イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

“休”“休”“言”

2011-08-30 20:10:24 | スポーツ

公示からこっち、えらく間のない、ばたばたした代表選でしたが民主党、野田佳彦さんに決まりましたな。第2ラウンド、「“小沢まみれ鳩山まみれ”でないヤツなら誰でもいい」みたいな流れになって、砂鉄クズ鉄が磁石に集まるように、野田さん票が2倍に膨らんだのがおもしろかった。

海江田万里さんも「“小沢票の受け皿”役になるんなら出るんじゃなかった」とある時点から思っていたんじゃないでしょうか。今後政治活動を続ける限り、“小沢鳩山まみれ”の記憶は有権者について回るでしょうし、菅さんには何度頼んでも経産相辞めさしてもらえなかったし、疲れ損の汚れ損。どうせなら2回めの演説辺りで、もう1回泣いて見せればよかったのに。

閣僚としてもカンロク不足なのに…と思うような顔触れが揃いも揃った候補者5人、第1ラウンドでいきなり誰かが過半数ゲットはないだろうなと最初から思っていましたが、前誠司さん江田万里さん田佳彦さん渕澄夫さん鹿野道彦さんと、立候補届出順に並べて見ると(たぶん日本人の大半が気づくと思うけど)鹿がクツワを並べておる。

いまは遠い日々となった『霧に棲む悪魔』かと思ってしまいました(漁師の“対馬”さん、運送屋の“鹿野”さん、、全登場人物中でも数少ない“純・善人”ふたり合わせてホースとディアー)。

しかも、候補者中の他のお3方を眺めると“”“”“”と、あたかもイメージの韻を踏むがごとくどこまでも限りなく果てしないものの陳列ショーケース。

さらに“万里”なんていう、これでもかと駄目押しの字句もあったりして。

これらが束になって“馬”“鹿”を修飾しているわけです。なんと絵に描いたような。

このメンバーに“”とか“”とか“”とか“”の字を持つ名のかたが加わって、下の句の“馬”と“鹿”に乗っかったら、イメージが広がってもっとよかったのに(よくないか)。

ついでに、せっかく“”“鹿”が揃っているのだから、“”“”もいるといいですね。

”“使”もほしいし、“”“”“”もいたほうがいい。

襤褸”“”“”も欠かせないし、もちろん“”“”もいてもらうべき。

………どんだけ珍名さんばっかりの代表選だ。

馬渕さん、鹿野さん、今回は届きませんでしたが、この後、リベンジで再立候補を考えるようなことがあったら、ぜひお2人揃って出てください。いや揃って出るべきです。揃わなきゃ。クツワ並べなきゃ。

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瀬戸の花婿

2011-08-25 21:23:12 | テレビ番組

 島田紳助さんが、キャラ的にも素でも、ガラが悪くてヤクザっぽいのはいまに始まったことではなく、1980年代漫才ブームに乗ってのデビュー当時から、むしろ積極的に売りにしていたくらいだし、「“ぽい”じゃなくて本当にそのスジと付き合っていたから芸能活動やめます」と一方的に言われても、何をいまさら…という感じです。

個人的には、この人のことを、“見かけたら速攻TV切る”までに不愉快に思っていたのは、ドスと顔の利く先輩の言うこと聞くしか業界で生き残って行くすべがない、ゴミクズみたいな格下の連中を掃き溜めてプロデューサー気取りだった“ヘキサゴンファミリー”の頃がピークで、最近はお顔を見かけても「まだやってるのか『鑑定団』」、「よく飽きられないなあ『行列』」等と思うだけでした。

 M1グランプリを提唱、先輩芸人さんたちを取り込んで音頭とってくれたのは貢献だったと思いますが、それも幕を閉じたし、故・松本竜介さんとツナギを着て「走れメロス、メロスは走った」なんてやってた若かりし頃は“人のやらない事をやってやろう”という欲と自負とコンプ混じりでギラギラしていて、それなりに可愛げがあったけれど、こっちはもっとずっと昔の話。今回の記者会見もまあ、ぶっちゃけ「早くTVに出なくなってほしいと、ずっと思っていた人が、その通りにやっとこさなってくれた」というのが正直な感想でした。

