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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

小正月の行事

2014-01-15 | 季節

今日1月15日は「小正月」で、関西の一部の地方では今日までが「松の内」としているところもあります。
そこで今日は「小正月」と「松の内」、そしてその行事について調べました。

「小正月」
小正月とは、1月1日の元旦を「大正月」と呼ぶのに対して1月15日をこのように呼んでいます。
「月」を暦の基準にしていた昔の日本では「満月から次の満月まで」が一カ月で、満月をめでたいものの象徴としていた事から、一年で最初の満月の日を「正月」としていました。
これが「小正月」の起源です。
現在では、一年の最初の満月は15日とは限りませんが、昔の名残りで15日を「小正月」と呼んでいるものです。

「松の内」
「松の内」とは、新年にお迎えした年神様のために、道しるべとして門ごとに置かれる門松などの松飾りのある期間を言います。
本来、「松の内」とは「小正月」までを言いますが、関東では1月7日までを、関西では1月15日の小正月までとしている地方が多いようです。
これは、関東では1662年1月6日、江戸幕府により1月7日を以って飾り納めを指示する最初の通達が江戸の城下にお触れとして発せられ、それに倣って関東を中心に広まったと考えられているものです。
これに対して関西では現在でも小正月までを「松の内」としている地区が数多くあるようです。

「行事」
小正月には次のような行事があります。
・「農作物の豊作を願う行事」
 餅をまゆの形に作った「まゆ玉」を神棚にお供えしたり、竹柳の枝先を稲の穂たれにたとえて、門前や家の中に吊るすというように農作物の豊作を願う行事があります。

・「小豆粥(あずきがゆ)」
 小豆粥とは、小豆を米に混ぜて炊いた粥のことで、邪気を除くとして、古くから小正月の朝に食べる習慣があります。
 この小豆粥の風習は中国から伝わったもので、中国では「小豆粥」を炊いて家族の健康を祈る慣わしが古くからあるそうです。
 日本でも1年中病気をしないようにと粥をいただく風習が残っています。

・「左義長・三毬杖(さぎちょう)」
 「左義長・三毬杖(さぎちょう)」とは、正月に飾った門松や注連(しめ)飾り、書初めで書いたものなどを持ち寄って焼く火祭りのことで、「どんど焼き」とも言われています。
 日本では昔から大きな火を炊くことは魔よけ、清浄の世界を回復するための大切な行事とされ、書初めが高く燃え上がれば、字が上達し、とんど焼きの火にあたれば、病気
 にならないと言われています。
 またこの火で焼いた団子や餅をいただくと無病息災で、その年を過ごせると言い伝えられています。