あれ？薬どこ行った？

昨晩夕食を済まし、風邪薬などお医者さんでもらった薬を飲もうと取り出しました。
実は、けっこうこじらせてしまい、気管支炎のすぐ手前の症状であったため、
飲むべき薬の数も多く、5種類６錠を一時に飲まねばなりません。
でもそのおかげで症状はかなり治まり、体調もよくなりつつあります。

さて、くだんのこの薬を取り出す行為なのですが、
それらはわんこ達には何か素敵なものが出てくるように見えるのか、
「なに？なに？何食べるの？」
と、わらわらと足元に集まってくるので、
「違う違う、これはお薬。おやつじゃないよ。」
と言いつつ、順番に取り出したはいいのですけれど、
うっかり指を滑らし、そのうち一個をポロリと下へ。
まあ、すぐに見つかるだろうとたかをくくっていたのですが…
あれ？ないぞ？
小さいとはいえ、そこそこの大きさの錠剤なので、そうそう見失うはずもないのに？
（はっ！まさかわんこが食べたってことはないよな…？）

そこで、少し気合を入れて探そうとしゃがみ込んで探そうとすると、
「なに？なに？なに？」
わんこ達が一斉に寄ってくる！
おまけに、どけてもどけても、入れ代わり立ち代わり眼の前にやってくるので、
探しにくいったらありゃしない！

そこで奥さんと娘も手伝ってくれ、なんとかわんこ達を脇に避けつつ、
そして足元に置いてあるものをどかしつつ。
そうして探したのですが、全くもってどこにも見当たらない！
これはいったいどういうわけだ？？

まあ一錠くらいいいかとも思ったけれども、無くしたのは一番メインの気管支炎の薬。
そこで、まだしつこく探したのですが…
やはりない。

仕方がないので、明日の分から一錠取り出そうかとしたその時、
「あった～！」と娘の声。

え？どこに？！

聞けば、この直前に以蔵がブルブルっと身震いし、
その瞬間以蔵の体から薬が飛び出してきたのだとか！

そう、私の落とした薬は、床には落ちず、
以蔵の体の毛の中に、すっぽりと入りこんでいたようなのです！
なるほど！こりゃいくら床を探してもないはずだ…


「はい！飲みやすいよう
懐で温めておきました。」

なんという忠犬ぶり！

（＝^^＝）ゞ



そういうわけで、私は無事薬を飲むことができ、
その夜は咳に悩まされることなく安眠できました。
よかったよかった♪