もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

CAMPUS 3 風防作成(凹みタンク復活!) ~MAX SIEVERT~

2020-12-28 09:56:22 | ぷ♂の日記
いつぞや頭を悩ましたこのジャンククのタンク。

DSCN1965.jpg

その後個人教授さんのおかげで無事分離でき、
チューブはこちらのキャンパス3に移植されめでたしめでたしとなりました。

そういうわけでこのタンクだけが残ったので、
今度はこれにSVEA123のチューブを取り付けリメイクすることにしました。
まあこの方法は以前行っているので問題はないのですが、
ただこれには風防が欠品なので用意せねばなりません。
とはいえ、ただでさえレアなストーブなので、そう簡単にパーツが澪浸かるはずもなく…

じゃあ自作しちゃう?

そう、手に入らないものならば作ればいいのですよ!
幸いこいつは後期型で風防も123によく似た真鍮製。

s-l1600h_20201226165451c47.jpg
画像はネットからの拾い物。

真鍮ならば前期型の鉄よりも細工は楽。
じゃ、いっちょやってみるか~!

まずは原寸の型紙を作り、それを真鍮に張り付け穴あけポイントのポンチング。
DSCN2790.jpg

デザインはオリジナルにこだわらずこのような感じ。
より好きな前期型の穴の位置をイメージしました。
(なお板の厚みはSVEA123を参考に0.5ミリをチョイス)

その後は地道に穴あけ作業を行い、併せてゴトクを差し込むスリット加工。

DSCN2826.jpg

このスリット加工がほんとうにめんどくさい!
今回は小さな穴をいくつも開け、その間をドライバーで作ったノミで叩くという方法をとりました。
もっと簡単でキレに仕上がる方法はないでしょうか?

で、ゴトクになるべき鉄棒を差し込み長さを確認の後折り曲げ加工。

DSCN2827.jpg

後は空き缶や木の棒などに押し当てて、木片でじわじわ押して丸く曲げます。
この際目指す円よりも小さい円にするつもりで曲げてゆきます。
なぜなら、修正作業は丸めるより広げる方が楽だから。
(接合個所に穴が必要な場合は、曲げ作業の前に穴あけを)

どう?

DSCN2828.jpg
すごく丸いです!

ここで一旦ストーブ本体に仮組し、支障が無いようならばこのまま仕上げてゆきます。

DSCN2841.jpg
ゴトクには滑り止めのスリットを刻んでみました。

なお今回は、のちに気軽に修正できるようにしたかったため、
はんだ付けせず、穴をあけ針金で固定する方法をとりました。

というわけで、早速組み合わせてみましょう。

DSCN2845.jpg
お!いいんじゃな~い?

ただし、前述のようにこのストーブにはSVEA123のチューブを移植しておりまして、
実はこいつのスピンドルがオリジナルより少々長め。

DSCN2873.jpg
ゆえに少々でべそ気味

しかし幸か不幸か、内径ジャストサイズの100均カップをかぶせてみると、

DSCN2871.jpg
深さがこれまた絶妙にジャストフィット!

そうそう最後に実際に火をつけて様子を見てみねば…

DSCN2851.jpg
うん、炎の位置も良さそうだ♪



DSCN2858.jpg
小鍋を乗っけてもいい感じ


というわけで、ジャンクパーツであった凹みタンクも、このように無事復活!
貴重なストーブだけに無駄にならなくて本当に良かった♪
さ、今度の休みはこいつを持ち出して遊んでみよう♪

DSCN2866_20201227152541edf.jpg





CAMPUS3風防作成 ~Windshield production of CAMPUS 3~
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ニコニコチップ

2020-12-27 10:53:33 | チップ
DSCN2818.jpg
「ふんふんふ~ん♪」

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「おや? クンクンクン…」

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「あ!こんにちは、チップです。」

ちょうど10年前に桜の時期、とある保健所からやってきたのがこのチップさん。
いつも元気で明るい子なのですが、本当はとても控えめでシャイな子。
だから普段は、割と自分を抑え気味にしており、おやつの時やご飯の時も、
決して前に出ることなく、一歩下がって静かにこちらを見つめるような、そういう子なのです。
だからうちのように多頭飼育の場合だと、ついつい出遅れたり、横取りされがち。
そしてまたお散歩に出るときなども同様で、
あまり前に出ることなく、全体の歩調に合わせて歩いてくれるので、
ゆっくり目のシニアさんチームでも、

DSCN2760.jpg
「じゃあ、ゆっくり行きましょうかね。」
「はいはい…」



また元気溢れるちびっ子チームでも
CIMG2100_20201217103849a52.jpg
「行くんやサカイに~!」 「わはははは~!」

と、このようにどちらでも無難にこなしてくれます。

でも本当は、すごく遊びたがりの甘えたさんなので、
散歩の途中は何度も見上げては、こちらに視線を送ってきます。

CIMG2080_20201227102952028.jpg
ちらっ♪

だからそのつど、「うんうん、チップさんは本当に賢くて偉いね。」とそう声をかけ頭をよしよし。
すると、ものすごく嬉しそうにピョンピョンと跳ねるように歩きだすのです。

だから以前はこっそりとこの子だけを連れし、
自転車でチョイと離れた公園まで走りに行ったりもしていました。

IMG_0888.jpg
「うひょひょ~!」(5年前の「休日散歩」より)

でも、さすがにシニアになった今ではそれも無理。
だから、これからはこうして近所の公園までチップさん単独で、
ゆるゆる歩いて散歩に出ようと思っております。

あの頃の様な疾走感はもうないですが、
それでも風を受け歩くこの子の姿は、やはり絵になりすごく素敵!

DSCN2823.jpg
「わぁ~い、ほめられた♪」

そういうわけで、先日のお散歩風景を動画でどうぞ。

**動画**

ニコニコチップ
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プリムス№71(吸気調整?・簡単ウイック試作) ~PRMUS №71(37s)~

2020-12-26 09:24:04 | 犬日記
プリムス№71というストーブはとても人気のあったモデルで、
1900年初頭~70年代にかけて長く製造された定番ストーブであります。

ですから、そういうモデルにつきもののモデルチェンジやバージョン違いが存在し、一口に№71といっても結構見た目や造りが違います。

最も初期のモデルはものすごくシンプルな形。

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おそらく1900~10年代のモデル

この頃は、アウトドアでの使用というよりは、
テーブルで料理を保温したり、ベッドわきに置いて飲み物を温めたり、
又は医療用の消毒用になどアルコールランプのような使い方をされていたようで、
ゴトクも、火力調整用のスピンドルも持ちません。
その代わり火が付いたままでも持ち運びしやすいように取っ手が付いております。

ですが普通は№71といってすぐに思い浮かべるのは、
一番有名なこのオールインワンのケースに入った後期のこのモデル.

