粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

国境を越えてイタリア・チェルビニアへ

2018年03月28日 | 17~18シーズン

2月28日、マッターホルンが赤く染まる朝焼け『モルゲンロート』を期待して、6時40分頃から外で待機しました。
しびれるような寒さでした。

朝7時。

気温はマイナス19℃でした。


ツェルマット駅を出た登山電車が通過。こんなに早い時間からと、驚きました。

7時10分 ほんのりと赤く染まっているような気が。


ズームアップして撮影。

時間の経過とともに、朝焼けは白色に。

 

 

8時50分、今日こそはイタリア・チェルビニアへ行けるかと不安な面持ちで、ゴンドラ乗り場に集合しました。 

ゴンドラの中から見る空は快晴。
マッターホルンがくっくりと見えました。

9時40分、途中駅の掲示板に、寒いため滑ることができる子どもは9歳以上との注意書きが。
この時点では、イタリア側のコースはオープンになっていました。

ここからロープウェイに乗り継いで、クライン・マッターホルンへ。

スイスのロープウェイは、絵になるデザインです。

こんな岩山のてっぺんに終着駅があることに、驚異を感じました。

富士山(3778m)より高いクライン・マッターホルン展望台(3883m)から見るマッターホルンの姿です。

ヨーロッパアルプス最高峰のモンブランが見えました。


ズームアップして撮影。

山頂から延びる大雪原です。


マイナス24℃の展望台は風速44km/hで、体感気温はマイナス36℃。極寒の世界でした。

極寒と強風のため、イタリア・チェルビニア側のコースは閉鎖されていました。
時間つぶしとショッピングを兼ねて展望台の売店へ。
ここでしか販売していないオリジナル商品があり、マグカップとカウベル、ピンバッチを購入しました。
いずれにも、マッターホルンの山姿が描かれています。


外に出ると、オープンしてない筈のイタリアを滑っているスキーヤーがいるので、とりあえず国境へ向かいました。

掲示板ではクローズのイタリア側でしたが、なぜかオープンになっていました。


マッターホルン、イタリアに来ると山名がイタリア語の『モンテチェルビーノ』になり、山の姿もかなり変わってきます。

イタリア側のコース、それは見事に整備されていました。

モンテチェルビーノを見上げながら、しばし休憩。

フェロートラベルの小瀬さんがいろいろと説明してくれましたが、ほとんど忘れてしまいました。

チェルビニアの街に到着。

小さく静かな街でした。

しばらく街を散策。

スイス・ツェルマットとは異なり、イタリア・チェルビニアは街中の道路が石畳でした。


街のロータリーで記念撮影。

チェルビニアから見るモンテチェルビーノです。



昼食はレストラン『ダ・マリオ』で。料理はもちろんイタ飯。

賑やかな店内でした。

イタリアワインがずらりと並べれらていました。

パスタの盛り合わせをいただきました。

デザートも美味しくいただきました。

楊枝があったので手にすると、なぜか袋に『サムライ』と書いてありました。

食後はもちろんスイスへ戻りました。

スイスへ戻る途中も、モンテチェルビーノを仰ぎ見て撮影。

皆さんと集合写真も撮影。


イタリアとスイスの国境を跨いで記念撮影。

国境です。
国境を越えてもパスポートがいらず、日本の県境みたいなものでした。


この日も最後のひと滑りは安全のため避けて、ゴンドラで帰りました。

滑走距離は26.8km、標高差は4200mでした。


ホテルに戻ると、すぐに着替えてツェルマットの街へ。
ツェルマットは環境保護のため、車は電気自動車ばかり。
電気自動車のタクシーです。

小型トラックも電気自動車。

バスも電気自動車。

タクシーの後ろにスキー板を載せます。

電気自動車が行き交う様を見ていると、ヨーロッパ・スイスは電気自動車に関するノウハウを数多く持っているだろう。
翻って電気自動車がまだ少ない日本は、電気自動車開発が出遅れているのではと心配になりました。

