らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

二つ返事と二度返事

2015-09-23 | 雑学

子供の頃、返事をする時、「ハイハイ」と2回返事をするとよく怒られたものです。
人を馬鹿にしたような「ハイハイ」ではなく、1回でいいから誠意のある返事をしなさいと。
ところが大人になると、「二(ふた)つ返事」が喜ばれます。
2回繰り返す二度返事と二つ返事、どのように違うのでしょうか?

二つ返事とは、人からの頼まれごとや指示をためらうことなく快く引き受ける返事のことです。
一方の二度返事は、「はいはい」といった反復(連続)する返事のことで、仕方なく承諾するといった意を込めており、二つ返事とは対峙関係になります。

では、何故、同じ「二」という数字がありながら、ためらうことなく承諾する返事を二つ返事というのでしょうか?
二つ返事の『ふたつ』とは数字の「2(two)」という意味ではなく、「次(二つ目=second)」という意味で使われているのだそうです。
つまり、お願い(頼まれ事)の次にきたのが質問やためらいではなく、承諾の返事ということです。
二つ目が承諾の返事であることから「二つ返事」と言われ、即承諾する返事、即ち、ためらうことなく承諾する返事という意味になったようです。

なお、「はいはい」といった反復する二度返事は、言い方によって意味合いが可なり変わってきます。
勢いよく速くいえば快諾の意思になりますが、ゆっくりとくたびれたように言えば、頼まれごとや指示にいやいや応えるおざなりの返事を表すことになり、突き放したように冷静に言えば、「わかったからもううるさく指示するな」という意思表示となります。

返事はその発音によって色々な意味が包含されるので、返事をする時にはいつも明るく大きな声で「はい!」と言いたいですね。