01_20201206150336076.jpg
「№71L」(ケース入りはモデル名の末尾にLが付きます)

この頃になるとタンクが厚みを増し容量も増え全高も高くなってきております。
(ただし最後までクリーニングニードルは装備せず)

このLは1930年代から最後まで製造されるほどのヒット商品となりましたが、
それゆえか、さらに別モデルも同時に発売されました。
たとえば(当時)クッカーで有名なブランドSIGGと組んだ(?)このモデル。

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№71 TOURIST(ツーリスト)

現在はボトルメーカーとして有名なSIGGですが、
かつてはSVEA123やコールマン・ピーク1用の専用クッカーを製造しておりました。
このモデルは収納性を高めるためか、
初期モデルの様な薄手のタンクで全高を控えております。

ちなみに英軍用ストーブにクッカー№7というものがあるのですが、
それがまたこのプリムス№71にそっくりなんですよ。
(ただし、№7はクリーニングニードル装備)

IMG_1665.jpg
左がプリムス№71、右がクッカー№7

だから時折、№7のケースで中身が№71というのも見たことがあります。

さて、実は今回又別バージョンの№71が入荷したのです。

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PRIMUS №71 E クッカーセット

とはいえ、これは以前こちらにてご紹介のモデルなわけですが、
実は数トーブ本体が少しだけ違う。
つまり通常のトップのチューリップ部分は、
周囲にシンプルに空気穴が開いているだけなのですが、
このモデルは、その空気穴の大きさをワンタッチで調整できるのです。
つまりこういう感じ。

DSCN2378.jpg
 (通常使用時)

DSCN2379.jpg
 (吸気を絞りたいとき)

なぜこういう仕組みなの?
実はGIストーブなども同様にこの部分が二重構造となっており、
その気になれば空気穴の大きさを調整することができます。

CIMG1467.jpg

ですがここは普通まず触らない部分であります。
(空燃比異常時による赤火解消のためなどで少しいじることはあります)

そもそも吸気を絞りたい状況って酸素が過剰にある状況でしょ?
そんな状況ある?
高地に行き逆に酸素が薄くなる状況ならあるでしょうけどね。
じゃあ、結局吸気を減らし火力を落としたいとき?
でも、それなら普通にすぴんどるでバルブを絞ればいいんでない?

そんなわけで、いろいろ考えましたがいまいちよく分からない。
(=^^=)ゞ

でもまあ、何はともあれ手の込んだシステムなわけで、
こういう風に凝った造りということは…

DSCN2393.jpg
1937年製造の戦前の製品でありました。
(製造年記号はこちらを参照)

そういうわけで、早速この吸気調整を試してみたいので火をつけよう!

とはいえ、現状見ためは一応きれいだけれど、
やはり一度分解してすっきり奇麗にしてからの方が良いね。

DSCN2556.jpg

というわけで分解清掃の後、ひん曲がっていたスピンドルもこの要領で修正。

で、サクサクと組付ければいいのですが、
ウイックの先端が炭化してしまっているので新しく新調することに。
そこでどうせならと、いつものウイック製作方法ではなく、
今回新たに思いついた方法でウイックを装着することにしました。

DSCN2557.jpg

用意したのは綿の編紐。
良くランプの芯とかにも使われるタイプで、安価で入手しやすいのです。
この中に銅線を折り曲げ挿入すれば、
いままでよりも簡単に、短時間でウイックができるのです。
この時ピジョンのレストアした際に思いつきました。)

DSCN2559.jpg
で、あっという間にウイック完成!

うん、思った通り作成も挿入も簡単で、
タンクへの組付けもめちゃくちゃ楽であっという間!

DSCN2560_20201206145416852.jpg

これでちゃんと燃えてくれればいうことなしですね♪

そういうわけで早速テスト。

DSCN2796_2020122414404780b.jpg
よし大丈夫!

燃料供給に不足がないか心配でしたが、そういうこともなく順調に燃え続けます。
よし、今後自分のストーブはこの方法でやっつけていくか…

というわけで、炎が安定したころを見計らって例の空気窓をいじってみます。

すると…

OPCL os

なるほど思った通り火力に差が出てきますが、
それは単に強火弱火という感じではなく、
燃調が変わったゆえの、正常燃焼と赤火という風に見えてしまう。

ということは、やはり使用状況による空燃比調整用?

いやいやいや…

それはどう考えてもやりすぎでしょう?

だからおそらくは、
スピンドルを絞って弱火調整した際に、
空気も抑え安定した弱火を得るための補助機構なのではないかと…


DSCN2577.jpg
こんな感じ?

というわけで、どなたか本当の意味をご存知の方お教えいただければ、
これ幸いなのであります。

(*^人^*)





プリムス№71(吸気調整?・簡単ウイック試作) ~PRMUS №71(37s)~
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メリークリスマス&ピコ1歳

2020-12-25 10:14:09 | ピコ
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「メリークリスマスやでシカシ!」

というわけで、トナカイさんを従えてご機嫌のピコさん。
クリスマスイブの昨日家に戻ると…」

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ピコちゃんお誕生日おめでとう~!

実は昨日はクリスマスイブであると同時に、
ピコの1才の誕生日だったのです!

というわけでおねえちゃん手作りのピコケーキでお出迎え!

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「なんや?なんや?うちの顔やでシカシ!」
(クリームはなんと豆腐のクリームで中身はバター風味のスイートポテト)

というわけで、クリスマスも兼ねて、我が家皆でささやかなお祝い♪
わんこたちにもお肉を焼いて、そしてそのあとケーキを切り分け、
ピコはもちろん妹分のゆきのも大はしゃぎで、
また新入りのういろう君にいたっては、目を白黒させて大喜び!
無論食いしん坊のすあまかりん
そしてなんと普段は小食のぽちまでもが大喜びでケーキをパクパク。
チップは、その前にキャベツを爆食いしすぎて爆睡しておりました。)

そんなわけでわんこ達の興奮冷めやらぬ中、今度はプレゼントの贈呈です。

DSCN2804.jpg
「なんやぁ これ!」

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「お?お♪」


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「わははは!タマランでシカシ~♪」

こんな感じでピコは大満足♪
で、むろんほかの子たちもご相伴にあずかり大満足♪

今までこの日はメリーXmasでしたが、これからはピコちゃんおめでとうも加わって、
毎年とても楽しみな日となったのです。


**嬉しいプレゼント**

と、このようにみんなでお祝いしていると、
今年も素敵なプレゼントが届きました!

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ままるーさんの特製手作りクッキーだ~!
(ヤギミルク、そば粉、小麦粉、タマゴ、すりごま、おから、オリーブオイルの厳選素材!)

毎年この時期ままるーサンタさんから届くこのクッキー。
うちの子たちは全員大好きだから大喜びでパクパク!
もう歯のすっかりなくなったぽち&かりも、小さく砕くのも待ちきれずパクパク!
(可愛らしい形なので砕くのがもったいない!)

