稲も花を咲かせるのをご存知でしょうか?
私たちが毎日食べているお米は、稲のこの花が受粉して成長し、果実となったものです。
今日は、地元農家の田に咲いている稲の花をご紹介します。
9月に入って、殆どの田んぼでは稲穂が頭を垂れ始めていますが、一部の株でまだ花が咲いているものがありました。
・これが稲の花です。籾となる緑色のエイの一つ一つから花が咲きます。
接写レンズがあれば詳しくご紹介できるのですが、残念ながら持ち合わせていません。
もう少し詳しく知りたい方は、こちらのアドレスからアクセスしてご覧ください。
東北農業研究センターHP
http://www.tnaes.affrc.go.jp/DB/kome/flower/flower.html
・こちらの田んぼでは、稲穂が頭を垂れ始めている株もあれば花が咲いている株もありました。
稲穂にはたくさんのエイがあって各々花が咲きますが、一つ一つの花は僅か2時間ほどしか咲かないそうです。
稲の花は、緑色のエイの中にオシベと雌しべがあり、このエイが二つに割れて中からオシベが飛び出し、オシベの頭から出た花粉が雌しべにつくと受粉が成功します。
受粉が成功すると30日くらいで籾の中がいっぱいになるくらいまでに成長するそうです。
・実って籾となる緑色のエイの中にオシベと雌しべがあって、自家受粉後、成長して米になります。
稲は、イネ科イネ属の植物で、稲禾(とうか)や禾稲(かとう)ともいい、まだ米ではありません。
収穫されて初めて米となり、米は世界三大穀物の一つとなっています。
因みに、世界三大穀物とは、小麦、米、トウモロコシを言います。
・受粉後、エイの中で次第に成長し、重みが増してくると、このように稲穂が垂れてきます。
二百十日も過ぎて、大阪南部の熊取地区では、稲穂が垂れ始めました。
早稲の品種は既に黄金色になっており、今月には稲刈りが始まるものと思います。