退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「生命の起源の新しい解釈と16年前のブルーバックスあるいは『嘘つき』が堂々と権力を維持するのはわれわれのせいであること」について

2020-02-26 02:47:49 | Weblog
『快晴。おだやか。

中沢弘基「生命誕生 地球史から読み解く新しい生命像」を読む。

「母なる海」が生命を生んだのではないというのが刺激的。
「母なる大地」が「正しい」のだと。』で昨日も寝る。

各分野の「専門化」が激しくなるにつれて誰も「全体」を見なくなる。
「学際化」がもたらす新たな解釈を是非。

くもり。夜になって降り始める。

フロイド・E・ブルーム他著「新・脳の探検(上)」を読む。
16年前出たブルーバックスを今頃。

わかりやすさはあるもののここには「センス・オブ・ワンダー」がない。
既知の専門用語や名称と未知のそれに触れたものの。

(下)も借りてきたので明日読むつもり。
オピオイドがすでに顔を出していることを忘れずに。

ジェームズ・ヴァンダービルト「ニュースの真相」(’15)を観る。

かの国のアンカーマン、ダン・ラザーを引退に追い込んだ内容を描いた作品。
それと同時に優秀なジャーナリスト、メアリー・メイプスも。

CBSという「企業」が生き残るための結果よ。
「放蕩息子=ジョージ・W・ブッシュのウソ」は結局隠蔽され。

同様なことはわが国でも。
ダン・ラザーほどの信頼がない人物に対してだったりするのがいやはや。

現在では「フェイク・ニュースの存在」が当たり前に。
トランプや安倍が堂々とまかり通ることに。

ちなみに本作の原題は「truth=真実」。
「まともなジャーナリズム」が失われて久しい。

「国民に直接話したい」と新聞記者たちを排除したかつての首相佐藤栄作の姿は
むしろ当時の新聞の「健全さ」を保証するもので。

今やそれが「なあなあのズブズブ」の関係に。
「権力の監視」などどこ吹く風。

新聞社もしくはテレビが「企業」であることのみを優先するなら。
いっそ何も報じるなと言いたい気分。

「何度でも嘘をつく輩」がどうして「権力」を握っていられるのか。
その「当然の疑問」を抱かないとどうにも。

われわれの「劣化」がそうした現実を担保してしまうのだとすれば。
立場の如何を問わず「賢くなる」しかあるまい。
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