにほぼ限定されるのです。

 ボルタレン、それも内服薬となると改めて処方箋もらいに診察に出向くしかありませんが、イブプロフェンなら市販薬がいろいろあります。

 いちばんポピュラーなのがエスエス製薬のイブA錠で、48錠入りで1,000円前後と価格もお手ごろ。月河も平時から常備していますが、軽くひと手間かけて検索してみると、さらにお安い“市販薬のジェネリック”みたいな薬名がネットドラッグストアに続々見つかります。

 O製薬のD錠、N薬品工業のS錠、A薬品工業のN・A錠などなど。まぁこんなネット世界の僻地中の僻地の弱小泡沫無名ブログでお薬屋さんの広報宣伝していても仕方がないので伏字にしましたが、ちょっとメジャーなネットスーパーならどこでも買えると思います。どれもイブAと同じく、2錠にイブプロフェン150㎎、その働きを助けるというアリルイソプロ・・なんちゃら尿素60㎎に無水カフェイン80㎎で寸分違わず。ショップによって期間限定で特価している銘柄が違ったりするので、必要とする時にいちばん安価になっているヤツを選んでも内容・効果は一緒です。

 そんな中、気になるヤツが目に留まりました。

 皇漢堂製薬の“アダムA錠”。

 わはは、イブがあるならアダムもあるさ。もちろん成分は思い切りよく、何のためらいもなくイブとそっくり同じです。外函の、“A”のロゴが金文字なのも同じ。

 ドラマ『相棒』シリーズにおける角田課長の愛読誌“週刊キリン芸能”、NHKの昭和もの朝ドラによく出てくる“ヒノデビール”ユニコーンビール”、あるいはいっそ『あまちゃん』におけるローカル局“岩手こっちゃこいテレビ”を思わせるこの、人を食ったような、逆に日和見なような、脱力なネーミングセンス。月河はいたく気に入りました。

 お値段も同ストア内でイブAの半額ほど。思わず買って、服み比べてしまいました。

 結果。うーーーん・・あまり違わない。当たり前か。同成分ですから。でもロキソニンよりは確かに効いてる感じがするし、これは個人差があるでしょうが、鎮痛剤にもれなくついてくる胃への悪影響も、月河にはイブプロフェンのほうがましな気がするのです。

 しかし、鎮痛剤の利き酒ならぬ“利きグスリ”してる場合ではないな。“治るまで安静”なんて贅沢はしていられないので、中腰にならないで済む掃除機を探すほうが完治への早道か。

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Hang in there! 病まない心で

2014-05-18 16:35:23 | ニュース

 この報道はちょっとびっくりしました。「今から一緒に殴りに行こうか」。昨年秋頃から週刊誌で噂になっていることは小耳にはさんだり小目にひっかかったりしていたんですけどね。

 逆に、噂が先行すると危機感持ってアーティスト本人も周囲も身ぎれいにするから、結果的に「火の無いところに煙は立たぬ」ならぬ「煙が立ったので火を消した」ってことになって週刊誌は騒ぎ損になるんじゃないかと思ったり。

 

 個人的には、“チャゲアス”時代もASKA名義のソロ時代も、曲をそれほど熱くリピートしてきた記憶はないんです。嫌いではないのですが、少ーしツボからはずれるんだな。暑苦しいまで言っちゃうと言い過ぎだけど、何かが過剰なんですよ。南国的、南日本的というのか。

 でも年代は近いので、デビュー曲『ひとり咲き』をひっさげて『夜のヒットスタジオ』に登場した頃から見てきてるっちゃー見てきてますから、なんとなく、ゆるーく「同じ時代を歩いてきた」感じはほのかにあります。

 こういうニュースになると必ず出る“(満年齢)”。56歳というのも軽く驚きでした。会社員ならもう退職勧奨世代ではないですか。過去のヒット曲や、若い後輩歌手への作詞作曲提供、プロデュース活動などで大御所的にのんびりやっていてもいいのに、敢えて新曲を作ったり、ライヴをやったり最前線に立ち続けたいと望むあまりに無理をしたのかな。

 そう言えばチャゲアスって、有名人でも一般人でも「大好き」「聴くと元気が出る」と公言するファンがとても多いわりに、誰もが知っているのはメガヒットのあのドラマ主題曲2曲と『万里の河』だけだったりする。知名度ほどには豊作ではないんですな。

 “月”つながりというわけじゃないけど月河は一時期『モーニング・ムーン』をカラオケの準定番にしていたことがあるような。♪朝焼けのベランダで 戸惑ってンえぇえぇいる~ と牧伸二さんばりに声を裏表するのが得意で。いや得意ってほどでもないが。ヤな客ですねぇ。

 もう10数年前になるか、当地のFM局にゲストインしたときにASKAさんの肉声を聞いたこともありますが、「東南アジアへ行くときには日本のミネラルウォーターとカロリーメイトを滞在日数分持って行く」なんて話もしていて、格闘家並みのガタイのわりにずいぶんとナーバスな面もあるんだな、アーティスト肌の人は内なる二極性があるってことなんだろうなと納得していました。

 ガタイを鍛えるってのもある意味ナルシシズムの表れとも言えるし、そういう“自分へ自分へ”のベクトルが、50代にして悪い方向に出てしまったのかも。自戒の意味も含めて考えると、この世代は世に出るときにはすでに社会が豊かで飽食していて、商業主義・儲け主義上等の空気の中で自分を出して評価されていくのを当然と思って育っていますから、戦後の飢餓時代、総貧乏時代を知る世代に比べるとやはりひよわで、無視されたり軽んじられたりすることに無駄にナーバスです。

 今回の報道で、別に知りたくもないのにASKAさんの本名を知りました。結構、硬めなのね。社会活動家か、政治ジャーナリスト風。九州には“宮”の付く姓の人が多いんだよと昔誰かに教わりましたが、確かに月河の狭い知人関係の中でも“宮〇”さんはほとんどご実家が西日本、もっと言えば“広島以西”出身です。

 いやしかし、もっと驚いたのは“東京湾岸署”って本当に存在するんですね。某ドラマの中だけじゃないんだ。東京都在住以外の皆さん、知ってました?

