イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

げんきですかー!

2008-05-29 21:11:00 | テレビ番組

ここでよく「日中、出先のTVで○○を見た」と書くのですが、考えてみれば出先に病院・医院が結構多く、待ち時間の待ちスペースにTVがあることが多いんですね。

昼間のそうした待ちスペースのTVは、チャンネルが圧倒的にNHK総合アナログ放送優勢で、行ったらいきなり朝のテレビ小説『瞳』の再放送。ご当地俳優・安田顕さんが白地にロゴ入りフンドシ一丁に肩からバスタオルで湯上がり姿を披露中でした。ちょっとびっくり。

同じTV前に10人ぐらい中高年オバちゃん・お父さんたちがいたんですが、軽く「おぉー」の声が上がっていましたね。ときどき飛び飛びで見るので設定がよくわからないものの、男やもめの鰹節屋・前田吟さんと同居する、独身の長男という役どころらしい。朝ドラ起用は主婦の眼福担当だったのかヤスケンさん。昼の1200過ぎだから「おぉー」程度で済むけど、朝800台にはお茶の間・ダイニングで軽くセンセーションをまき起こしているんじゃないかな。頑張れヤスケン。バンバン脱いじゃえ。

そこから小一時間、「いま家にいられれば、ワンセグがあれば…」と思っていた『花衣夢衣』44話。さほど急いで再生するまでもなく、依然、将士(眞島秀和さん)のお笑いダメ男鑑賞ウィークが続いています。

澪(吉田真由子さん)に「(真帆が友禅をやめる決心をしていることに)同じ家にいて気づかなかったんですかッ!アナタが真帆を支えてあげなくてどうするのッ!」と詰問される場面は笑いました。正妻に、“愛人にちゃんとしてあげなさい”ってケツ叩かれてんだからね。やはり絆の深い双子姉妹の両方に深情けしちゃいかんということかな。

安藤(長谷川朝晴さん)の工房も辞めてしまい自宅に引きこもっている真帆(吉田真希子さん)に、直接訪問着の製作を依頼に来るファンの顧客役で、朝丘雪路さんのユル版みたいなフェイスにハスキーヴォイスの女優さんが来たと思ったら、リアル朝丘さん長女(当然お父さんは津川雅彦さん)の真由子さんでした。澪役の吉田真由子さんと同じファーストネームの、ファーストネームのみの芸名でクレジットなので、紛らわしいっちゃ紛らわしい。

真帆と同じ、双子の妹を持つお嬢さんで「自分の縁談が決まったら妹がなんだか落ち込んでいるのでオリジナルの友禅を贈って元気づけたい」という設定。別に真由子さんでなくてもいいような役どころですが、調べると、第1部双子ヒロイン尾崎亜衣・由衣さんと所属事務所が一緒なんですね。斯界のサラブレッド大物のパパ・津川さんの事務所におられるとばかり思っていたので、これは意外。

ときどき忘れそうになりますが一応加賀友禅と着物の世界を舞台にしたドラマ。第1部の双子父親・圭二郎(長谷川初範さん)は日本画家の設定でした。ヒロイン役女優と同事務所に、芸術院会員・故伊東深水画伯の実の孫娘さんがいる以上、軽い役でも声をかけないわけにはいくまい…との制作陣の気遣いをちょっと感じてしまいました。

真由子さんと言えば生後数ヶ月の赤ちゃんの頃ご自宅から営利誘拐され、大掛かりな捜査の甲斐あってめでたく無事保護、犯人逮捕に至った事件がありました。要求された身代金は74年(=昭和49年)当時500万円と報じられていたような。「乳飲み子が自宅から誘拐って、やっぱりお手伝いさん任せの有名人だからだよね」「ウチら庶民の家なら考えられないよね」と実家の母など主婦たちがワイドショー見ながら話していた記憶があります。一粒種のお姫さま、津川さん雪路さんにとっては目に入れても鼻に入れてもアゴに入…いやその、痛くない勢いで育てられたことでしょう。

一方朝丘雪路さんと言えば、もちろんタカラジェンヌ出身で歌手としても筒美京平さんの名曲『雨がやんだら』などをヒットさせた実績のあるかたですが、最近はよく当地で日中再放送されているかつての“火曜サスペンス劇場”看板作のひとつ『女検事・霞夕子』シリーズの、鷲尾いさ子さんのお母さんのイメージですね。カラオケ大好き。

そして現在子育て休業中?の鷲尾さんがタイトルロールをつとめたこのシリーズでは、次クールの昼ドラ『白と黒』の脚本担当坂上かつえさんも96年から78本書いておられます。

こうして連想ゲーム式に考えると、芸能界、ドラマ界、結局広いのか狭いのかわかりませんね。“つながっている”ということが、次のいい結果に結びつけばこれに越したことはありません。

コメント
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