昨年スイスで買ったお土産用のチョコレートは、子どもに「こんなのコンビニでも売ってる。」と言われました。
我が家の最寄りの駅中のスーパーでも同じチョコレートを見かけたので、今年は日本で売られてないものを物色。
ここ『レダラッハ』のチョコレートは日本では売ってないだろうというので、店内へ。

おしゃれな店内でした。

メイン商品は量り売りでした。

量り売り商品のかけら?の詰め合わせがあり、手ごろな価格だったので購入しました。
帰国してネットで検索すると、銀座三越店があることが分かりました。

チョコレートを買った後、さらに街をぶらついていると、Uhさんが探し求めていたスタンドバーを発見。
迷わず立ち寄り、乾杯。
屋外ですが、電燈のような部分がストーブになっているので、結構暖かでした。

夕暮れのホテル街。

宿泊したホテルホリデーの玄関には、万座の元ハウスユキにあったのと同様の昔のスキー板とストックが飾られていました。

ホテル内のバーです。残念ながら、一度も利用しませんでした。

ホテルのメニュー、私たちのテーブルには日本語で書かれたもの。

パンプキンスープ。

この日のメインの牛肉。

そしてデザート。

ホテルの食事は私向けの適度なボリュームとあっさり味で、毎日美味しくいただきました。

 

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スイス・絶景のスネガ~ゴルナーグラート

2018年03月21日 | 17~18シーズン

2月27日は早朝から快晴。
マッターホルンが赤く染まる朝焼け『モルゲンロート』を見ようと、7時過ぎに外へ出ると遅すぎたようです。
『赤く』ではなく白く光り輝く朝焼けでした。
 

青空が広がる良い天気にイタリア・チェルビニア行きを期待しましたが、第一級の大寒波が到来。
このためクライン・マッターホルンはマイナス31℃で、山頂のゴンドラ設備が凍結して運休とのこと。
そこで、ゴルナーグラート経由でスネガへ向かうことに。
電光掲示板を見ると、ゴルナーグラートもマイナス25℃。これまで未体験の気温です。
 

ゴンドラに乗って、ゴルナーグラートへ。
 

マッターホルンをバックに滑って、ゴルナーグラートからスネガへ。
 

スネガから見るマッターホルンは、それはそれは絶景でした。
 

 


皆さん、スキーを楽しむこととマッターホルンを見るためにツェルマットへ来たようです。


マッターホルンをバックにポーズ。
 

 

標高3103mのロートホルンでも記念撮影。
 

筆舌に尽くしがたい広大で勇壮な景色です。

ゲレンデも広大でロングラン。
スキー板とストックをマッターホルンの手前に置いて昼食です。
 

昼食は標高2620mにある『フルアルプ』。
温かいポトフをいただきました。
 

マッターホルンを眺めながらの食事は格別でした。
 

食後の記念撮影。そして、スキー。
 

マッターホルンに向かって快走。
 

爽快なスキーに、カメラマンに応えてちょっと気取ったポーズ。
 

スネガは、どこからでもマッターホルンを見ることができました。
 


登山電車に乗って、再びゴルナーグラートへ。昨日と違って、景色を堪能できました。


ホテルのさらに上にある展望台へ向かいました。
 

標高3100mkホテルの中、そして、展望台で記念撮影。
 

ここも絶景。巨大な氷河が見えました。
 

スキーも景色も最高でした。


少し疲れていたことと、下りの登山鉄道の景色も素晴らしいというガイド小瀬さんのアドバイスに従って、電車で下山することに。
 


滑走記録です。

景色を楽しむだけでなく、ガイドの河野さんがロングランで滑り続けていたので、滑走距離は24Km。
標高差は5800mでした。


夕方、一人で買い物へ。
夕暮れのマッターホルンも見ごたえありました。
 

駅の近くでマッターホルンとは反対方向に向かって数人が写真撮影をしているのでなんだろうと目を向けると、山の名前は分かりませんが夕焼けに山頂が赤く染まっていました。
 

 

