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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

お年玉(年魂)

2014-01-10 | 季節

子どもたちにとって正月の楽しみの一つはお年玉をもらうことですが、今日はお年玉の由来について調べました。

「お年玉」
昔はお年玉は餅だったそうです。
そもそも正月とは五穀豊穣を司る年(歳)神様を迎える行事であり、その年神様のお供え物として重要だったものが「餅」、即ち鏡餅なのです。
鏡餅は特別な霊力を持つ供え物とされ、年神様はそのお返しに「新しい魂」を与えます。
このとき特別な霊力が宿るといわれる餅を食べることで、「新しい魂」をもらうとされていました。

また、「新しい魂」は家長に与えられたので、丸い小餅を作り子どもたちにも配りました。
これを「年神様から頂く魂」ということで「年魂(としだま)」と呼んでいたのだそうです。

現在のように子どもにお小遣いをあげる習慣は、明治以降、商家などで子どもの奉公人が正月に実家に帰る時に、餅をあげていたのが次第に金銭を与えるようになり、それが広まったといわれています。

「ぽち袋」
ところで、お年玉袋のことを「ぽち袋」とも言いますがこの語源は、僅かとか心ばかりという古い 関西弁の「ぽちっと」や関東弁の「これっぽち」という言葉からきているようです。
元々は、花柳界での芸妓・芸者の花代やお付きの人への祝儀として小銭を手渡すのに懐紙や半紙に包んで手渡していたが、小銭が硬貨であったことからこぼれやすく、包み端を糊で止めるようになり、それがいつしか袋に変化していきました。
小銭を入れる袋であることから「ポチ袋」、祝儀を包む袋は「祝儀袋」 と言われるようになったようです。