ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

主婦目線

2015-09-05 23:47:34 | Weblog
会社からの動員で
新型キッチン用シンクの展示会にいく。

説明員は
ひたすら
「主婦目線で作りました。」

を連呼する。



確かにキッチンは、
一番使う奥さんが決定権を持っている。

よく使う人の意見を参考にするのは必要だ。




それ以前に、私たち
主婦じゃないんですけれど。

女性=既婚女性=主婦って
安易な定義。。。。


耳障りな「主婦目線」。

逆に言えば、購入層でないから、
説明を受ける値しないのかも。。。。




そもそも主婦ってなんだろう。
調べてみる。


世界大百科事典 第2版の解説
しゅふ【主婦】

主婦とは,一般に既婚の女性で家庭の運営の責任者である,という定義がある。
家庭の運営にかかわる作業をする人は主婦に限られるわけではない。
しかし,夫婦中心の小家族においては,主婦は,
家事や育児など限られた作業を自分の決めた方針に従って,
自分自身の手で行う人となっている。 
西欧の夫婦を基礎単位とする核家族においては,
産業革命が〈主婦housewife〉を誕生させたといわれている。
つまり,家族が物を生産する単位から労働力を生産する単位になり,
良質の労働力として父=夫は職場に出,母=妻はその労働力を維持するための環境としての家庭を守り,
子どもや病人などを保護する,という分業が成立した,というのである。




大辞林 第三版の解説
しゅふ【主婦】

一家の中で家庭生活のきりもりを中心となって行なっている女性。



日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
主婦
しゅふ

家事の管理にあたる女性。生産的機能(家業)をまったく失った家族が一般化したことにより、
家庭にとどまってもっぱら家事・育児に専念するいわゆる「家庭婦人」を広く生じた。
主婦の名称はこうした事態における家事専担者として明確な意義づけを与えられ、
一つの社会層とみられる形を呈してもいる。主婦連合、消費者連合などと銘打つ団体の結成基盤もそこにある。





百科事典の解説って古い。。。。

仕事をしている女性って
「専業主婦」になり、
仕事の職業よりも、家の仕事を中心に考えるの?





元に戻して、
「主婦目線」以外の言葉はないんだろうか。

主婦としてではなく、
「使う人の視点に立って」とか言い換えることは
できないんだろうか。

夫婦共働きの家庭もあり、
料理も後片付けも当番制で旦那がする家庭もあるだろう。

そのキッチンのシンクは、
いつかはアパートなどにつくことのあると思う。



一番いいのは、
主婦という言葉がなくなればいいんだろうけれど。

コメント
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