イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

東京怖え~

2008-08-07 00:06:30 | お笑い

3日もさかのぼって書くほどの社会的重要度のある番組じゃないけど、やっぱり『お試しかっ!』Aniコレsummerスペシャル ”(42345~、この時期のテレ朝深夜は熱闘甲子園編成なので要注意)後半戦。なんかもう、麒麟川島も言ってたように審査員席も悪酔い気味なのか、とんでもない低得点や、嘘だろ!な高得点が連発でした。

2位に食い込んだあきげん石井のビーチヒロインは、元が女顔だしまあまあな評価かなと思いましたが、4位の山田親太朗さんは、確かに長身小顔のモデル体型ではあるけど、「笑顔がカワイイ」っちゅうよりどう見ても“サンギョーカクメイ(@炎神戦隊ゴーオンジャー)したチェリッシュの悦ちゃん”だろうよ。

MCトシ「女装は初?」に山田さん「中学生ぐらいのとき姉(山田優さん)にやられたことが1回(あります)」でモニタールームの山崎“ビヨンセ”邦生さん「何その可愛いエピソード!」のほうがうけたな。客席反応のいい、高得点出そうな人のウォーキング中、モニターを見ている杉浦太陽くん、城咲仁さんたち暫定上位組の表情がいつの間にか「ワタシよりカワイかったらヤだワ、許せないワ」ってな“ロッカールームの女子”っぽくなってて、そっちのほうがおもしろかった。

そして金字塔的ひとケタ得点(4点)を出したアップダウンのスーパーモデルは、とにかく“ビフォー”の認知度が今回出場者の中で圧倒的に低いからなぁ。低評価の理由を訊かれた客席審査員(美容学生)が「地味…」と答えていましたが、これ結構気を遣った答えだよ。前半戦のザ・たっちは、出てきた瞬間「チビコロPUFFYね」と読み筋がわかる安心感があった分の6点差でしょう。“元ネタ”選びも重要。12点と4点の差だけど。

しかしアップダウンよりどう見てもNON STYLE井上のオトナ女子大生と、元猿岩石・有吉のリア・ディゾンのほうがヤバいと思ったけどな。井上は厚底サンダルでごまかしてるだけで思いっきり骨格O脚だし、有吉は一応SHEILAさんが気遣って「脚真っ直ぐで、小顔」ってフォローしてくれてたけど、アゴとか二の腕の肉付き質感が、イヤんなるほど中年男。10年前ならまだしもよかったのにね。「(68点の評価に)いやーいい(評価だ)と思います、もともとタレントとしての人気がそこそこですから」には爆笑。“もともと”“そこそこ”「ある」と思ってたんだ。

ノンスタ井上は相方石田の、お水バイト風な極細さが“視線シェルター”になってくれて助かった。「テレ朝での初めての仕事が女装やとは思いませんでした」。わはは、『爆笑オンエアバトル』前年度チャンピオンをオンバト以外の番組で見る最初がコレとは、月河も思わなかったよ。

中川家兄はヘタに女子高生メイクとかしない素のほうが“カワイイ”キャラだしね。意外に作戦勝ちだったのは、あえて可愛くも色っぽくもないアグレッシブ挑発ウォーキングで目くらましたMCトシの“あゆ風”豹柄エロと、「軽井沢あたりにああいう若づくり4050代おばさんリアルにいる」というところに逃げ場を作った、同タカの浮腫み避暑地お嬢。激太りにさしかかった頃の天地真理さんぽかった。スタイリストさんメイクさんの仕事もさることながら“企画”の勝利(と言うよりワースト逃れ)でしょう。

芸人チームとしては、もう流れ星瀧上とかヒカリゴケ甥っ子とか、わかりやすいイケメン顔を出してくるしかないんじゃないでしょうか。瀧上はツンデレ女子ネタでは相方ちゅうえいがメロメロになるくらいの嵌まりようで、顔面だけなら文句ないのですが、最近は衣装がいつもホスト風なので、体型がわからないのが不安材料。庄司みたいだったりして。

一般俳優イケメンチームを想定するとしたら、月河はやはり特撮出身組を考えてしまいますね。いちばん最初に「女装させたい!」と思ったのが555半田健人さん。共演の溝呂木賢さんも最近作『花衣夢衣』では病弱役に合わせて細めにしていたし、2人揃ってエプロンステージをモデルウォークしてきたら、モニタールーム芸人組の「抱ける!」コールがいまから聞こえてきそう。小さいお友達の夢を壊すのか膨らませるのか。

『剣(ブレイド)』では森本亮治さんがいちばん“抱けそう”。椿隆之さん、竹財輝之助さんは細いから一見いけそうですが、頬骨とかアゴの感じが意外に難点か。むしろ“怪物・兼大人味方チーム”だった相澤一成さん、“敵怪物チーム”窪寺昭さんがいけたりして。

戦隊組では、放送時・ヴァーサスシネマDVDリリース時ともに一大センセーションを捲き起こした(?)『特捜戦隊デカレンジャー』テツ吉田友一さんと『魔法戦隊マジレンジャー』ヒカル先生市川洋介さんが双璧でしょう。吉田さんは本放送だけで二度やってるんですよね。

未見ですが『爆竜戦隊アバレンジャー』幸人さん・冨田翔さんのルーズソックス女子高生もグラフではかなりのインパクトでした。

こうして考えると、男性が女の子っぽく見せる上で、体型もですが顔なら上半分より下半分が重要なようです。繊細な顔立ちだったり、細身でも、男性は顔の鼻から下が骨っぽいとやはり塗っても“らしく”ならない。顔相学においては顔の上半分は上半身、下半分は下半身を表すと聞いたことがありますが納得です。

それにしてもこの番組、上位者の“メイクのこだわり”“ヘアスタイリングのポイント”がかなり事細かに解説されますが、コレ、実用性「どんだけ~~?」

「太めのアイラインを引き、リップはシックなベージュのグロスで知的に」「腕を組むときは下から組むほうが女性的」「女性らしいうなじは後ろ髪をアップにして後れ毛は内巻きに垂らす」なんて、モテ志向女性誌だったら改めて記事にするまでもない常識レベルですが、コレ見て真剣に録画などして参考にしようともくろんでいる男性視聴者は果たしてどれくらいいるのか。て言うかそもそも“いるだろう”と想定に入っての企画なのか。

「ボクだって本気出せばアンジャッシュ渡ぐらいには」と思っているそこのキミ、それはスイートな考えというものだよ。タカが土砂降りの汗だったのは肥満だけが理由じゃない。ヘアよりメイクよりコーディネイトより、ああ見える重要要件は、電気料金度外視・エコ無視の、ちきゅうにきびしい強烈“ライティング(照明)”だからね。

コメント
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