らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ワサビ

2016-06-16 | 情報

2015年度に日本を訪れた外国人観光客数は前年度比45.6%増の2135万9000人で、初めて2000万人の大台を超えたそうです。
彼等の訪日目的を調査した結果によれば、「日本食を食べること」が最も多く76.6%を占めており、ついで半数近くが「ショッピング(57.5%)」「自然・景勝地観光(49.7%)」「繁華街の街歩き(43.2%)」と続いています。

日本を訪れた外国人が好きな日本食ベスト5です。
1.寿司・・・・・SUSHI BAR YASUDA オーナーシェフの安田直道さんが外国人に正しいお寿司の食べ方を教える動画が海外で反響を呼んだそうです。
        外国人がこの動画で予習してから日本に来るといわれています。
2.焼肉・・・・・和牛の中でも特に神戸牛が海外で大人気だそうです。
3.ラーメン・・ラーメンは中華ではなく、もはや日本料理としてフランスやアメリカでも行列ができるほどの人気だそうです。
4.天ぷら・・・秋の風物詩とも言える「もみじ天ぷら」が海外メディアで話題になっていると言うことです。
5.刺身・・・・・こんなに新鮮な魚を安心して食べられるのは日本だけと言うことで人気があるようです。

2013年12月に「和食」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されて以降、世界で和食ブームが起きていますが、その日本食文化に欠かせないのがワサビです。
今日はワサビについて調べました。

ワサビは飛鳥時代には既にあったようです。
奈良県明日香村の苑地(えんち)遺構から出土した木簡には「委佐俾三升(わさびさんしょう)」と書かれており、これは、わさびを保管した容器にくくりつけたラベルとみられています。

わさびが栽培されるようになったのは、江戸時代初期と言われており、美食家の徳川家康に献上したところ、その風味を大変気に入り、また、わさびの葉が徳川家の葵の家紋に似ていることから門外不出にしたと言われています。

わさびが現在のように寿司の薬味として使われだしたのは、江戸時代の文化・文政年間(1804年~1830年)の頃だと言われています。
わさびを付けた握り寿司が考案され、江戸の町でブームが巻き起こったことで庶民の間に広まっていきました。

当時は現代のように冷凍や冷蔵の設備がない時代であり、人々は、経験からわさびが食材の生臭みや細菌の増殖を抑えて食中毒の予防することを知って、活用していたと考えられています。

昭和に入ると、安価で使いやすい加工ワサビが開発され、より身近になりました。
近年の和食ブームに乗って「wasabi」は海外でも知られるようになっているそうです。

ワサビは花ワサビやきざみワサビ等のわさび商品の品揃えが充実し、肉料理や和食以外の洋食などにも幅広く使われる様になってきており、更に、わさびの成分に由来した「解毒作用」「抗酸化作用」「血流改善」「美肌効果」など健康・美容効果に注目した「健康食品」や「化粧品」が開発されているそうです。

日本原産のワサビが海外でも知られるようになったり、色々な分野で活躍(利用される)してくれるのは嬉しいことですね。