らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「マシュマロ」について

2010-09-17 | 雑学
大阪南部の熊取地方も漸く秋らしくなってきました。
今日は夏の終わり当たりに、夏に関係した食べ物「マシュマロ」についてご紹介します。

マシュマロが夏の食べ物ですか?と訝(いぶか)る方もおられるでしょうね。
それもその筈、日本ではホワイトデーのお返しとしてよく売れており、春の食べ物のイメージがあります。
しかし、明治時代に日本にマシュマロが紹介されたときには「真珠麿」という字が当てられ、新聞には夏向きの西洋洋菓子として紹介されていたそうです。

マシュマロが夏向きの食べ物と紹介されたのは、
・昔、夏に淡いピンクの花を咲かす「ウスベニタチアオイ(薄紅立ち葵)」の根をつかって作られていたこと。
・また、欧米では焼いたり、火であぶって食べることが多く、夏のキャンプではキャンプファイヤーを囲んで、木の枝に刺したマシュマロを火の前に差し出し、表面をキツネ色に焦がして食べるのが一般的と言われていること。
・俳句でも夏の季語として詠まれていること。
などからのようです。

・おいしそうなマシュマロです。(ウィキペディアより)


先にも書いたように、昔、マシュマロは夏に淡いピンクの花を咲かす「ウスベニタチアオイ(ビロードアオイ)」の根を使って作られていたそうですが、現在では砂糖、卵白、ゼラチン、水を原料としており、「ウスベニタチアオイ(ビロードアオイ)」の根は使用されていません。

・「ウスベニタチアオイ」ではありませんが、八重の「タチアオイ」の花です。(この花は昨年6月に撮影したものです)


ウスベニタチアオイの根は、胃痛や咳止めにも効くため古代エジプトでは薬用キャンディーとして食べられたそうです。
この根は、その後ヨーロッパに渡りお菓子に改良されました。このウスベニタチアオイの英語名が「マーシュマロウ(marsh mallow)」で、そのままお菓子の名前になったと言われています。
最近、マシュマロをフランス語の「ギモーヴ(Guimauve)」という名で売るお店があるようです。
この「ギモーヴ(Guimauve)」はフランス語でタチアオイという意味であり、新鮮さや高級感を出すために敢えてこの名前を使っているようです。

・楊貴妃の妖艶さを思わせる八重咲きの美しいタチアオイの花です。淡いピンクがとてもきれいです。


「食べ方」
日本では加熱せずにそのまま食べるのが一般的ですが、欧米ではマシュマロを串に刺すなどして直火で焼いてとろけさせ、そのまま熱いうちに食べることが多いそうです。
更に、アメリカでは暑いココアに浮かべて半分溶けた状態のものを飲むこともあると言われています。

・キャンプファイヤーなどで串に刺して焼いて食べるそうです。(ウィキペディアより)