さてさて、以蔵がやってきてからのことをあれこれ振り返りつつ綴っておりますと、
なんだか、あの子はいつもいつも病気やけがで大騒ぎしていたことに今更ながら気づかされます。
だからというわけではないのですが、
私たちは、気づくといつも以蔵を少し甘やかし気味になっており、
あの子もそれが心地よく一層甘えて、それがまた可愛らしくて…
だからいつもあの子はわたしたちのひざの上や腕の中♪
この抱き心地がたまらない♪
でしょ~? (「以蔵の近況」参照)
実際この子は本当にかわいくて、14歳というシニアさんになってもまだ、
お気に入りのおもちゃで、まるで子犬の様にウガウガとご機嫌で遊んでいました。
(「おもちゃ好きでも遊び方いろいろ (以蔵の場合)」参照)
これはぜひ下記の動画をご覧になっていただきたい!
以蔵おもちゃ遊び
また相変わらずのお散歩嫌いではあるものの、
それゆえに、帰り道のご機嫌走りとの対比が面白く、
そしてその動きのすべてが可愛らしくもあったから、
私はこの子と散歩に出るのがものすごく楽しくもあったのです。
ですので、ぜひこちらも動画をご覧になっていただきたい!
お散歩以蔵 くん
(「夕陽の中の散歩」参照)
お散歩以蔵君
(「帰り道は知ってるねん ~犬は方角がわかる~」参照)
そんなだから、私たちはこの子を目の中に入れても痛くないほどかわいがっていたのですが、
実はこの頃になると、もう二つ年上のポチを店に連れてくることが多くなっていたのです。
それといのも、以蔵同様失明しているばかりでなく、耳も鼻も弱くなり、
留守番ばかりさせているのがかわいそうであったから。
ですので、午前中はぽち、午後は以蔵という感じの交代制で店に連れてくることとなったのですが、
それまでは、お客さんが来れば足元でじっと大人しく待っていた以蔵が、
この頃は、必死でわたしの後追いをし、大騒ぎをするようになってきていたので、
さすがに困り9年目の2020年に入った頃には、以蔵は店に出ず留守番することとなりました。
まあ、その間家でおとなしく寝ていたようですが、やはりかわいそうだなと…
そんな時世界中を恐怖に陥れたコロナ禍が襲ってきたため、
私のお店もおおよそ1か月間の臨時休業を取りました。
この期間は自宅にこもりわんこたちと一日中一緒に過ごせたので、
不謹慎な話ですが、私たちにとってはとてもありがたく感じられました。
無論以蔵は目を覚ますと一目散に私の方へ寄ってきて…
ペロペロペロ♪
ああ、なんという幸せ…
この時は、この幸せがまだまだ続くと、
これが日常だと、
そう漠然と思っていたのです。
ですが、現実はそんなに甘いものではなく、
このほんの数か月後、以蔵の体調に異変が起こり、
それは当初、単なるヘルニアからの痛みによるものだと思っていたらば、
事の重大さに気づく間もなく、あっという間にあの子とのお別れ。
その後になり、あれやこれやを悔やむ気持ちで胃がちぎれそうなほど痛んだり、
まだ先にあったかもしれない、あの子との生活を想像し息ができなくなったり、
街角でふと記憶が沸き上がり涙が出てきてしまったり…
何度も経験しているとはいえ、こればかりは慣れようがない。
でも、かなわぬことはかなわぬことで、過ぎた時間の巻き戻しは絶対できない。
だから私は毎回こういう時は、過去の思い出を一から振り返り、
共に過ごした時間を再度たどりなおすのです。
そうすると、そのとても幸せだった時間を噛みしめ噛みしめ、再認識できるので、
「そうか、あの子はうちで幸せに過ごしてくれていたよな…」
と、そう感じ、気持がふっと軽くなれるから。
つまり、いつもいつも言う話ですが、
共に過ごす時間を、地面に穴を掘るという行為に置き換えてみる。
するとにその終わりには、ぽっかり空いた大きな穴と、傍らには小高い土の山。
その穴は時間を失った悲しみで、その山は時間に得た幸せ。
それらは互いに関連しあっているから、悲しみが大きいほど幸せも大きいはず。
そこで、その土で穴を埋め戻してみたら、絶対平らにならず少し盛り上がる。
つまり、こういう時はいつだってトータルでいうと幸せの方が大きい!
今回こうして振り返ると、やはり私の穴ぼこはとても大きい。
でも山はもっと大きく、埋め戻してもまだまだ立派にそびえたつほどの大きな山が心にある。
その山は、とても豊かで黒々とし、こんもりとしてとても愛らしい。
まるで可愛らしさのかたまりのような大きな山。
そして、その山は、すでに私の心の中にある数多くの山々と見事に調和し、
堂々とそびえ立つ。
その山の名前は言うまでもなく
以蔵山。
完全無欠の可愛らしさのかたまりであります。
そういうわけで、数年前に作った曲を、
この子たちといつまでも一緒に楽しく過ごしたいと願って作った曲をご紹介して、
とりあえず以蔵のお話しの幕引きとさせていただきます。
僕はいつでも そばにいるから
いつもどこでも 横にいるから
どんなときでも すぐにいるから
いつもいつでも、いつになっても… *
006 -ポチイゾ
終わり
なんだか、あの子はいつもいつも病気やけがで大騒ぎしていたことに今更ながら気づかされます。
だからというわけではないのですが、
私たちは、気づくといつも以蔵を少し甘やかし気味になっており、
あの子もそれが心地よく一層甘えて、それがまた可愛らしくて…
だからいつもあの子はわたしたちのひざの上や腕の中♪
この抱き心地がたまらない♪
でしょ~? (「以蔵の近況」参照)
実際この子は本当にかわいくて、14歳というシニアさんになってもまだ、
お気に入りのおもちゃで、まるで子犬の様にウガウガとご機嫌で遊んでいました。
(「おもちゃ好きでも遊び方いろいろ (以蔵の場合)」参照)
これはぜひ下記の動画をご覧になっていただきたい!
