粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

『坂の上の雲』を辿って、横須賀へ

2007年11月10日 | 坂の上の雲

四国・高知の知人と横須賀で午後会う約束があったので、その前に、日本海海戦で旗艦
として活躍した『三笠』を見に行きました。小説『坂の上の雲』を読んで以来、是非見てみた
いと思っていたひとつです。


 
あいにく曇り空でしたが、そのために重厚さというか少し重苦しい雰囲気があり、戦争の
悲惨さを忘れてはいけないという先人の配慮のような感がありました。


『三笠』で一番確認したい、見たいと思っていた所が東郷平八郎や秋山真之が海戦中
ずっと立っていたという艦橋です。
 
その艦橋は操舵室(写真中央の四角い構造物)の上にあり、想像していた所より艦の前方
にあって、一番見晴らしはいいけれど弾を防ぐものが全くなく、身を敵陣にさらすもっとも危
険な場所でした。
東郷平八郎が立っていたところは、一番前の丸い板です。左後方の丸い板のところに秋山
真之が立っていたとのことです。こんなところに平然と立っていた二人の胆力に驚くとともに、
リーダがこんなところに立っていれば、俄然部下たる兵士も獅子奮迅の働きをおのずとする
だろうと思いました。


 
写真は、秋山真之が立っていたところからの眺めです。


 


高知の知人は坂本龍馬倶楽部http://www.ryoma-club.com/index.htmという団体で活躍し
ており、坂本龍馬の妻だった『おりょう』を題材にした芝居を観るために横須賀へやって来
たのでした。私も一緒に観ないかと誘われていたので、同行しました。
 
芝居は一人芝居的な内容で、味わい深いものがありました。観劇の後は、『おりょう』の墓
参りに信楽寺(しんぎょうじ)へ行ってきました。


『坂の上の雲』と『坂本龍馬』の共通点は、司馬遼太郎と海軍です。
司馬遼太郎は、『坂の上の雲』と『竜馬がゆく』を書きました。
『坂の上の雲』は日露戦争を題材にしており、日本海海戦等を描いています。『坂本龍馬』
は海軍中興の人とされています。

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