そういやこの夏逝った以蔵もこれが大好きで、いつも届くといの一番に確認しておりました。

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「す~は~♪す~は~♪」

ですので、早速みんなで美味しくいただきます。
そしてお星さまになった子たちにはお供えさせていただきます。

ままる~さんいつも本当にありがとうございます。
(*^人^*)



コメント (8)
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朝散歩  ~シニアコンビ編~

2020-12-24 09:25:11 | 犬日記
さて、先日朝の散歩についてのお話をさせていただきましたが、
ぽち&かりんのシニアコンビも、実は休まず毎朝散歩に出ております。

とはいえ、前回お話しした通り明け方の気温は低すぎるので、
もう少し後、お日様が登って気温も少し弛んだ頃、
二匹はトコトコゆるゆると散歩に出ておるのです。

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「おひさまやね~♪」
「ぬくぬくやね~♪」


この時間は商店街も開店前で人通りも少なく、
時折走り抜ける自転車にさえ気をつければ、
のんびり自由に歩くことができます。

とはいえやはり、それなりの交通があるので、
目指すは車の通れない高架下の歩道。

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「ここなら安心や!」
「安心やね~♪」



そういや、大体うちの子たちはシニアさんになったら、みなこの道を歩いていたな~。
てなことを考えながらのんびり、歩くともなく動いていると、

DSCN2712_202012210931568da.jpg
「ややや?」
「どうしたにいちゃん!」



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「ここ、なんかきになるで。」
「ほんまや!きになる!きになる!」


という感じで、ただひたすらテクテク歩き続けるのではなく、
気になったところで足を止め、心行くまで確認。
こういうことができるのも、通行人が少ないこの時間帯のこの道だから。

こんな感じで距離こそしれてはいるものの、
時間にして15~20分間。
朝ののんびり散歩を続けることができております。

この調子でドンドン寒くなるこれから先の時期も、
なるべく運動不足にうならないよう、快適に過ごさせてやれたらよいな。

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路上忘年会?

2020-12-23 10:40:06 | ぷ♂の日記
昨日の休日は22日。
毎月この日は四天王寺さんで骨董市が行われ、それを眺めるのが私は大好き!
過去にもタイミングよく掘り出し物をゲットできニコニコ顔で帰っておりました。
これとか、これとか…)
おまけにこの日は、いろいろなで店が出て賑やかで楽しいのですよ♪

で、今回運よく22日が休日と重なったので出かけることにし、
ついでに巷で人気の100円お好み焼と、200円きつねうどんでも食べながら、
昼間っから一杯飲んで楽しもうと思いつたのです。
で、その話をいつものバイク仲間にしたところ、
「じゃあ、今年はそこで忘年会をする?」
てな運びに。

というわけで当日。


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あれ?

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あれれ?

出店どころか人出もなく、やけに閑散としております。

もしもしかめさん、なぜですか?
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「今回はコロナで骨董市中止やで~。」

なるほど、それは仕方がない。
それじゃあ、休憩所で一服させていただこうかと思ったものの、
年末のことゆえ、休憩所は納骨受付会場となっており使用不可。

こまったね~。
どうする?

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じゃ、あそこに行こうか?

というわけで、急遽場所変更で南へ移動。
途中買い出したあれこれを、ででーんと道のわきに広げます。

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基本粉もの!


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「じゃあ、今年もお疲れ~!」
「来年もよろしく~!」


というわけで、密を避け路上で宴会と相成ったわけですが、
この場所は、「てんしば」という公園の様なそんな場所。
昔でいうと天王寺公園でと呼ばれ
10数年間には、よくわからないおっちゃん&おばちゃんたちがカラオケ大会をしていたり、たくさんのホームレスが生活していた場所。
もっと昔は蛇を操るマムシ売りや、当時珍しかったチワワを見せものにするなどの大道芸人がたくさんいました。
天王寺から新世界へ通ずる道でもあるため賑やかだったのですよね。
ですが近年きれいにオシャレに一新されたこの場所は、
もう以前の面影はどこにもなく、おしゃれなお店と、着飾ったおしゃれさんが闊歩する公園となったのです。

ですので、さすがに昼日中からこうして宴会をするのは少し気が引けはしたのですが、
そこはそれ、お土地柄?
大地にしみこんだDNA?
そういったものも相まって、皆さん遠巻きにすることもなく、ごくごく普通にいなしてくださる。
やっぱ、大阪天王寺!
懐深いわ~♪

てなわけで、背中にお日さんをポカポカ感じつつ楽しく過ごしていたのですが、
それでも2時間以上座り込んでいるとさすがに冷えてくる!
ですので、お昼の二時を回った頃に
「それでは皆さん良いお年を~!」
というわけで解散♪

例年ならばこの言葉は夜暗くなってから言う言葉なので、
なんか変な感じがするものの、今年は特別、仕方がない。
来年はこういう心配なしに以前のごとく集まれたらなと思いながら皆さんと別れました。


そういうわけで、家に戻ってもまだ日は高い!
だから、、留守番わんこ達にもお散歩のサービス!サービス!

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「ぬくぬくやね~♪」

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「ポッカポカやでしかし!」

という感じで相変わらず良い天気で、動いている分には暖かく過ごしやすい日で助かりました。

とはいえ、先ほど飲んだお酒が残っている身にとっては、
お散歩二連発は結構キツイ!
おまけになんてったって、昼間の酒は良く回る!

だからこの後散髪に出たものの、椅子に座るなり爆睡してしまいました。

(=^^=)ゞ
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朝散歩  ~ちっぷ&凸凹編~

2020-12-21 09:26:31 | チップ
先日来、急に冷え込みが厳しくなってまいりました。
ですので、部屋と外気の温度差があまりに激しくいので、
しばらくの間シニアさんたちは朝一番のお散歩はお休みです。

だって、ヌクヌク布団からいきなり表に出ると、
いくら防寒着を着せていても、年老いた心臓への負担が大きいのですよ。

そんなわけで、朝の散歩は元気なちびっ子凸凹コンビ、
それと、年齢不詳なもののまだまだ元気なチップさんとともに出かけております。

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「さあ、出発!」

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「それいけ~!」


今までずっと、ぽち&かりんのシニアさんたちと一緒にお散歩に出ていたチップさん。
それが急にこのげんきいっぱいの凸凹コンビとともに出たもんだから、
最初の日はそのあまりに自由な振る舞いに、面喰って、嫌がって、
だって、あのチビたちは、歩きながらじゃれ合って、首の噛み合いまでしてくるから!

「なに?この子たち…」

といった感じで、一歩も二歩も引いてしまう感じ。

ですので、正直困ったなと思ってはいたのですが、
そこはそれ、さすがに年の功のちっぷさん。

そういう凸凹の無法ぶりにもすぐに慣れたのか、
一緒に歩いていて凸凹がじゃれ合いそうな感じになってきたらば、
すっと横に外れてゆき、

CIMG2091_20201217103853eba.jpg
「あんたらなんか知らんもんね~。」

と、スタスタ速足で賭けてゆきます。

すると、それを見た凸凹たちは、

CIMG2090_20201217103851649.jpg
「待って!まってぇ~!」

と、じゃれるのをやめ、必死になって後を追います。

なるほどな…

矢張りわんこのことは、わんこに任すのがいちばんだな~♪


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圧漏れに悪戦苦闘 ~M-194改~

2020-12-20 09:29:21 | ぷ♂の日記
…というわけで、
にて仕上がったバーナー部と、にて仕上がったタンクとを合体!

DSCN2398.jpg
無論NRVや各種パッキン類は新品と交換しました。

その後、加圧してみて圧漏れがないことを確認してから、
燃料を入れテスト燃焼。

すると…

DSCN2466.jpg
なんだ?炎が一部欠けてるぞ?

