退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「こういう視点で世界を観てもいいことと敢えて『裏読み』をしたくなる映画」について

2024-06-24 03:29:48 | Weblog
雨のちくもり。蒸し暑い。

山田克哉「重力のからくり」を読む。

数式が意味することについてあらためて。
それを解いたり変形したりすることで「意味」が生まれる。

あるいは曲線を数式にしてみたりすることも。
われわれが生きている世界の「複雑さ」よ。

真空に「エネルギーが存在すること」を初めて知る。
それは定常的ではなく離散的ではあるけれど。

何よりダークマターとダークエネルギーの割合の多さたるや。
この種のことを知ると「世界」は違って見えること請け合い。

チャン・イーモウ「崖上のスパイ」(’21)を観る。

「紅いコーリャン」(’87)「菊豆」(’90)「秋菊の物語」(’92)「活きる」(’94)、
「あの子を探して」(’99)「初恋の来た道」(’99)「HERO」(’02)「LOVERS」(’04)。

かの監督の作品はそれぐらいしか観ていず(「グレートウォール」(’16)も)。
こんな内容の作品を撮るようになったのねと思うことしきり。

それでもひとつだけ変わらないことは。
リウ・ハオツンのような「可憐な女子」を登場させること。

コン・リーやウェイ・ミンジ、チャン・ツィイーを思い出そう。
「好みは変わらない」ということで。

現在の中国の姿を思えば。
「スパイであること」の重要性を説いたものだと思えばいいのか。

当局の意向に合わせながら。
「自由を求めて生き延びろ」というメッセージがあるのだと解釈しておく。
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