以蔵おもちゃ遊び
また相変わらずのお散歩嫌いではあるものの、
それゆえに、帰り道のご機嫌走りとの対比が面白く、
そしてその動きのすべてが可愛らしくもあったから、
私はこの子と散歩に出るのがものすごく楽しくもあったのです。
ですので、ぜひこちらも動画をご覧になっていただきたい!
お散歩以蔵 くん
(「夕陽の中の散歩」参照)
お散歩以蔵君
(「帰り道は知ってるねん ~犬は方角がわかる~」参照)
そんなだから、私たちはこの子を目の中に入れても痛くないほどかわいがっていたのですが、
実はこの頃になると、もう二つ年上のポチを店に連れてくることが多くなっていたのです。
それといのも、以蔵同様失明しているばかりでなく、耳も鼻も弱くなり、
留守番ばかりさせているのがかわいそうであったから。
ですので、午前中はぽち、午後は以蔵という感じの交代制で店に連れてくることとなったのですが、
それまでは、お客さんが来れば足元でじっと大人しく待っていた以蔵が、
この頃は、必死でわたしの後追いをし、大騒ぎをするようになってきていたので、
さすがに困り9年目の2020年に入った頃には、以蔵は店に出ず留守番することとなりました。
まあ、その間家でおとなしく寝ていたようですが、やはりかわいそうだなと…
そんな時世界中を恐怖に陥れたコロナ禍が襲ってきたため、
私のお店もおおよそ1か月間の臨時休業を取りました。
この期間は自宅にこもりわんこたちと一日中一緒に過ごせたので、
不謹慎な話ですが、私たちにとってはとてもありがたく感じられました。
無論以蔵は目を覚ますと一目散に私の方へ寄ってきて…
ペロペロペロ♪
ああ、なんという幸せ…
この時は、この幸せがまだまだ続くと、
これが日常だと、
そう漠然と思っていたのです。
ですが、現実はそんなに甘いものではなく、
このほんの数か月後、以蔵の体調に異変が起こり、
それは当初、単なるヘルニアからの痛みによるものだと思っていたらば、
事の重大さに気づく間もなく、あっという間にあの子とのお別れ。
その後になり、あれやこれやを悔やむ気持ちで胃がちぎれそうなほど痛んだり、
まだ先にあったかもしれない、あの子との生活を想像し息ができなくなったり、
街角でふと記憶が沸き上がり涙が出てきてしまったり…
何度も経験しているとはいえ、こればかりは慣れようがない。
でも、かなわぬことはかなわぬことで、過ぎた時間の巻き戻しは絶対できない。
だから私は毎回こういう時は、過去の思い出を一から振り返り、
共に過ごした時間を再度たどりなおすのです。
そうすると、そのとても幸せだった時間を噛みしめ噛みしめ、再認識できるので、
「そうか、あの子はうちで幸せに過ごしてくれていたよな…」
と、そう感じ、気持がふっと軽くなれるから。
つまり、いつもいつも言う話ですが、
共に過ごす時間を、地面に穴を掘るという行為に置き換えてみる。
するとにその終わりには、ぽっかり空いた大きな穴と、傍らには小高い土の山。
その穴は時間を失った悲しみで、その山は時間に得た幸せ。
それらは互いに関連しあっているから、悲しみが大きいほど幸せも大きいはず。
そこで、その土で穴を埋め戻してみたら、絶対平らにならず少し盛り上がる。
つまり、こういう時はいつだってトータルでいうと幸せの方が大きい!
今回こうして振り返ると、やはり私の穴ぼこはとても大きい。
でも山はもっと大きく、埋め戻してもまだまだ立派にそびえたつほどの大きな山が心にある。
その山は、とても豊かで黒々とし、こんもりとしてとても愛らしい。
まるで可愛らしさのかたまりのような大きな山。
そして、その山は、すでに私の心の中にある数多くの山々と見事に調和し、
堂々とそびえ立つ。
その山の名前は言うまでもなく
以蔵山。
完全無欠の可愛らしさのかたまりであります。
そういうわけで、数年前に作った曲を、
この子たちといつまでも一緒に楽しく過ごしたいと願って作った曲をご紹介して、
とりあえず以蔵のお話しの幕引きとさせていただきます。
僕はいつでも そばにいるから
いつもどこでも 横にいるから
どんなときでも すぐにいるから
いつもいつでも、いつになっても… *
006 -ポチイゾ
終わり
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