らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

高野街道を歩く(1)

2016-07-26 | 趣味

一昨日、現役時代の趣味の会である「歴史探訪同好会」のメンバー12名と高野街道を歩いてきました。
前回、南海電鉄高野線の橋本駅(和歌山県橋本市)まで歩いたので、今回は同駅から和歌山県九度山町までの約10㎞のコースです。
当日は多少雲がありましたが、梅雨明けの真夏の太陽が照りつける暑い一日でした。
今日から数回に分けて街道筋の旧跡などをご紹介します。

この同好会のメンバーは感心なことにいつも全員が時間通りに参集します。
矢張り、この歳になると幹事さんや仲間に迷惑をかけないように一人一人が気を遣っているのだと思います。
ということで、皆さん元気に橋本駅に集合し、予定通りスタートしました。

・橋本駅に展示されている真田幸村の冑です。左側の冑は京都府向日市の小学校の生徒さんが作ったのだそうです。


「紀の川」
スタートして暫くすると、一級河川紀の川に架かる橋本橋に差し掛かりました。
国交省近畿整備局によると、紀の川は、その源を奈良県吉野郡川上村の大台ヶ原(標高1,695m)に発し、中央構造線に沿って紀伊半島の中央を貫流し、高見川、大和丹生川、紀伊丹生川、貴志川等を合わせ、さらに紀伊平野に出て、和歌山市において紀伊水道に注ぐ、幹川流路延長136㎞、流域面積1,750kmの一級河川です。

(参考)
「一級河川と二級河川」

なお、一級河川と二級河川の違いを簡単に書いておきます。
広辞苑によると、
・一級河川・・・河川法で、維持・管理・使用の制限などに関し国の管理下にある河川。
・二級河川・・・一級河川以外の水系で、公共の利害に大きくかかわる河川のうち、都道府県知事が指定した河川。



紀の川の上流方面です。



橋本駅から一駅先の紀伊清水駅です。
今回歩いた同好会のメンバーは、60代後半から70代後半までの年齢層のため、無理をせず、ここで早めに休憩をとって熱中症予防のための水分補給をしました。


「永楽寺」
高野山真言宗の寺院です。
ここに立てられている案内板によれば、柏原村鋳物師の鋳造物「永楽寺鰐口」が橋本市の指定文化財となっています。
案内によると、慶長8年「1603年)橋本市内旧柏原村の九郎左衛門が、旧清水村定福寺の什物(じゅうもつ)として鋳造寄進したもので、柏原の鋳物師の数少ない遺作として貴重な存在である。
定福寺は当永楽寺の旧名で明治時代末期、旧永楽寺を廃し村役場、庁舎に転用し、定福寺に合併して寺号を永楽寺と改められたと言われている。



永楽寺を後にして、日陰のない炎天の高野街道を九度山に向かってひたすら歩きました。


左の電柱に「九度山町」と掲げられている標識が見えてきました。
いよいよ真田幸村の里に入ります。