もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

ペルが旅立ちました

2012-11-05 11:51:43 | ペル
もうずいぶん前に、うちの店の前にビニールの紐でくくられて捨てられていたテリア混じりの男の子。
その後なし崩し的にうちの子になり、家族として暮らしていましたが、
やがて義父に気に入られ、仲良く一緒に暮らすことになりました。


それから今年で16年、拾ったときもうすでに成犬だったので推定年齢18~9歳。
人間でいえば90~100歳くらい?
だから最近はさすがにボケてしまって、いつまでもグルグル回ったり、夜中に吼え続けたり。
また食事の方もめっきり食べなくなってしまっておりました。
ですが数週間ほど前くらいから、義父がお肉屋さんで買ってきたお肉を喜んで食べ始めるようになり、夜中の吼え声も減っておりました。
しかし土曜日の夕方、義父がやってきて。
「ペルちゃんは昨日一日何も食べなくて、今日真っ黒のうんちが出たからもう長くないかもしれない。」
と…

そしてその日の夜中、その予想通りペルは旅立ちました。

だから日曜日はペルにお別れを言いに家族で義父の家まで。
そこにはきれいにしてもらい、いつもの良く似合う服をかぶせてもらったペルがいました。


思えば、この子は我が家で最初の小型犬で、
まだ小さかった娘と共に色々な場所に一緒に遊びに連れて行きました。





小さかった娘にはちょうど良い大きさだったので、
大喜びで一緒に走り回っておりました。


無論ペルも大喜びで全力疾走!

また当時いた先住犬たちは女の子ばかりだったのですが、
特にもめることもなく上手く折り合いをつけ、仲良く暮らしておりました。

左より、コロ、ひす、ポニー、ペル

そんな風に大人しい子だったから、店に連れてきても何の問題もなく、
お客さんの受けもいいことから、いつしかお店の看板犬に。

特に、出入りのメーカーさんの方にはかわいがってもらえ、
入荷する荷物の中には、いつもペル用の洋服やおやつが同封されておりました。

でもとても怖がりだったから、公園で他のわんこに驚いて、
噴水の中に自ら飛び込みパニクったり、
で、私らからしたらその様子がとてもおかしくて…

そんな子なので、表で走り回るよりは、
家の中で大好きな人のそばでおもちゃで遊ぶ方が嬉しかったようでした。


特に空き缶が何より好きで、いつも器用にプルタブを噛み千切っておりました。

ですので、義父に引き取られてからの生活は本当に幸せそうで、
私たちと別れて暮らすようになってからたまに会うと、
尻尾をピンと立ててすごく誇らしげでした。



晩年、リリィというおてんばな新入りが来たときは、やや引き気味でしたが、
それでも、ケンカもせずそれなりに仲良く過ごしておりました。


目がすっかり見えなくなってからは、
植木鉢の緑で溢れ、安心して歩ける家の庭が彼のお散歩コースでした。


だから、この子については本当に幸せな人生で、
最後まで思いっきり生きれた大往生だったと思います。

そういうわけで、最後のお別れもあまり湿っぽくなりすぎることもなく。

おつかれさん。いってらっしゃい!

いつもの焼き場で、大体の時間を聞いておき、
その時間に焼き場の外からみんなで空を見つめました。
今はもう煙が上がることはないですが、
澄んだ秋空にゆっくりとペルは昇って行き、
そして、向こうで先に待っているうちのわんこたちと合流し、
そしてまたみんなで仲良く待っていてくれていると思います。

ペルの話
http://blog.goo.ne.jp/pudo-ru/e/9fb967c1300b27a797acbbd4b4317114
http://hisuaki.inukubou.com/inu/inuhanasi/inu4.htm

【おまけ日記】


http://hisuaki.blog31.fc2.com/blog-entry-2247.html
コメント (4)
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ペルの話

2007-01-24 10:35:27 | ペル
画像、向かって左の黒い子がペルです。(右はジャック)
かれこれ10年程前になるでしょうか…
ある朝私が散歩に出かけると、
「おや?黒い犬?」
私の店の横に汚いビニールひもで小さい犬がくくられていました。
しかし、散歩から戻ると姿はもうなく、
「誰かの犬だったのかな…」
と思っていました。

小一時間ほど経って、店を開けていると奥さんが一匹の犬を連れてきました。
「ああ!このこは!」
見れば朝方くくられていた黒い犬です。
やはり、汚いビニールひもを引きずってうろついていたそうです。

よく見ると、鼻の頭、顔、耳の毛がはげていて、ガリガリで足もがに股でした。
(恐らく「くる病」でしょう。)
歯はきれいなのでまだ若いのだろうと思いましたが、
さてどうしたものか…
とりあえずは、捨て置けないので一時保護することにして家に招き入れました。

「とりあえず、名前がないと困るよな…。」
「う~ん、何となくペル。」
とまあ、なんとなくペルと名付けたのですが、実はこの年にペルーの日本大使館人質事件があったので、
多くの方々は、それを命名理由だと緒勘違いされております。
(=^^=)ゞ

「しかしまあ、見れば見るほど貧相でぶっさいくやな~♪
こんなにぶさいくやったら、もらい手ないで~!」

てなことを言っているうちに、次第に毛も生えそろい、うちの店に出入りされてるメーカーの方にもかわいがられ、
気づけばすっかり我が家の一員!
そうこうしていると、義父がペルを気に入り始め、「お泊まりいくか?」と連れ出すようになり…
ペルもまた義父によくなつき始めたので、
うやむやの内に、義父の犬になり、以降は二人でラブラブな蜜月生活を過ごしております。

現在、既に12歳ほどでしょうか?
黒い顔にも白いものが見え始め、やはり年齢を感じさせるようになってきました。
義父のためにも、ずっと元気でいて欲しいですね。
コメント (2)
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