 こうなると“西部署”や“七曲署”も存在するような気がしてきました。渋谷方面、新宿方面にお住まいの有名人の皆さん、「ちょっと聞きたい事が」と何署が来るか、日帰りできる程度に、軽く何かやってみませんか。

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森あがっていきましょう

2014-05-13 21:24:53 | 再放送ドラマ

 旧聞どころかもう7年ぐらい前になります。NHKBS‐2(←このチャンネル自体すでに無くなってしまった!)で『怪奇大作戦 セカンド・ファイル』が放送されていた2007年春頃、シリーズ第3話『人喰い樹(じゅ)』を見ていて思い出した1985年のスペシャルドラマ『受胎の森』について、ここで1エントリ書いたことがありました。

 自分で自分のブログの記事を検索して確認するのも間抜けなので大体の記憶で言うと、「脚本の市川森一さんは最近はワイドショーのスタジオコメンテーター(←当然この番組も終了して久しい)としてのほうが顔と名を知られているが、月河はオリジナル『怪奇大作戦』の第8話“光る通り魔”と、この『受胎』と、2作の脚本をもって、市川さんの存在を正当としてあげてもいい」ぐらいのクソ生意気なことを吹いたんじゃないかと。なんかそんな気がします。違ったかな。

 

 その『受胎の森』が、BSCSのTBSチャンネルで今月22日(木)と来月6月14日(土)とに再放送されるとの情報がどこからともなく入ってきました。

 ともにPM9:00~の1時間50分枠なので前後編に分けてではなく、フル放送を2回やってくれるようです。

 きゃー贅沢。本放送は1985年の、確か新年度の歓送迎会・新プロジェクト立ち上げ壮行会ラッシュや、北国の遅いお花見などの“バブル期リーマン夜の生活”が一段落して、帰宅後ゆっくりTVを見られるようになった5月の、ちょうど今頃だったような記憶があるのですが、放送データを調べると6月だったようですね。

 再放送がかなうとなったら、当時のVHS録画、どうにかして保存しておきたかったなぁと、ますます切実に思います。いまのHDレコーダーのようにCMカット編集などはできない相談でしたが、当時はまだ元気だったSAISONグループの1社提供スペシャルでしたからCMの入れ方も纏まっていて、再生するたび早送りするのも簡単でした。

 最後のほうに新番組として桃井かおりさんと原田芳雄さん、名高達郎さんや佐藤友美さんらがご出演でバブリー感たっぷりな『夫婦生活』なんてドラマの番宣も入っていたのを覚えています。あぁ何故保存できなかったのだろう。

 しかもさらに悲しい事に、うちはCS環境にないので、TBSチャンネルが見られないのでした。30年近い歳月を超えて、やっと訪れた再視聴のチャンスなのになんということでしょう。

 前のエントリを書いてからの7年間に、ときたま“受胎の森”という検索ワードでうちのブログに飛んできてくれるかたもおられるようなので、可能なかたはぜひ忘れず視聴&録画してください。5月22日と6月14日ですぞ。保険として両方に録画セットしておくのだよ。天災、事件、訃報、TV放送界、何があるかわかりませんからね。

 前のエントリで記憶をたどってあらすじを書いてから、「VHSを処分してから年数がたっているので、妙な脳内リメイク・脳内編集をしている可能性もあるから、保存しているかたは“そうじゃなくてこうだよ”と遠慮なく指摘してください」と書いた記憶もあります。今般はさらにさらにご指摘のほどよろしく。

 とにかく本放送当時31歳の“元祖お嫁さんにしたい女優”竹下景子さんが美しい。“リケジョ”なんて言葉は当時はもちろんなかったのですが、「こんなに美しい人が独身で研究一筋なんて、絶対、相当なんかあっただろ」と登場即視聴者の心を揺らします。

 さらに同じく本放送当時36歳、1983年の『スチュワーデス物語』でプチブームを起こして以来バンドを率いて歌手活動もする絶好調、この85年にはNHK大河ドラマ『春の波濤』で準主役もつとめていた風間杜夫さんの、得意の“身勝手男”役ぶりも必見です。

 この二人の名前並びを見てピンときた、そう『ゲゲゲの女房』のイトツ&イカル夫妻贔屓のあなたも、絶対見なきゃ損しますよ。

 山岡久乃さん、緒形拳さん、故人となられた名優の、決して主役とテーマの邪魔をしない抑制のきいた助演ぶりも見どころです。この時代は本当にドラマがいろんな意味で本気でした。

 なんだかTBSとCSの回し者みたいな記事になってしまいましたが、これでこのドラマの視聴経験者が増えるかと思うと、自分が見られなくてもなんだか妙に嬉しくなったもので。市川森一さんも彼岸で喜んでくれていると思います。

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