イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

いまでも綺麗なひと

2008-05-09 08:01:57 | テレビ番組

CDラジカセ、昨年秋にアダプタが故障したV96年製と、ネットで探して買い換えたT07年製

深夜のおやすみモードなどでひっそり聴きたいときや音質にこだわらないFMラジオには07T、音量大きめで音質を味わいたいナンバー・タイトルは96Vと使い分けていますが、CDランダム再生の操作が若干違うので、その都度戸惑います。

07Tはランダムボタンが本体にしかなく、リモコンでランダムにすることはできません。それといったんCD演奏スタートさせてからでないとランダムボタンが有効にならないので、演奏1曲目をCDM何にするか、スキップボタン(こちらは本体にもリモコンにもある)積極的に選ばない限り、ランダムと言えども一曲目は常にM1です。

96Vは逆に本体にはランダムボタンはなく、リモコンからしかランダムにできません。その代わりランダムさえ押せば、CDスタートボタンを押さなくてもそれこそランダムに演奏1曲目を選んでくれます。通常の順次演奏中に、突然思い立ってランダムを押せば、演奏中の曲目は中断して、速攻シューッとランダム選択を始める。

一方07Tのほうは、通常演奏中に本体ランダムボタンを押した場合、演奏中のその曲だけはしっかり演奏し終わってからやおらランダム選択に入ります。

ここらへんが頭と手と指にしっかり入ってないと、リモコン持ったり本体設置場所に走ったり(まー23歩で到達できるせまーい部屋ではあるんですが)、その都度あれ?あれれ?といまだに振り回されます。

リモコン操作に焦点を当てれば、ほとんどの機能をリモコン一本に集約した96Vのほうが便利ではあるのですが、月河の場合リモコンがしょっちゅういろんな場所に行方をくらますので、電源とCD/ラジオ(カセットテープはすべて本体操作)、選曲・プリセット選局と音量しかリモコンに乗っかってない07Tのほうが、ある意味親切なのかなと思うときもあります。ランダム再生って、同じ一枚のアルバムを何度も新鮮に聴くための、大切なツールですからね。

『花衣夢衣』24話。長男・晃一(渡辺哲史さん)の不慮の交通事故死のショックから、家族がけなげに立ち直ろうとしているのに、将士(眞島秀和さん)だけがいつまでもうじうじメソメソしているのは、「跡取りの男の子が亡くなるのならば、子が産めない身体なばっかりに、愛しい真帆(尾崎亜衣さん→吉田真希子さん)に身を引いてもらう必要はなかったのに」という思いがあるからなのでしょう。

老舗とか、旧家名家と言われる家の長男旦那って、多かれ少なかれ「“家を継ぐ”を課されなければ、オレにはもっとやりたいこと、選びたい人生があった」という吹っ切れなさを抱えて中年以降も延々生きているものです。

そして、この吹っ切れなさに浸るのが、苦々しく悔しいかと思いきや、なんだか居心地がよかったりする。

将士も回り回って「澪(尾崎由衣さん→吉田真由子さん)なんかを妻にしたから、路上で手を放してせっかくの跡取り息子を車に轢かれるドジ踏んだんだ」、つまり、“真帆をあきらめて澪を取った人生は失敗”と思いたい心理が、この13年間ずっと心のどこかにあった。

おかしなもので人間「いま現在の人生は選択ミスだった」「世が世ならもっと幸福な人生を選べた」と後悔することが、逆に救いになることがある。「かりにやり直せたとしたら、世が世ならの幸福が取り戻せるかも」という希望がそこに生まれるからです。やり直す勇気も力もなかったとしても、希望だけはむやみに生まれる。

「希望とは、人間が罹る最後の、そして不治の病気である」…言ったの誰だったかな。寺山修司さんだったかしら。

和美(萩尾みどりさん)は自分の中の豊潤過ぎる“オンナ”に復讐された感ですね。

将士の浮気相手・バーのママ波江(江口ナオさん)がずっしりこってりリアルに色っぽい。声の出かたが違う感じ。この人と和美との三角関係ドラマでもよかったかな(誰を争奪するんだ)。

コメント
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