試しにニードルを上げ下げしてもおさまらない。
ニップルはかなり程度が良かったのでこれは圧抜け?
どこかで圧漏れ起こると、ガスの吹き出しが不安定でこのようになることがあります。

そこでチェックしてみようとタンクを手にしたら、そこに流れ出てきた燃料が!
ということはタンクとバーナーの接合部?
だからすぐに火を消し確認しました。

実は、こいつは当初線都合部に自作ゴムガスケットをかまして固定してあったのですが、
分解してみてそれらがへたっていたので、同じものを製作しはめてみたのです。
で、組付け後は前述のようにチェックしてみて漏れはないことを確認したのですが、
実際使用すると、熱の影響でゴムが弛むのか、じわじわと漏れ出してきておりました。

そこで今度がノンアスベスト素材でガスケットを製作し試してみましたが、
結果は同様。(むしろゴムの時の方が漏れは少なかった。)

そういうわけで再度分解し接合面をしげしげと観察。
すると、やはり元が他タンクを流用し製作したためか、
接合部のネジ切りが接合部の少し下側からしか始まっておらず、
その上のスペースにはネジが切られていない。
(というか、穴がネジ部よりも大きい)

DSCN2583.jpg

だから、本来よりも挿入部分が浅くなり、
ネジ部をトルクで締め上げ密閉するという方法が難しくなる。

そこであれこれ考えた。

DSCN2584.jpg
ゴムガスケットに金属ワッシャを併用

一見密閉できた感じでしたが、ワッシャの厚み分だけ挿入が浅くなったのか、
繰り返しテストすると次第に漏れてきました。

そこで次は、圧漏れ対策といえばやはり鉛!

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鉛ワシャを自作し挿入

少し厚め(2ミリ)の鉛板を打ち抜き、ネジ部に合わせてねじ切りし、
かつ、シールテープを厚めに巻いてみました。
そして鉛がつぶれるまでしっかりと締めこみテスト。

今度は密閉は保たれているようで一安心♪

でしたが…


DSCN2631.jpg
今度はニードルレバーから漏れ火!

あちゃ~、何度も組直していたせいで、うっかりその辺を触ってしまっていたか…
しかもその後炎の様子がおかしな感じに。

1942a.jpg
圧漏れのせい?それともニップル?

そういうわけで

DSCN2628_202012101144294b1.jpg
レバー基部にはグラファイトシートを補充し圧漏れ解消。

ニップルは確認の結果穴が少し小さすぎるようであったので、
徹底的に清掃し、その後私の1942に装着しテスト。

DSCN2634.jpg
絶好調ですので、これでニップルは問題なし

そこで、改に装着しテスト燃焼。
ですが相変わらず炎に偏りが。
ちなみに、ニードルレバーからの圧漏れはおさまっており、
ほかの個所からの漏れなさそう…

そこで不思議に思いながらしばらく燃焼させ再度圧漏れを確かめると、
おや?

DSCN2640.jpg
フィラー部から漏れがある?

そこで、キャップを思いっきり締めこんでみたのですがこんな感じ。

DSCN2647.jpg

つまりタンクの溶接部分からの漏れがあるようです。
だから圧が抜け炎が安定尾しなかったのか?
ならば私の1950同様タンク内側をコーティングすればOK?

でも、私の1950の場合は漏れ火があってもバーナーの炎は普通っぽかったので、
仮にもれを収めてもあの偏りが消えるかどうか…

何か見落としていることはないか???

あのほのの偏りは、圧が足りていないということと、
それともう一つ燃料不足いわゆるガス欠。

だから、圧漏れだけではなく圧不足を疑い、併せて燃料不足も考えてみよう。

というのも、このストーブは個人が自作したものだから、タンクとバーナーは本来別物。
だからもしかしたら、燃料チューブがタンク底面まで届いておらず、
十分燃料を吸い上げることができていないのかも?
(タンクがアンバランスなほど大きいサイズでもあるし。)
そこで、今まで500cc入れていた燃料を倍の1000㏄に。

そして加圧の方はポンプエとNRVを再確認。
手応えは良い感じなのだけれども、念のためポンプカップを分解し確認してみると。

DSCN2666.jpg
あ!こんなところに亀裂が!

そうか、ぱっと見は気づかなかったけれど、
ポンプングの際、ここが寄れて十分加圧できていなかったのか…

そこでさっそく新品カップと交換。

また前述のフィラー部からの漏れ火については、
火元から遠くそれほど温度も上がらないだろうと判断し、
ハンダだを流して様子を見ることにしました。

いざ、テスト燃焼!

すると…

DSCN2656.jpg
おお!絶好調♪

この勢いだとやはり原因はポンプカップだったのかな?
だとしたら何という凡ミス…

(=^^=)ゞ

とはいえ、快調に燃えるほのを見るのは嬉しくて、楽しくて…

DSCN2658_20201210132153bf5.jpg

だって今回はいろいろ手こずったもの…

そういうわけで、その後10分ほど連続燃焼させたのち、
各部の漏れチェックを済ませてそれもOK!
(フィラー部も異常なし!)

DSCN2660.jpg
これにて作業完了!

ほっ…

よかった~♪ (=^^=)ゞ






M-1942改のメンテナンス ~GI stove M-1942?~
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マイナスねじNRVの脱着 ~M-194改②~

2020-12-19 09:19:46 | ぷ♂の日記
さて、前回バーナーアセンブリの整備が終わったM-194改。
その後タンクの整備に入るべく取り掛かってみたのですが、
とっかかりの一番最初でいきなり躓いてしまいました。

というのも、NRVが固着して全く弛まなかったから!

とはいえ、このようなことは過去に何度もありましたし、
何だかんだ対策「NRVのメンテ」を講じて外せてはきたのです。
でも今回はいままでとはちょっと違う。

というのも今回は、ゲニオールやイギリスの古いいストーブでたまに見かける、
ネジの頭がマイナスのタイプだったから。

DSCN2334.jpg

とはいえ、画像にあるくらいなので、今回もなんとか無事に外せたわけですが、
いやほんとに手こずった。

なんせ一般的なタイプのNRVの場合でも、
奥まった位置にあるために、レンチがよほどきっちりかみ合っていないと
軽度の固着でもかなりてこずります。

CIMG7517b.jpg
しかも鉛ワッシャを持たない古いタイプは、特に噛み込みが厳しく、
最悪ポンプスリーブを引き抜き、ドリルで揉まないと分離できなかったりします。

それでも精度の良いレンチとバイスさえあれば、どうにかこうにか出口は見えます。

でもマイナスネジはな…

というのも以前「マイナスネジの取り外し」でも述べたように、
溝の幅と合わない先端部の厚みのドライバーを使用すると簡単に溝の角を痛めてしまうのと、
それより何より、
センター(中央)をしっかり出さないと、正しく力が伝わらないから。

だから本来は使用するドライバーの先端部が、
ねじ頭と同じ幅で、かつ溝と同じ厚みであることが理想的なのですが、
そんな都合よくドライバーがあるはずもない。

そんなわけで今回も悪戦苦闘の末、このように対処し抜き取りました。

まず使用するドライバーは、少し薄めでテーパーがかったものをチョイス。
(抜いたNRVは再利用しないので、ねじ溝を痛めるのを前提で。)
そして次はセンターが正しく出るようにこのような工夫を。

DSCN2330_2020112515165802c.jpg
スリーブの内径に合うようドライバーの軸に紙を巻き付けて挿入。

これなら、回している最中に軸がぶれてセンターがずれることもないはず。

それでも今回は、レンチと違いしっかり食いついてくれないドライバーのことなので、
何時ものバイスで固定する方法はとらず、
ショックドライバーで叩いて抜き取ることにしました。

DSCN2331.jpg

軸の長さが本当にギリギリでしたが何とか抜き取ることができました。

やれやれ、これで何とかタンクの整備に入れる…

このNRV抜き取りは、本当に地味な作業なのですが、
これができないがためにオブジェと化しているストーブもかなりあるはず。
小さいけれど侮りがたい相手なのです。


そういうわけで、サクサクとタンクのメンテに入れます。

まずは、タンク内を塩酸(サンポール薄め)で見たし一日放置したのち、
少し液を抜き取り、鎖を入れ、タンクをもってよくシェイク!

