昨日、智博(6期生・オリエンタル印刷)がやって来た。
とりとめもない話をしながら過ごす。
そのなかで健介(6期生・河合塾)が結婚したことを聞く。
いつもセンター試験当日には三重大学正門前で会うのが恒例だった。
健介は河合塾の受験生グッズ持参で津の河合塾の塾生たちにエールを送っていた。
俺はいつものように塾生たちと構内に入っていく。
一瞬の邂逅ではあったが視線のやり取りが続いていた。
ところが去年と今年は姿を見かけなかった。
智博に聞けば元気だそうで、あげく結婚したとか。
ところが結婚ネタ、結婚した後から智博に聞こえてきたそうな。
健介と智博に森下の兄貴の秀樹(6期生・サンライズ自動車)と奥さんの千帆なんて仲良しグループじゃなかったっけ。
智博に塾の封筒を注文する。
時期も時期ゆえに広告あたりのさぐりに来たのかもしれぬ。
しかし今年の販促費は底を付いている。
来年こそは智博の力になれるように今年を頑張ろう。
その後の英語の授業。
スリリングな綱渡りだ。
1問も間違うことが許されない。
気に懸かっていたのが大問5の4番・・・
前後の英文を解説、「だから答えは・・・2番」
場は静寂。
「って・・・2番で合ってるんか、香保」
「ええ、合ってます」
・・・背中を冷や汗が流れる・・・終わった。
軽いラスト5番を解説して終了。
2010年度センター英語、得点は191点。
なんとかしのいだ・・・ハーリーレイスやな。
これで観客のブーイングを受けての退場。
試合に勝って、内容では負けている。
しかし玄太の親父さんはこのセンター英語を1時間で解いている。
それに対して俺は英単語のプリントを作りながら少しずつ解く。
状況的には俺の負けやね。
英単語のプリントを打ちながら、去年までとは傾向が変わった問題を眺めながら佇む。
大問5の傾向が変わることを事前に受験生たちには伝えてあった。
しかし、どう変わるかまでは分からない。
正答率が高い問題は改変される・・・これがセンター試験の鉄則だ。
ゆえに大問5の変更の予測は自慢できるほどのものでもない。
ただ、ウチの塾生だけでなく、今年の受験生たちはどんな思いでこの問題を眺めたのか・・・受験生たちの心の動揺をなぞりながら一問一問と解いていく。
中3の玄太や高田6年からの密航者、高1の結香(久居高1年)が参戦したこともあり、英単語のプリントはこれ以上もないほどに丁寧につくった。
いつもなら2枚から3枚、それが今回は4枚になった。
3回に分けて解説を行った今年度のセンター試験の英語。
この問題から来年に向けての授業が始まった。
センター試験まで、あと336日・・・。
週に一度の松阪サーキット。
助手席の香保が言う、「私の友達で先生のブログを見てる子がいるんですよ」
「そりゃ大変でんな、プライバシーをないがしろにされて」
「いえ、かなり楽しんでいるみたいで、塾生の名前も覚えてきて、今度こんな子が塾に入ったんやろ?なんて、やたら詳しいんですよ」