退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「措置入院の危険性と精神科医の世界の異様ぶり=わが国の現場ならどこでもあることあるいは子どもを救えということ」について

2020-02-18 01:32:16 | Weblog
晴れ。夜風が冷たい。

井原裕「相模原事件はなぜ起きたのか 保安処分としての措置入院」を読む。

「相模原事件」は「津久井やまゆり園事件」に同じ。
偶然借りてきた本と昨日のマル激が重なった次第。

「措置入院=裁判なき無限拘禁」であること。
知事の権限でどうにでもなることなどを知る。

著者によれば問題は「片道切符」だとのこと。
警察から病院へ送ることは出来るがその逆は出来ないらしい。

その結果「ヤバい人」が放置されることになる。
それが今回の事件を引き起こすことになったのだと。

「精神科医の世界」が「珍左翼が牛耳る場所」であることも手伝って。
今だに「学生運動の気分」でほぼ「思考停止状態」らしい。

もっとも著者の記述ぶりもいささか微妙なのが気になるところ。
大いに参考にさせてもらう一方で残念ながら「信頼」までには至らず。

もう少し冷静な筆致であればと思うのみ。

おそらく種類を問わずわが国の「現場」にはこの種のことがあふれているはず。
簡単に言ってしまえば「デタラメ」が。

「大人たちの劣化が激しい環境」の中で暮らさざるを得ない子どもたちよ。
実は一番気になるのはそこだったり。

「囲い込み」をどうにか脱け出して本当は広い「世界」を知っていただきたい。
楽しいものや美しいものはたくさんあるのだから。

いろんな人々と出会ってさまざまな価値観を知り
好きなことに目覚めてほしいもの。
コメント
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