 それにしても、「あー清々した」で済まされないことがある。まず、「(そのスジの偉い人にトラブル解決してもらったり、お礼かたがたメールの交換などの交流を続けていたことを)悪いことをしたとは思っていない、セーフだと思っていた」と言った上で、「(芸人、芸能人として自分は)最高にカッコ悪い終わり方」「いままで若い後輩たちに厳しいこと言ってきたから、示しをつける意味でも、いちばんカッコ悪い、厳しい処分を自分で下すと決めた」とか何とか、自分を反面教師に仕立てて後輩たちへの戒めにしたかのような物の言い方。

カッコ悪く去る、自分で自分が居られなくなる振る舞いをした人間が、居続けてがんばる人たちを縛るというのは、偉そうにもほどがあるってもんじゃないでしょうか。この世は生きている人たち、明日も明後日も1年後も10年後も生きていく気のある人たちが物事を決めて回していくべきであって、死ぬ人が死に際に「これこれこういうふうに生きろ、こういうふうに生きるな、言った通りにせよ」と言い置いて死ぬのは卑怯でずるくて醜悪です。死んだ後、生きている人たちが言った通りにしてくれているかチェックしたり駄目出したりできるわけもないのだから、自分の生きている間に自分でできるだけの事をして、死ぬときは黙って笑って(笑わなくてもいい)死ねっての。

紳助さんも、芸能で生きてきた人が芸能をやめる、つまり死に際を自分で決めたのだから、「やっていいことと悪い事の区別もつかない愚かな人間だけど今日まで可愛がってくれた先輩がた、慕ってくれた後輩、皆に感謝したい、ありがとうございました」と一礼して退場、のほうがはるかに清々したのに。“心して身を律しないとオレの様な辞めかたをしなきゃならなくなるよ後輩たち”は要らなかった。

たぶんこの人、クチさき偉そうキャラなのとは別建てで、“師になりたがる”“親分風(かぜ)、兄貴分風吹かせたがる”体質の人なのでしょう。“族”やヤンキー出身の人には多いですね。実社会に出て、これが持ち味、魅力になることもあれば、そういうのが肌に合わない人を遠ざけ結果的に孤立するもとになることもある。

おそらく大勢の後輩たちが、この人に身が縮むほどシメられたり、或るときには太っ腹にオゴってもらったりして「怖いけどいい人だ」「いい人だけど、やっぱり怖い」の間で転がされ育てられてきたはず。その結果「紳助先輩に学び、見習ってああいう生き方の芸人になろう」と思う人が多かったか、「あんなのごめんだ、オレは売れてもあんなには絶対にならない」と思う人のほうが上回ったかは、これから追々結果が出るでしょうが、去る紳助さんがもはやどうこうできることではない。

余談ですがウチの高齢家族、非高齢家族ともに、「遺言だけは絶対のこさない」と長年言っています。遺言にのっとって処理しなきゃならないほどの財産がないということもまずドンと現実としてありますが、「自分より後に生き残る連中に“遵守”“尊重”という重荷を背負わせて逝きたくない」というのが彼らの言い分。

「生きている間が人間」「死んだらぜんぶ終わり」と彼らは折りに触れて言います。「残ったモノやカネをどうするかは、生きている者が好きなようにすればいい、法律なり制度なりあれば、それ通りにすればいい」「法律に従うのがイヤで、争って殺し合いでもやりたければやればいい、わずかばかりの形見や小銭のためにそんな真似してエネルギーをついやすのがバカバカしいかバカバカしくないか、それくらいの判断はつく人間に育てたつもりだが、育ってなければ力不足だったわけでしょうがない、とにかく好きにしてくれ」「死ぬ間際まで生き残る奴らの先のことを気に病むなんてごめんだ」と。

紳助さんに話を戻せば、「半年ぐらいの間だったが(芸能界の)テッペンに立ったことを確認してもらった」というよくわからない文脈で、同じ所属事務所の明石家さんまさんの名前を一度ならず引き合いに出したのも非常にイヤな感じがしました。

もう何年前になるか、紳助さん『クイズ島田検定』とかいう番組で、「ここに撃っても罪にならないピストルがあって、弾が6発入っている。“誰を撃ってもいい、あなたがいい人で、撃ちたい相手がいなければ、空に向かって撃ってもいい”って言われたとしたらどうする?」と、もんのすごい恣意的な問題提起をゲストに振って、「オレやったら明石家さんまに5発使う」と自分で答えていたことがありました(そのときのレギュラーゲストのひとりに、V6の井ノ原快彦さんがいて「あと1発はどうすんですか?」と訊いたら「みのもんたやな」「朝から晩まで(司会の)仕事しやがって」とも)。