こうすると、タンク内部の浮き上がった赤さびが鎖に削られ剥がれ落ちます。
で、その剥がれ落ちたかすを水で洗い流して再度鎖を入れて振る。
この工程を錆カスすが出なくなるまで繰り返し錆びをしっかり落とします。

でもこれだけでは、生鉄がむき出しのため、
即また錆びてくるのでそうならないように薬品処理をします。

DSCN2361.jpg
毎度おなじみ炊飯器を使っての薬浴

「保温モードの」60度前後でほぼ一日リン酸処理し、赤さびを黒錆びに転換させます。

今回は薬剤の量も炊飯器の容量も少し足らなかったので、
とりあえずタンク内部のさびだけを処理しました。

DSCN2364.jpg
ですので外観は一見このようにみすぼらしくなりましたが、

DSCN2370.jpg
内部はこのようにしっかり黒錆び化できたので、今後は安心。

ちなみにこちらが処理前の様子。

DSCN2222.jpg
ちょっとわかりにくいとは思いますが、
処理前はフレーク状の赤さびがまんべんなく張付いておりました。

DSCN2368.jpg
仕上げにタンクの外観をブラシで磨き上げて完了。

うん艶が出て楽しい♪

さあ、後は組付けて作業完了だ!
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M-1942の分解整備 ~M-194改①~

2020-12-18 09:25:55 | ぷ♂の日記
今回も修理依頼のストーブが届きました。
併せてに大なんですが、まずはそのうちの一つを。

DSCN2171.jpg

うんうん、見慣れた米軍用のM-1942だな

と、思いきや…

DSCN2169.jpg
なんだ?!このタンク!

こんなどっしりした安産型のタンクは見たことがない!
でもこいつの前モデルのM-1940でも、派生モデルでこのようなものがあったし…

IMG_3460.jpg
コールマン(Coleman) 521

そう思いよくチェックしてみるも…

DSCN2176.jpg
このリリースバルブ付きのフィラーキャップはケロシン用のものだから、
このガソリン用のM-1942とは合わないし、

DSCN2177.jpg
器用に加工されたポンプロッドのストッパーは自家製で、
その奥にあるNRVはGIストーブに共通のチェックバルブではなく、
ヨーロッパで古くから使われるマイナスねじのNRV.。

ということで、これは恐らく私のようなストーブ好きが、
手持のパーツを組み合わせて作ったオリジナルであると思います。
でも、そうしたくなる気持ちよく分かるぞ~!
だって、そういうのって凄く楽しくて、私も過去にいくつか作っておりますから。
これとかこれとか…)

さて、そういうわけでこれの正体も判明したことから早速整備に入っていきたいと思います。
で、せっかくなのでM-1942の分解方法について軽く触れたいと思います。
というのも、この機種の情報は意外に少なく、私も当初試行錯誤しつつ作業しておりましたから。

1・タンクとバーナーアッセンブリの分離
DSCN2180_20201121163730ee8.jpg
①基部の歯車状のロックリングをポンチで緩める。
②ヘッドを外し、ヴァポライザー基部を緩めておく。
③コントロールハンドルを外しスタフィングボックスを取り去りスピンドルを抜き取る。
なおスピンドルが固着し抜きにくい場合は以下の要領で。

DSCN2183.jpg
・スピンドルが空回りするまで完全に緩める。
・スタフィングボックスを装着し手で締めこめるまで締めこむ。
・スタフィングボックスとの間に適当な厚みのナットなどを挟んでハンドルを装着。
・スタフィングボックスをゆっくりと緩めていく。

こうするとスタフィングボックスに押される形でスピンドルが抜けてきます。
(もちろん事前にトーチで炙ると寄り抜きやすい)

スタフィングボックスのみを再装着し、そこに9/16のソケットをはめ込む。
⑤エクステンションバーなどでテコの力でバーナーアッセンブリを緩める。
(この際事前にタンクとの接合部をトーチで炙り接着剤を焼いておくこと。)
⑥タンクから抜き取る前に、ヴァポライザーを外し、クリーニングニードルを抜き取る。
(ゴトクからバーナーアッセンブリを抜き取るのにつっかえて邪魔になるのです)

DSCN2188.jpg
これにて抜き取り完了

2・バーナーアッセンブリの分解

①スタフィングボックスを再装着し、そこで固定しニードル操作レバーを分解する。
DSCN2194.jpg
*ここは一旦分解すると圧漏れしやすい箇所ですので、
正常に動作している場合は手を出さない方が賢明です。
今回は汚れがひどくエアを吹くと圧漏れがったのでばらしております。

1942のバーナーアセンブリはレンチをかけれる部分全てにネジが切ってあるので、
固定する場合はこのように常にスタフィングボックスを利用します。


そうせずに固定すると、このようにねじ部分を痛め、最悪使い物にならなくなります。

DSCN2199.jpg
これは恐らく前オーナーのうっかりミス。
でも根本付近なので大きな影響はなし。

②ヴァポライザーからニップルを抜き取り内部のストレナーを抜き取る。
なおストレナーが固着し出てこない場合は以下の要領で。

DSCN2201.jpg
・ストレナーに潤滑剤などを吹き付け軽く炙る。
・そののち、ポンチや竹串など、ニップル側から押し出す。

DSCN2203_2020112116391590f.jpg
これでも無理な場合は、穴径よりちょい大きめのドリルで軽く揉むと大抵抜けます。
(少しダメージを受けますが、まあ問題ない程度)

これで、バーナーアセンブリの分解が完了です。
DSCN2210.jpg

なお今回、ニードルレバー基部のグラファイトガスケットが生きていたのと、
汚れがほとんどなかったので分解しませんでしたが、
この部分は、グラファイ押さえをプライヤーで外し、レバーを引き抜き分解します。

さてこうなれば後は組付けだけなのですが、
ここでもいくつかのポイントがあるのでそれらを簡単に。

・ストレナー・ヴァポライザーの装着

一旦広げ清掃したストレナーはきつく細く巻かないとヴァポライザーに挿入できません。
ですが、あまりきつく巻きすぎると今度はニードルが内部を通りません。
ですので巻く際は、ニードルを芯にする感じできつく巻き付けてゆきます。

DSCN2212_202011231519274bc.jpg
この際先端のニードルを折ったり曲げたりしないようによく注意。

ヴァポライザーはニップルを取り外した状態でにしておく。
事前に潤滑剤をスプレーしたストレナーを右回しでゆっくり押し込む。

DSCN2214.jpg
どうしても太すぎて挿入できない場合はストレナーを1~2センチほどカット。

ヴァポライザーにニップルを取り付ける。
ニードルを軽く押しニップルから出てくるか確認。
出てこない場合は無理せずニップルの詰まりや、ニードルの曲がりをチェック。
(この時無理に押し込んだり確認せず組み込むとニードルが折れます)

アッセンにニードルを組み込み、基部にカラーを組む。

DSCN2219.jpg
この時カラーの方向を間違わぬよう。
(凸面が上です)

*時折このカラーとヴァポの接合面が摩耗しているものが見受けられます。
この場合使用時ここからガス漏れを起こすので、
コンパウンドですり合わせたり、ガスケットを作成するなど対策が必要です。

なお、組付けにおいても、固定には分解時同様スタフィングボックスを利用します。

DSCN2215_20201123151930e5f.jpg
むき出しのアッセンは曲がりやすいパーツがあるので作業は細心の注意で

スピンドルを装着する前にゴトクに挿入。

DSCN2220.jpg
スタフィングボックスは取り外さないとつかえてゴトクに入りません!


