ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

第3の性

2009-10-03 16:29:41 | Weblog
gooの記事の中から
染色体混在、男性で出生届/20代…やっと女性化治療

要約するとこの人の体には
卵巣や子宮があるが、
染色体は女性型と男性型が混在する
「XX/XYモザイク型」。
小さな陰茎(ペニス)があったため、
両親は男性として出生届を出し
男の子として育てた。

中性的で、「オトコオンナ」としていじめれれた。
5年生で初潮を迎える。
中学に入ると、体力が男子についていけなくなり、
親と医師の薦めで男性ホルモンの投与を受け始めた。
大きくなった胸にさらしを巻いて隠していたら、
親の希望で、手術で胸を小さくされた
その後、ホルモンバランスが崩れて、入院を余儀なくされる。

この人は心も体も
「女でありたい」という気持ちが強かったのだ。

第3の性というべきだろう。
血液検査をしても男女の区別がつかないのだから。
これではセックスチェックのしようがない。

モザイク型でも、男性寄り女性寄りがあって
卵巣・子宮があっても男性寄りの場合
月経はないそうだ。
この人の場合、女性よりだったということだろうか?

昔は、
「卵巣と精巣の元となる細胞が同じため、
 どちらかしかできない」といわれていた。
そうでもないようだ。


日本の法律でも出生届を出す際に
性別を後で報告するということができるらしい。
けれど、どちらかで育てなければと思うあまりに、
本人の意思を確認しないで性別を決めてしまう。

最近は、両性具有の写真がネットでも検索できる。
みてみると、ペニス割れてるように
女性器がある例もあったり、
想像を絶する写真がある。
医者でも医大時代に性未分化疾患に
であうことも少ないだろうし
疾患にも個人差があって
判断の仕方さえもわからないこともあるだろう。

この記事のシリーズでは
医者の立場での性分化疾患の100%正答の診断はない

家族が性を決めた

がある。
遺伝子に問題がなくて男性ホルモンが
異常に分泌される病気とは気がつかず、
性器の発達が悪いということで
男性ホルモン剤を大量に投与された
女の子のケース。
男性ホルモンを大量に投与されたためか
今も男の子の服装、遊びを好むという。
(もしかしたら、性同一性障害ということに
 なってしまうかも。。。)

子供の性的傾向がでるのを待たずに
親が性別を決めて手術をしてしまったケース。


昔の技術では、
女の子の性器を作る方が簡単だったから
迷ったら女として育てる(手術する)ことを
提案の大半だったともいう。


昔、「たまたまがないの」ということで
入院をしていた小さな男の子がいた。
大人たちの話では、体の中にもなかったという。
その時は、睾丸のない奇形なんだとおもったけれど、
今思うと、男の子ではなく
第3の性で身体の中に卵巣等があったかも。。


生命は神秘的だ。

男性、女性と決め付けるのではなく、
第3の性の人が心穏やかに
過ごせる時代が来るといいなと思った。

コメント
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