「愛情にあふれる音楽の歴史あるいは昔の『男のロマン』」について

昼間は晴れ。夜になって降る。

藤井丈司「YMOのONGAKU」を読む。

ドトールとコメダをハシゴして読了。
何とも楽しい時間を過ごす。

「耳のよくない素人」にはいささか高度な内容も。
とはいえ過去を振り返ってそういうことだったのねと思うことも。

辛うじて知っている曲を思い出しつつ。
「テクノロジーが音楽に与える影響」についてしばし。

著者のように深く味わえることは今後もないだろうが。
Yellow Magic Orchestraの音楽にはたびたび触れることになりそう。

聴いていないものも多いので新たな発見があるかも。
「君に胸キュン」に関する記述はあるものの「過激な淑女」はない。

村川透「蘇る金狼」（’79）を久方ぶりに再見。

若き日の松田優作の姿を確認したくて。
風吹ジュンについても同様に。

今にして思えば何とも豪華なキャスト。
以下に挙げておく。

成田三樹夫、小池朝雄、佐藤慶、草薙幸二郎、岸田森、千葉真一、岩城滉一、加藤健一、
南原宏治、待田京介、久米明、今井健二、安部徹、江角英明、阿藤海、榎木兵衛。

女優陣は結城しのぶ、真行寺君枝、吉岡ひとみに中島ゆたか。
監督村川透やプロデューサー角川春樹は「おまけ」。

もう41年前になるのかと驚く。
「現代の目」からすると展開の不自然さやテンポの遅さ、カーアクションの未熟さが。

そして「勝手な男のロマン」による結末も。
「男の気持ちと女の気持ちのすれ違い」は今でも同じこと。

常に「男が遅れること」を知っておきたいもの。
だって「鈍感」なんだから。