というわけで、これで一応バーナーアッセンブリの整備が完了しましたので、
後はタンクへの組付けだけなのですが…

DSCN2222.jpg
タンクは中をのぞくとかなりの錆び方!

DSCN2223.jpg
フィラーパッキンは柔らかい石

というわけで、組付け前にタンクの整備をせねばなりませんので
まだもう少し長くなります。
ですのでこの続きは次回 「マイナスねじのNRVの取り外し ~M-194改~」 に続く。


*********************************

ちなみにこのM-1942のバーナーユニットは大変良くできており、
風が強く非常に寒いときでも、このように力強い火力をキープします。

Messershmitt kr200 & GI stove M 1942
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年末の嫌な風物詩

2020-12-17 09:29:50 | ぷ♂の日記
やっちまった~!

毎年毎年、この時期になるとやってしまう失敗!

毎回毎回気を付けているはずなのに、
ふと気がゆるんだらやってしまう!

そう、先ほど年賀状を作成していたのですが、
反対に印刷してしまった~!

そう、プリンタにハガキを入れる際上下さかさまに入れてしまって、
宛名面に内容を印刷してしまったのです!

はぁ…

毎年これをやってしまうので、かなり気を付けていたのにもかかわらず、
紙送りがうまくいかずエラーメッセージばかり繰り返されるのに苛立って、
つい無造作にハガキを突っ込んだあげくがこれだ…

ああ!年賀はがきが!
インクがもったいないからすぐ止まれ~!


と思い「印刷中止」を指示するものの、
デジタル機器のはずのPCとプリンタは、
「え~、急にそんなん言われてもタイムラグでっせ~。」
という感じで一気に打ち出さず、ジジジジジジ…と徐々に打ち出してくるもんだから、
なんか、わざとじらしてこちらのミスを見せつけられているよで、
あてつけれれているような…

おまけにそれに飽きらず、次のはがきも飲みこんでゆく!

お前、さっきはあれほど紙送りを拒んだくせに!

そしてまたじわじわと印刷しながら吐き出してくる!

なんかね、こういう時は本当にやんなる!
PCやプリンタに八つ当たりすのはもちろんこと、
なにより自分で自分に腹が立つ!

で、これが毎年毎年この時期だかから、
もうこうなると年末の風物詩かもしれません。

う~ん、何とも嫌な風物詩だ…


(=^^=)ゞ


DSCN2692.jpg

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寒い寒い!寒い日こそメッサー!

2020-12-16 11:18:25 | ぷ♂の日記
寒いよ~!
風が強いよ~!


と、昨日今日はこんな感じの朝でした。
ですので、朝の散歩もシニアさんはお休みで、出かけたのは元気溢れるチビっこのみ。

そんな寒さの中、私は近所に住む保育園の同級生のガレージにおりました。

IMG_3239_20201216100503119.jpg

というのも…

「こう寒いとさすがにバイクに乗るのもなんかな~。
でも、せっかくの休みに何もしないのはもったいない。
お~、そうそう、店の灯油を買い行かなあかんかったんや!
そんならあれや、メッサーや!
ほんで、河原へ行ってコーヒー飲もう!」
(なお、今回ぽちは、さすがに寒い河原はかわいそうなので今回はお留守番。)

で、灯油を買った帰り道、友人宅を通りがかったので、
彼を誘い出し河原でコーヒーを飲もうと思ったのです。

ですが、さすがにこの寒風吹きすさぶ中、河原ってどういやねん?
ということになり、「そりゃそうか…」と、おとなしく彼のガレージに居座ることにしたのです。

ですが…

IMG_3244.jpg
コーヒー沸かしはあきらめない!

というわけで、貴重な彼の愛車の休むガレージで火を起こし、
強制的にコーヒーを飲ませました。

その後、あれやこれやと話をし、入れたコーヒーもすっかり冷めきった頃、

IMG_3246.jpg
「こんにちは~!」「おりてきたよ~♪」

金ちゃんと琥珀ちゃんの登場!
これこれこれ!
待ちかねてたぞ~!

久しぶりにもかかわらず大興奮の大歓迎で出迎えてくれるもんだから、
私も嬉しくなって、この子たちに抱きついて、存分にモフモフ!
おかげで冷たくなってた指先も、ほんわか暖か♪
ありがとうね~。

そんなわけで、30キロ×2=60キロ分の大型犬成分を補充したあとは、
再度メッサーに乗ってもうひとっ走り!

IMG_3253.jpg
バイバイ~!また遊びに寄るね~!

その後も相変わらずの寒さでしたが、
こういう冷気は古い車体にはとても良い!
エンジンは気持ちよく回るし、なんだか足周りもかっちり決まる気がする。
だからそのまま家には戻らず、進路を南にとり、いつもの川沿いから気持ちの良い大通りへ。
途中あたr他敷くい出来た高速道路のいんたーでは、
出入りする車がこちらを見て目を白黒!
そうそう、これこれ♪
メッサーだと、すれ違ったりそういう時の相手のドライバーの反応が面白い!

いつだったか交差点の右折時に、対抗右折でやってきたカウンタックとすれ違い、
その時相手のドライバーがこちらに気づき、
文字通り大口を開け、こちらを向いたまま曲がっていったのがすごくおもしろかった♪

その一方歩行者の反応はまた違っていて、
その多くは、最初驚くもののその後すぐ笑顔になって見送ってくれる。
特に子供は十中八九手を振ってくれる。
だからこちらも手を振り返す。
すると今度は満面の笑み!
だから、メッサーに乗るのは楽しいのです。

そんなわけで、気持よく走り回ったあとは、
いつものお店でレーズン食パンを買い帰りました。

IMG_3276_20201216101322159.jpg


こんな感じで寒い日にメッサーで遊んでいると、
「え?これ暖房ないんですか?寒くないですか?」
とよく尋ねられますし、実際昨日も何度か。

でも普段バイクにばかり乗っているせいか、
私はこいつで寒い思いをした経験が全くないのです。
だってフードを閉じれば一応コクピット内は密室になるから、
風も来ないし、お日さんでも出れば結構暖かい。
それに何より…

実はこいつの運転はバイク並みに体重移動が必要で、
スムーズに走らせるには、結構体を動かさねばならないのです。
で、前述のように寒ければそれだけエンジンの調子が上がってくる車なので、
そうなると、運転が楽しくなり、ついついアクションが大きくなるから、
気づくといつも結構体動いておるのです。
で、狭い狭いコクピット内でのことですから、
そうなると暖房などなくともすぐに暖かくなってくる。

そんなわけで、バイクに乗る気もしないほど寒い日こそ、
実はワクワクしながらこいつに乗れるチャンスでもあるのです。

ヽ(^∀^)ノ

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やっぱり紙がいい!

