走れ！パンダ！

今朝もランをお医者さんにつれて行き処置をしていただきました。
詳しいお話は後ほど…

さて、ここのところ話題がどうも湿りがちなので、
ここらでひとつ（こちらにしてみれば）可笑しかった昔の話などを。

写真の犬はパンダ。
犬ですがパンダ。
私が小学校3年のときに家に来た男前の女の子。
実はそれまで私は犬恐怖症で、触ることはおろか、一人で前を通るのもできなかったのです。
でも、この子が来ておっかなびっくり接するうちに、
犬はむやみに噛むこともなければ、怖いこともなく、
われわれと同じように、気持ち感情を持っていて、
通じ合えればすごく信頼できる相方になってくれるということを教えてもらいました。

さて、それから数年後のこと。
パンダは家族で車に乗って近所の山までみかん狩りに連れて行ってもらいました。
このとき、私は行かなかったので行ってきた妹の話になりますが…

あのなあ、パンダはな、すごく喜んで山の中を走り回っててん。
それでなあ、私らもな、みかんを取ってすごくおもしっろかって、ずっと遊んでてん。
ほんでな、帰る時間になったからな、みかんを積んでな、荷物を積んでな、
それで、車に乗って家に向かってん。
そしてな、しばらくしたらな、誰かが言うてん。

「あれ？パンダは？」

「あああ！忘れてきた～！」

あわてて車を止めみんなで振り返ると…

泣きそうな顔をして、山道を必死で走ってくるパンダの姿が！

本当なら、
本当ならば、
ここで、「パンダごめんよ～！」と抱きつくシーンなのですが、
うちの家族ときたら…

(=＾＾=)ゞ「その姿を見て大声を上げて笑っていたそうです。」

私がその話を聞いて、みんなひどいな～！というと、
「だって、その必死な顔が可笑しくて可愛いかってんもん！」
とのこと。

まあ、結果がよければそういうのも楽しい思い出になるんですよね。


人生はクローズアップで見れば悲劇。ロングショットで見れば喜劇。

チャーリー・チャップリン