紳助さんが事務所同期入社で同学年で、同じような言いたい放題キャラでありながらお茶の間好感度では天文学的大差をつけられているさんまさんに、親しみとやっかみ入り混じった複雑な思いをいくら抱えようと自由ですが、黒い“交際”が俎上になっての結果を見られているその最中に、「付き合いのある人」として同業者の名前を挙げるのはどうかと思います。聞く人が聞いたら「さんまか、(ダウンタウン)松本か、じゃあ朱にまじわって赤くなってるんじゃないか」と思うかもしれない。思わないかもしれないけど、みずから“カッコ悪い最悪の終わり方”と言うなら、あまり固有名詞のツバを飛ばさずに、挨拶すませたほうがまだしも見苦しさが少ないと思うのですが。

…そう言えばあのときの『島田検定』での井ノ原快彦さん、紳助さんに「イノッチはどや、罪にならないピストルや、誰撃っても捕まらへんねん、撃ちたいヤツおらんの?」と押し込まれて「NEWSですね~」とニコニコ答えていた記憶が。ジャニーズ事務所内でいちばん飛ぶ鳥落とす勢いと世間も認め、そのことを事務所先輩がネタにしてもいいくらいなのがNEWS、そんな流れの時期だったのでしょうね。2005年ぐらいだったのかな。

いまやNHK朝の顔、“はなまるヤッくんの可愛げ版”とも称される井ノ原さん、いまなら誰を撃つか。嵐か。明日(26日)櫻井翔さんが『あさイチ』プレミアムトークにゲストインするらしいですが、どんな雰囲気になるかしら。

もう、空に撃っても余裕じゃないかな。

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糠味噌が凍る

2011-08-22 22:40:22 | ニュース

当方が高齢家族につられて俄か韓国史劇ウォッチングを始めたり、コレ(←手指)がコレ(←縫合とスライス)になったりしている間にも、世間ではいろいろなことが起こっているのです。

 神戸ソンこと及川“みっちゃん”光博さんと檀れいさんが“相棒婚”したり、檀さんの先輩ジェンヌ・一路真輝さんは内野聖陽さんと離婚したり、宮崎あおいさんの夫、つまりその高岡蒼甫さんがTV局の韓流押しを批判して事務所をおん出されたり、あるいは原田芳雄さん、竹脇無我さん、萬田久子さんの事実婚の旦那さん(顔もお名前も知らないけど)が亡くなったり、いろんな人が来ては去り、目立ってはまた引っ込み、月日は光陰矢のごとく過ぎていくわけです。

そんな中でオッと目が止まったニュース、「日本テレビ松本志のぶアナ妊娠」。すでに既婚者だし妊娠したって何の不思議もないですが、42での初おめでたというところにニュースヴァリューがあったと見える。ご自身の意志でブログ発表したにしても、媒体で採り上げられるたびに42歳、42と添え書きされるのは痛し痒しでしょうな。

松本さんと言えば『行列のできる法律相談所』で長いこと、あの島田紳助さんをメイン司会に立てて問題も起こさず、起こさせず、人気番組として走らせているところからして仕事はできるかたなのでしょうが、月河としては何より、旦那さんが音楽家・作曲家の岩代太郎さんであるということで記憶しているのです。

東京藝術大学大学院出身、数々の劇伴音楽をものして来られた岩代さん、月河は1995年の『沙粧妙子 最後の事件』が忘れられず、スタッフクレジットの音楽のところに岩代さんの名前があるドラマを知ると、騙されたと思って(誰も騙してないだろうが)1話は必ず録画視聴してきた記憶があります。ドラマ“本体”は結構ハズレもありましたがね。NHK大河『義経』なんか一時期は毎週OPだけ聴いてたなあ。本放送(1996年)当時視聴できる環境になかった昼帯『真夏の薔薇』の再放送と偶然遭遇し、ここも岩代さん作だったとは!と嬉しい驚きも数年前にありました。

夫人の松本志のぶさんがママになられるということは、岩代さんがパパになられるということでもある。当然だ。違ったら大変だ。これはめでたい。岩代さん今年45歳、よく、中年で初めて子宝を授かると、「成人する頃には高齢者」「女の子だったら、年金で嫁入り支度をしてやらなきゃならない」なんて皮肉られたり心配されたりしますが、作曲家、クリエイターならば“存在自体が職業”ですから、創意、詞藻さえ涸れなければ生涯現役でいられます。