2020-12-14 09:43:15 | ぷ♂の日記
先日年賀状作りの際にPCで過去のわんこたちの画像に見入ってしまうというお話をしましたが、
そういう時、膨大な量のデータ化した画像をまとめて保管できるPCは本当に便利!
だって、指先一つでいつの時代の画像でも呼び出せるし、
何なら映像処理で見づらい部分も見やすく修正できるから。

ですが…

それでもやはり私は、気に入った画像については、
データではなく、昔ながらの紙の媒体、いわゆる「写真」で手元において眺めたいのです。
というのも、私はふと思い立った時(主に寝室で寝る前など)に、
すぐぱっと開いて眺めたいときがあるのです。
またそのときは結構アトランダムにアルバムを開きたいのです。

それがデーターならば、まず最初にPCなどを立ち上げねばならないし、
その後見るにしても、どうしても任意の時期を選ばねばならないうえに、
表示も一つ一つ単品になりがち。
だから、その瞬間瞬間を切り取り楽しむのには向いているのですが、
アルバムのように、見開きや一冊ごとで、いわば俯瞰的に眺めるには向いていない。
でも、紙の写真を並べたアルバムにはそれができるから、
ぱっとページを開くだけで、当時の空気に丸ごと浸ることもできるのです。

だから昔から私は結構な数の写真を撮影しては、たくさんのアルバムに収めてきました。
とはいえ、カメラ自体にさほど興味があるわけではないので、
出来は知れておりますが、それでも下手な鉄砲数撃ちゃ当たる!
中には我ながら素晴らしいと自画自賛できるものも。

ですので、そういう撮影の仕方故、デジカメとの相性はよく、
フィルム数を気にせず撮影しまくる!
だから、見返すと結果膨大な数の画像があるわけで、
それらを全部印刷すると気が遠くなってしまう!

だから何年かに一度、数年分を一時に見返して、
これは印刷して残したいというものをチョイスするのです。

そういうわけで、今年は過去8年分の画像群の中から、選びに選んだ画像を印刷!

DSCN1846_20201205135745a50.jpg
その数なんと5600枚!

とはいえ、むろんこれだけの数を自宅のプリンタで打ち出していたら、
時間もインク代も馬鹿にならない!

というわけで、毎回ネットのプリントサービスに依頼するのです。
費用は一枚5円なので、今回は3万円弱。
結構かかるように思えるけれど、
昔のカメラだったら、フィルム代、現像代込みで24枚2500円ほどだったから、
それを思えば安くなったもんだ~。

で、次はこれを収めるアルバムを用意。
300枚収納の分厚いものを19冊注文。

で、写真とアルバムそれぞれが配達されてきたわけですが、
写真は郵便屋さんがあきれて笑うほど大量の封筒で!
アルバムは、届いた箱がめちゃくちゃでかくてびっくり!
まあ、考えりゃそりゃそうか…
(=^^=)ゞ

というわけで、この時は届いた写真をせっせと年代順、日付順に整理するのにおよそ3日。
そしてアルバムに収めるのにあと4日。
結局1週間の大仕事でした。

そういうわけで、これら大量の写真はただいま寝室の私の枕元に。
これでふと思いたったその時に、
大好きなあの子たちにいつでもすぐに会うことができる。
そう思えるだけで嬉しくなって、
閉じたままのアルバム眺めてニヤニヤしているのであるのです。

(=^^=)ゞ


ちなみに、本などもやはり電子書籍は性分に合わず、
やはり紙の本が良いのですが。
近頃は本当に便利になって、探していた本がすぐネット上で見つかるし、
しかもそれを簡単に買うことができるし…
だから年々本が増えていくのでその収納場所に困られております。

でも、買うまでもないなと思うものの気になる文章などもあり、
そういうものでネット上で無料で読めたりする(「青空文庫」など)ので、
いやほんと、良い時代になったものだなとつくづく思います。
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カッコいいって言わないで! ~ホンダ モンキー Z50Z ~

2020-12-13 09:46:04 | ぷ♂の日記
IMG_3219_20201209101739e5a.jpg

なんだかんだともう30年以上もの長い付き合いのモンキーです。
その小さい姿からよく、
「かわいい~!」
と言われますが、本人的には、
「かわいいよりもカッコいいといってほしい!」
と、常々そう思っておるのであります。

で、実はつい先日、
心行くまでそう言っていただいたことがあったのですが…




とある休日、私は朝からカブに乗りあちこち用事に出かかておりました。
そしてその後帰宅したわけですが、再度出ていかねばならなくなり再びガレージへ。
でもまたもやカブだと面白くないので、今度はモンキーを引っ張り出したのです。

で、こういう時気をつけねばいけないのはチェンジミス。
というのも、カブ系のエンジンには何種類かのチェンジパターンがあり、
私のでいえば、朝乗っていたカブのチェンジアップの仕方は、
「ニュートラル→1速→2速→3速」 が 「前→後ろ→前→前」 と踏み込んでいくのですが、
このモンキーの場合はダックスのエンジンに積み替えていることもあり、
「ニュートラル→1速→2速→3速→4速」 が 「前→前→前→前」 
と、いう感じで違いがあり、うっかりミスすると最悪ギアを痛めかねません。

じつは私はこのほかにもシフトパターンの違うバイクを複数持っているうえに、
はかなりそそっかしいときているから、過去に何度か走行中にミスをしております。
ですのでこういう場合はいつも気を付けるようにしております。

さて、そんなわけでガレージからこいつを引っ張り出すと、
ちょうどそこにはご近所さんが4~5人のちびっ子を引き連れて出ておりました。
そして、私がモンキーを出してきたのを見てはすぐに寄ってきて、

「このバイク小さくてカッコいいやろ~?」

すると、ちびっ子たちも見慣れない小さなバイクに興味津々の様子。
そこで、いよいよご近所さんはちびっ子たちを相手に、
「ほら!ピッカピカでカッコいいやろ~。」
と。

そうなるとチビッコたちは全員私に注目するので、
そうなるとなんか、やっぱり緊張するでしょ?

普通に普通に…
とそうは思うものの、知らず知らずアクションが大きく大きく。
ですので、エンジンをかけるときも、ついアクセルを吹かし気味で、
排気音もいつもより大きめになってしまい
ブバァァァ~~ン!

するとそれを見て、
「ほらな!小さいのに凄い音!カッコいいやろ?」
とまたもやちびっ子たちに言うものだから、いよいよ彼らは私に注目。

もうこうなるとなんだか針のムシロ状態なんで、
一刻も早く走り出さねば!
と、そう思いアクセルを開けてチェンジを踏み込む。

すると…

バイクがウイリーから棹立ちに!

しまった、クラッチ握るの忘れてた~!

