退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「しあわせにおける『人間関係資本』の重要さあるいは壮大なムダというべき映画」について

2020-07-03 02:43:13 | Weblog
晴れのちくもり。おだやか。

三浦展「下流老人と幸福老人」を読む。

グラフが多くて面倒臭いが要は一定以上の収入増加に「しあわせ」はなく。
いわゆる「人間関係資本」さえあれば楽しく暮らせることをあらためて。

著者が紹介しているさまざまな試みがその「答え」か。
この種のことがもっと各地で起きれば。

国としての地位がいかに下がろうと関係なく。
むしろ「避難所」として大いに機能すると思われる。

そろそろ本気でそっちの方向に動かないと。
「コロナ禍」は今後の災害の始まりに過ぎないと思うのがいいはず。

佐藤信介「KINGDOM」(’19)を観る。

中国ロケのおかげで辛うじて「雰囲気」は保っている一方。
これだけの豪華キャストを無駄にしてしまった残念な作品。

観ていて感情が全く動かず。
山﨑賢人の単調な演技もどうにも。

「VERSUS」(’01)の坂口拓のキャラクターが拾い物。
かつての精悍さが年月を経て異なる魅力を発揮していて。

橋本環奈や長澤まさみの「いつもとは異なる顔」が観られたのは幸い。
男優陣では吉沢亮と大沢たかおの「貴族ぶり」が印象に残るのみ。

その他のベテランたちはそれぞれに「役割」は果たしているものの。
もったいないと言うよりない。

わが国の「メジャー映画」はこのところいつもこんな感じ。
「圧倒的な劣化」がここにも。

繰り返すが「知恵はタダ」。
もっとシナリオと演出を練らないと。
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