らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

癌の話

2015-09-26 | 情報

今年1月に厚生労働省から発表された平成26年の日本人の死因順位別死亡数のトップは悪性新生物(癌)で約37万人でした。
続いて第2位は心疾患の 19万6,000人、第3位が肺炎の 11万8,000人、第4位に脳血管疾患の 11万3,000人と続いています。
癌、心疾患、肺炎は日本人の死因順位のトップ3であり、この3つで約54%を占めています。
特に癌だけで29.1%を占めており、昭和56年以降、日本人の死亡原因のトップとなっています。

癌では、日本人全体で死亡数の一番多い癌は肺がんですが、患者(罹患)数は胃がんで、肺がん患者の2倍以上だそうです。
因みにがんによる死亡数と患者数のベスト3は次の通りです。
・死亡数・・・男性は、肺がん、胃がん、肝臓がんの順、 女性は、大腸がん、胃がん、肺がんの順です。
・患者数・・・男性は、胃がん、大腸がん、肺がんの順、 女性は、乳がん、大腸がん、胃がんの順です。

私は今、地元の農協で開かれている電位治療器の体感フェアに通っていますが、昨日のインストラクターの話が丁度癌の話でした。
インストラクターが話すには、がんには様々な種類があって、人間のあらゆる部位に発生しますが、5が所だけがんにならない部位があるそうです。
それは、心臓、小腸、爪、歯、毛だそうです。
そう言えば、これらの5が所のがんは聞いたことがありませんよね。

では何故心臓はがんにならないのでしょうか?
理由は二つあるそうです。
一つは、心臓の細胞が特殊なため。
心臓の細胞は脳と同じように増殖することがありません。心筋梗塞で心臓の一部が壊死するケースがありますが、その場合も他の器官とは異なって新しい細胞に入れ替わることはありません。
癌は細胞の異常増殖なので心臓の細胞は癌にならないのだそうです。

もう一つの理由は心臓が高温のため。
心臓の重量は体重の約0.5%しかありませんが、体全体が発生する熱の10%以上を心臓一つが作りだしていて、常に40度近くの高温になっています。
癌の治療法の一つに温熱療法がありますが、これは癌が熱にとても弱い性質を利用した治療方法で、体温を40度近くに保つことによって癌細胞を殺してしまうのだそうです。
つまり、もし心臓に癌ができたとしても40度という高温に耐えきれず、癌細胞は死滅してしまうそうです。
心臓と同様に脾臓も他の臓器と比べて高温なため癌にかかりにくいと言われています。
小腸も40度以上の熱があるのでがんにならないそうであり、爪、歯、毛は血液が流れていないのでがんにはなりません。

反対に癌になりやすい人は低体温症の人のようです。
体温が35度以下の人は低体温症といわれ、酵素の働きが低下するため、新陳代謝が悪くなり、免疫力も低下して病気になりやすくなり、がんにもなりやすい体質となるようです。

低体温の改善には、
・冷たい食べ物や甘い食べ物を余り食べないこと。
・旬の野菜や果物を摂取して改善を図る。
・運動をする。
・お風呂にゆっくり浸る。
・お酒やたばこを控える。
・たんぱく質を摂取する。
ことなどがいいようです。