そう、気持ちが浮ついていた私は、前述のようについうっかり操作してしまったのです。
とはいえ、チェンジをミスったわけではなく、今回はクラッチ操作!
先ほどまで乗っていたカブの感覚で、ついクラッチを握らずギアを入れてしまったのです。
(カブにはクラッチがないので握る必要がない。)
しかもその時アクセルを結構開き気味であったため、
フロントタイヤが浮き上がり、ウイリーしたまま走り出しそうになったのです。

で、とっさに私はアクセルを戻し、
いかにもわざとやりりました的な感じで平静を装いつつ、
その場でアクセルターンを決めて走り出したのです。
(無事にきめれてよかった~。)

背後ではまたもやご近所さんの声が

「ほらな、小さいのに凄いことできるバイクやろ~?」


どうにかこうにかごまかせたかな?
いや、多分ヘルメット越しにも多分大慌てだったのがバレバレ。
いや~、ほんま参った参った…


てなわけで、「カッコいい!」とそう言ってもらえるのは嬉しいけれど、
目の前でバンバン言うのはご勘弁!

すぐにテンパる私なので…
(=^^=)ゞ

IMG_3222_2020121216193141a.jpg
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箱ブスのニップルからの圧漏れ対処 ~ホエーブス(Phoebus) №225)

2020-12-12 09:39:49 | ぷ♂の日記
ホエーブスといえば、すぐに思い浮かぶのがダルマの様な代大小の大ブス小ブスですが、
今回のブスはちょっと変わり種。

DSCN2471_2020120414413403d.jpg
Phoebus 225 通称箱ブス


かなりレアなストーブで、確か1960年代ごろに作られていたとおり、
後にフィラーとポンプが変更され灯油仕様の525になったということ以外、
実は私は良く知りません。(この252はガソリン仕様)
ですが、かなり珍しいうえ程度の良いものはまず見かけないとは知っていたので、
今回このストーブを手にしてまずその状態のよさにびっくり!

そしてケースを開いてみてさらにびっくり!
DSCN2477.jpg
めちゃくちゃきれいやないかいな~!

タンクのラベルに少し焼け跡がある以外は、
「もしや新品未使用?」とそう思えるほどのグッドコンディション。

DSCN2478.jpg
ユニークなゴトクも全く焼け跡無し!

こんな良いストーブのオーナーになれたら幸せだね~♪

そう、実はこれは私のものではなく、とある方からの整備依頼。
とはいえ、前述の湯に程度が良いので、そう手こずることもなかろう。
いざ、サクサクと作業を進めよう!

というわけで、まずは圧漏れ状態を確認しました。
ポンプカップに給油して、適当な回数ポンピングしたのちフィラーを開けて音を確認。
結果、全く音がしないのでどこからか圧漏れしている模様です。

フィラーのパッキンは十分生きてる感じなので、疑わしきはNRVと安全弁。
その結果、
・NRV→コルク製で凹型あり
・安全弁→ゴム製で石のように硬化
と、どちらも密閉の役に立たない状態のため、新品と交換。

その後再確認している最中ニップルからの漏れに気づきました。
あああ、これは以前のあれだ…

実はブスのバルブ開閉は、ニードルがチューブに抜き差しされることで行われております。

ブスニードル
こちら参照)

ですので、そのあたり面が荒れていたりしたらば、
ハンドルを回しきってもバルブが閉じ切らず、漏れが起こります。
こういう場合は当たり面を磨くなど何らかの方法で対処すれば収まることもあります。
「ホエーブス ニップル漏れ修正」参照)

そこでさっそく確認してみると…

DSCN2498.jpg
あれ?

見た感じ汚れもほとんどなくきれいな状態で、
ニードルを引き抜きよく見てみても…

s-DSCN2497.jpg
傷どころか汚れもついていない…?

ただ少し気になったのはニードルの形状。
普通当たり面は下すぼまりのテーパー状なのに、
これはそうは見えず結構寸胴。

今まで初期のものから後期のものまでブスはいろいろいじってまいりましたが、
このような形状のニードルは初めて見た気がします。
225特有のもの??
それとも社外品???

いずれにせよ、おそらくこのニードルとチューブ内径がキッチリ合っていないために、
いくら頑張っても微妙に漏れが出てしまうのであろうと…

とはいえ、その漏れは本当に微小なものなので、とりあえずこのまま作業を進めることに。
(自分のストーブなら以前ように鉛を巻いて処置するのですが…)

さて、その後再度漏れを確認するとやはり相変わらずなので、
こうなるとここしかないと大きなレンチを取り出して、

DSCN2500.jpg
結局ヘッドもばらしてしまった!

で、開けてみてまずガスケットがないことに気づきいたので、
新しくガスケット作成したものの…

よく考えるとなんかおかしい…

こいつはケースに収めて使うので、ハンドル位置が決まっている。
ということは、ヘッドの取り付け位置も決まっているから、
任意の位置でキッチリ締め付けれる構造になっているはず!

ということは恐らく…

DSCN2507_2020120414414119a.jpg
取り付けネジ部がテーパーだ!

そう、下すぼみのテーパーゆえ、頑張ればどこまでも締めこめる構造になっており、
一旦緩めたら、次はさらにもう一回し締めこんでキッチリ固定できるのです。
なるほど、だからガスケットが入って無くて当たり前。

そういうわけで、ネジ部にシールテープを厚めに巻いて、
シリコングリスを塗ったうえで締めこんで完了!

これにて圧漏れが収まったので、後は燃料を入れ…

DSCN2521.jpg
テスト燃焼~!

結果無事問題なくテストを終えれたので、
これにてオーナーさんのお手元にご返送~♪


と、思ったのですが!


やはり件のニップルからの漏れが納得できないので、
オーナーさんに了承を得たうえでニードルを少し加工してみました。

当初は以前大ブスで対処したようにニードルに鉛を張り付けてみたんですが、
それだとニップルでつっかえてニードルが上がってこない。
なぜ??
そこで、改めてニードルをよく見ると…

あ!これは大ブスとは構造が違う!

つまり、大ブスと箱ブスでは当たり面が違う!
前者はニードルのテーパー部分で、後者はその下にある凸凹部分。
分かりやすく図で示すとこのような感じ。

20160117103443fa1.jpg

なるほど、だから見慣れたニードルと形状が違っていたのか。
社外品などではなく、箱ブスの専用部品だったのですね。

そう、と分かれば再度この凸凹部分中心とヘッド側の当たり面を奇麗に。
しかし、それでもやはり漏れは収まらないので、そうなったら最後の手段。

DSCN2546.jpg
鉛ワシャを製作し当たり面に装着!

事前にニップルに挿入しスムーズに針先が出ることを確認したのち組付け。
そして、再度テスト燃焼というか、消火テストをいたしました。、

DSCN2553.jpg
結果はバッチグ~!

対処前は、バルブを閉じても、もわもわと頼りない火が燃え続けたのですが、
対処後は気持ちが良いほどスパッと消火!
(この辺りは、下記動画にてビフォーアフターをご確認♪)

そういうわけで、今度こそ作業完了!
オーナーさんのお手元に~♪


あ~、でもこうしてみると、
最初はちょろい作業と思ったものの、
結局あれこれあれこれ、それなりにあたまをひねらねばならなかったな~。
でも初めてのストーブで、いろんなこと知れたから良かった♪
だからストーブいじりは面白い!

箱ブス、なかなかに良いストーブ!
縁があれば私も欲しい!

DSCN2527_20201204144144922.jpg

ヽ(^∀^)ノ


**動画**

ホエーブス№225(箱ブス) の整備 ~Phoebus 225~
コメント
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