消費税引き上げに反対した小沢氏は参議院での修正を求めて、先週、輿石幹事長と3回にわたって会談しました。
小沢氏は参議院に送られた消費税の引き上げ法案を修正しなければ離党すると云うことのようですが、三党合意でまとまった法案が衆議院で大差で可決されており、今更、修正できよう筈がないことは誰でも分かることです。
小沢氏はそれを承知の上で、離党をほのめかしつつ、民主党が割れることを怖れている輿石幹事長に対して、常套(じょうとう)手段の「ごり押し」しているようですが、野田総理は民主党の代表として、造反者に一番重い除籍処分をするものと思います。
今日は民主党内部のゴタゴタ話ではなく、「ごり押し」の語源について調べました。
「ごり押」しとはご存知のように、「理に合わないことを承知でその考えを押し通すこと」「強引に事をおこなうこと」「無理押しをすること」です。
「ごり押し」の「ごり」は魚の名前で、川底に生息する淡水魚「カジカ」の金沢地方における方言だそうです。
カジカは体長約15㎝、一見ハゼ型の美味しい魚で、金沢では、佃煮、てんぷら、煮物など、様々なごり料理があるようです。
この「ごり」を捕る方法に「ごり押し漁」があります。
「ごり」は川底に吸盤でへばりつくように生息するため、石や岩ごとゴリゴリ押し出しながら、川底に敷いたむしろに追い込み、強引にむしろを持ち上げて捕るので、その漁の名前を「ごり押し漁」と言うようになり、そこから【強引に押し進めること】を「ごり押し」というようになったと言われています。
小沢氏は今日結論を出すそうです。
今日は「ごり押し」を常套手段とするdestroyer(壊し屋)小沢氏から目が離せません。