お知らせ
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
中3の試験がアップしてきた・・・明日菜のトップ、216点だ。
奇遇にも、1年前にこの試験を解いた去年のメンバー(29期生)の採点担当が大典(21期生・愛知大学法学部4年)。つまり2年続けての採点となった。ゆえに年による採点者のブレは少ないはず。
ちなみに去年までのトップは馨五(津高2年)の209点、明日菜が2年ぶりに記録を塗り替えたことになる。
今夜あたり公立入試の倍率が出るんじゃないかと三重テレビの午後6時のニュースを心待ちにしてきたが、喧騒のなかでついつい忘れてしまう。
津高は1.16倍あたり、津西が1.22倍あたり・・・結局は津東に寄ってしまうと思うのだが・・・。
香保(22期生・鳥取大学獣医学科2年)は明後日帰るとか・・・残念や。向こうでバイトがあるとのこと、できれば生物と化学を頼みたかったのだが。
face book で連絡・・・仁志(13期生・美津濃)の結婚式が決まったそうな。5月14日、場所は京都。ありがたいことに、その結婚式には俺たち夫婦を招待してくれるとのこと。喜んで出席するつもり、こりゃ京都に宿をとることになるかな。
本当に聡明な女性だった。そして本当になんで仁志を選んだのかと訝しく思った。ほんまに三国一の花嫁や、僥倖に尽きる・・・。
明日、仁志がやって来るそうな。
今日の真ん中の部屋は説教部屋の様相を呈する・・・大典(21期生・愛知大学法学部4年)が説教の主。
まずは星河(津高1年)が俎上に上がる。
そして望里(津東1年)。
亮(津東1年)。
今のところ最後が人也(津東1年)・・・一人ひとりに英単語の諮問試験、1日の分量を聞いていく。することは大典のほうで決定している。あとは一人ひとりの処理能力となる。
去年、この学年を担当した大典にすれば高校進学後にくすぶってる今を見たくなかったんだろう。
そこに体調が悪い俺をかわいそうに思ったのだろ、サプライズ!
香保(22期生・鳥取大学獣医学科2年)だ。
しかし、さっそくアップしてきた中3の採点に俺も香保も飲み込まれるわけで。大典の指示で採点が始まる。
深夜の仕事は封印している・・・古典の単語や津東の英単語など、リクエストに迅速に応えられないが仕方がない。なにがあっても3月10日まではリングに立ち続けなければならないのだ。
朝から掃除、かなりのゴミを無料集積所に運ぶ。帰りにコンビニによるとれい(18期生・某高校講師)がバイトしている。タバコとサラダを買う。サラダ・・・100円、スーパーもうかうかしていられない。塾に戻ってカレーのレトルト、あとはご飯、レンジの上に携帯用が買ってあった・・・ないやん。誰かが食べたのだろう、原始共産制だ仕方がない。
人の気配・・・玄太(24期生・三重大学医学部2年)が階段を上ってくる。「未流来に呼ばれたんか」 「まあ、昨夜電話あったんですけど、あの時間から塾に来ると潤奈のリズムが狂うだろうと思って今来たんですけどね」 「まだ、来てへんで」 「そっかあ、仕方ないですねえ」
ホワイトボードに書かれた大学を眺めながら、玄太の問題抽出が始まる。
一日が始まった。
洸太(高田数理2年)の成績・・・数学は偏差値60に乗っている。なぜか地理も60に乗っている。
お母さんに誤解してもらっては困る、・・・これは俺の地理の授業の賜物ではない。塾に入る前の試験実施、これは洸太の実力。褒めてやってください。奈良大学の地理学科なら受かります。しかし、理系のくせに化学と物理がひどすぎる。最優先課題はこの2教科。
そして直樹(津西2年)、「3教科が全般的に悪かった」とのコメント。英語はやや下がった、そして数学と国語が明らかに下がった。模試は記述、その意味ではセンターマークに絞っている今の態勢では効果は薄い。二次に何の教科を使うか、それが今の段階では未定。ただ、数学を上げる必要がある。数学が最優先課題・・・それは事実だ。あと少ししたらマーク模試の返却がある。その結果次第で多少なりとも教科に対する比重の再検討を迫られることになる。
3教科以外では、日本史は上がった・・・偏差値52から66だ。これは俺の授業、それに伴う諮問試験に直樹が賭けた時間が大きい。国公立が本命だが、私立で動きやすい状況を作るためには日本史を急激に上げる必要があった。マークのほうの英語は上がっているはず、手前味噌かもしれないが私立への布石は成功、俺の目論み通りだ。
掃除をしているところにドアが開く、未流来(25期生・北海道大学医学部2年)だ。しばらく話す・・・潤奈(津東3年)の延長戦についてだ。いくつかの大学を受けることになった。ホワイトボードに受ける大学が書かれている。その布石、限られた時間で各教科の講師が何をさせるか。総合プロデューサーは未流来、「潤奈は一番かわいい子」 動機はそれだけで充分だ、誰からも異存は出ない。俺は英語の文法、そして福島先生(松阪双葉塾塾頭)のお勧めだった看護系の英語の長文、その2冊をプレゼン。未流来は玄太(24期生・三重大学医学部2年)に連絡をとったようだ。「玄チャンは明日来てくれそうですよ」と笑う。「やっぱり教えて長いですからね・・・電話では解き続けた手慣れた問題集をするようにと言うんですけどね、それはいいんですけど、もう1冊・・・これが決まらない」 それは俺が明日探すことになった。「あとは化学ですね、かなり忘れてます」
未流来はいろんな顔を見せる。傲慢さ、果敢さ、意地の悪さ・・・そして今は優しさ。「でも、2階にいる高1、あんなんでいいんですか。あれじゃ教え合ってるのか遊んでいるのか分からない。今までにないぬるさですね」 ・・・厳しい・・・意地の悪さか、いや受験に成功した者の冷徹な状況判断だろう。
「送っていこうか」と言う俺に未流来は階段のところで振り返った。「今日は自動車です。でも昨日は歩いて帰ったんですよ」 「なぜ言わなかった、送っていったのに」 「でも先生は頭痛で寝てたし」 「・・・」 「先生、高3が先生の身体のこと心配してますよ。頭痛はいいんですか、みんな分かってます、今の塾がどれほど大変なのかって・・・中3は入試直前、そして他の中学生も試験が近い。みんな先生のこと心配してますから」 これは・・・愛情ということにしておこう。
遠くアルバニアからの書き込み、瞭(20期生・名古屋大学工学部院2年)の卒業旅行先からだ。8歳塾の後輩、そして高校の後輩となる樹(津高2年)へのエールだと受け取っておこう。
トルコでバッグを取られて心配していたが、アルバニアの宿でどう過ごしているのか・・・それでも俺のスラムよりは快適だろう(笑)。
こんな時、俺はかつての塾の広告に掲載された生徒の作文を思い出す。11期生の作文だ・・・
「凍える夜、今日も風呂場の床に身体を横たえて眠る」
古い塾で受験期の1年を過ごした瞭なら分かち合える感覚。そして、俺もまたリアルタイムだ。・・・剛、元気でやってるか。