松本さん42歳も、ベテランの域に入ったけど美人女子アナブームの大先輩。月河がなりたい系の顔とはちょっと、いやだいぶ、違いますが、あの系統の顔はガックリ老けないトクな顔だと思います。人の顔だと思って好き勝手言ってるな。とにかく素敵なパパ、ママになられますよう。

よし、今夜は久しぶりに『沙粧』→『氷の世界』1999年。そう言えば及川光博さんも出てましたな)フル再生で、盆終わりの納涼といくか。それともセルフカラオケで『悲しみのためじゃない』(@『真夏の薔薇』)絶唱で近隣の気温を一気に寒冷化させるか。

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指来たす社会

2011-08-21 23:52:22 | 健康・病気

利き手の親指の先が死んだ状態だと、キーボード以外にも、些細な日常動作で、一気に厄介化・無理難題化したことがたくさんあります。

     ジョグダイヤルなどつまんで回すものがつまめない。指先に挟むだけ挟めても、回せない。

     スナップホックが嵌められない。突起を凹みに押し込もうとしても、凹みの裏側を支えていることができないので、“押し”込むチカラが入らない。

     回してあける式のビン、缶のキャップ(“ニンニクの力スーパー”など)(←例が…)があけられない。ジョグダイヤルと同じ理由。

     ネックレスのチェーンがかからない。輪カンをひらけないから。(←2回めからは、輪カンを親指の、無傷の部分に載せておいて、人差し指でひらくコツを覚えました。人間、努力だ。必要は発明のマザーだ)(ファザーはどこだ)

…いちばんまいったのは、止血したあと、(そうそう、血、止まったんですよ。いやーよかった。1時間超、じわじわちょびちょび出続けてたときは、また縫合か!?しかし、先月の包丁傷のような“直線”じゃなく“せん切りスライス”をどう縫うんだ!?縫い糸で“橋”でも架けるのか!?…と、いろいろ想像して目の前真っ暗になりかけましたが)それこそ“凹み”になっているスライス痕を消毒して絆創膏を貼る、その絆創膏の個装紙の、あの開けグチが“二枚舌”になってるトコあるでしょ?あれをベリッと剥がし開けられないんですよ。どうしてくれる絆創膏屋さん。具体的には、ケアリーヴのニチ○゛ンさん。指先の傷に推奨の製品なんだから、指先死んでる人間にも剥がし開けられる包装にしてもらわないと。

結局、“二枚舌”の一枚を前歯で挟んでおいて、もう一枚を生きてるほうの手指でつまんでベリッといってやった。わおっ、なんか野性的。こういうとき、脳は12秒のうちに、直ちに、死んでる部位をあきらめて、生きてる部位を使っての答えを反射的にはじき出すもんです。

…あ、でもウチの高齢組のように、挟む前歯がすでに上下無い人はこれもアウトか。絆創膏屋さん、歯が無い人間が指先死ぬ傷になった場合でも、開けられる包装にしてもらわないと。   

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心臓より高く

2011-08-19 00:46:54 | 健康・病気

 やっと左手指の縫合痕がまともになってきたと思ったら、今度は右手親指の爪先と肉の間をせん切りスライサーにかけて、2ミリほどの皮膚組織のせん切りを大根&人参のせん切りと一緒に和風サラダにする羽目に(不味)。

 スライスしてからいま、ざっと4時間。先日、「ワーイ♪」の先生から学んだ応急豆知識で自己解決に挑戦、経過観察中ですが、また剥がしたらダー出血なんてことになったらどげする。思いっきり夜中なんですけど。

 手に何か悪いモンでも憑いておるのか。いつになったら両手に憂いなくキーボードを叩きまくれる日が帰ってくるのか。

 あと、利き手親指の先が死んでると、いろんな日常動作が不自由なことは覚悟していたけれど、いま気がついた。HDDレコーダーの録画編集はめちゃめちゃ不自由というか、できないに等しいですね。朝の『ホ・ジュン 宮廷医官への道』が結構な話数たまってるんですが、あきらめていずれレンタルDVD探そうかな。地上波放送は正味1話48分ぐらいにまでカットされているし。

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