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スイス・ゴルナーグラート: マッターホルンの雄姿

2018年03月18日 | 17~18シーズン

2月26日、曇り空であまり視界が良くない天気に、「これではマッターホルンが見えない」とガッカリ。

ホテル前の坂下方向を見ても眼前に山。

反対側の坂上を見ても山。
ツェルマットが谷間の街であることがよく分かります。


ゴルナーグラート登山鉄道ツェルマットの駅舎内です。


電車が来るのが待ち遠しく、あちこちをウロウロ。


ようやく電車が来ました。
スイスの雪山には、赤やオレンジの車体が似合います。

登山電車は静かにゆっくりとしたスピードで、確実に急勾配を登って行きます。

ツェルマットの街が下に小さくなる中、昨日行った教会が見えました。

さほど混まず全員が座れ、静寂な車内でした。


しばらくの間電車は霧の中を走り、たまに車窓から見えても雪の壁だけ。


標高3089mのゴルナーグラートに到着。

気温はマイナス23℃。万座より寒い気温に驚きましたが、それでも風が弱くて助かりました。
日本では風速は秒速で表示されますが、ここスイスでは時速。
15㎞/hは秒速だと4m程度です。

山頂にあるのは天文台かと思ったら、ホテルでした。
そのホテルをバックに集合写真。

標高3100mに建つその名も『3100クルムホテル・ゴルナーグラート』は、スイスアルプスで一番高いところに
あるホテルのようです。

次第にガスが薄れ、晴れてきそうな気配でした。

太陽がもう少しで顔を出しそうでした。
この日のガイド小瀬さんが山々の説明をしてくれますが、憶え切れません。

広大で長い距離の斜面を滑ってリフト乗り場に行くと、たくさんのスキーヤーがリフト待ち。
それでも高速リフトなので、待ち時間は思ったほどはありませんでした。

ガイドの小瀬さんは高速で長い距離を一気に滑り、「どこまで滑って行くの? まだ止まらないの?」といった感
があり、あっという間に昼食時間に。
昼食はレストラン『シュヴァルツゼー』で。

メニューはスイスの郷土料理ロシティ。食べる毎に好きになって来ました。

 

レストランに入ってしばらくすると、マッターホルンが次第に姿を現して来たので外へ。

ついに山頂が見えました。

名峰というにふさわしい山姿でした。

万座のスキー仲間と記念撮影。
感激のあまり、スキーウェアを着るのも忘れていました。

リフトに乗ってもマッターホルンにうっとり。

マッターホルンは見る場所によって、山の姿が全く異なります。

どこから見ても雄姿が絵になります。

昼食後、青空の下でスイスアルプスのロングランスキーを堪能。

それにしても広くて長い距離のバーンでした。

整備されたコース脇のオフピステは氷河で、危険なクレバスが潜んでいるので滑走は厳禁とのことでした。

 
この柵の向こう側は、イタリアとのこと。

明日以降、チャンスがあればイタリア・チェルビニアやヴァルトルナンシュへのツアーが予定されていて、期待で
胸が膨らみます。

午後3時半、ツェルマットのバス乗り場まで無事に滑り降りてきました。

スマホのアプリで、時間別にリフトなどの利用状況が分かります。

滑走距離や移動した標高差も分かります。
26日の滑走距離は28Km、標高差は4200mでした。

チロル風の家並みが絵に描いたようでした。


宿泊先のホテルのすぐ近くからもマッターホルンが見えました。

街から見えるマッターホルンは勇ましい山姿でした。

ホテルに帰り着替えて少し休んだだけで、再び駅前へ。

駅前を通り越し、スタンドバーを探し求めて街を散策。

前日Uhさんが目をつけていたバーのドアを開け中に入ると、あいにくほぼ満席でした。
空席を探してうろついていると、運よく席が空きました。
店内のテレビにはスキーレースのビデオが流れていて、さすがはアルペンの国と感心しました。

三者三様の飲み物を注文。

飲み始めて間もなく、街を散策しているフェロートラベルの河野さんを見つけ、手を振ると気づいてくれ、すぐさま
店内に入ってきて写真撮影となりました。

夕食前、フェロートラベル主催のコミュニケーションパーティがあり、自己紹介。
ファミリー、ご夫婦、スキークラブ、一人、グループなど様々な参加メンバでした。

 

 

 

 

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スイス・ツェルマットの街

2018年03月13日 | 17~18シーズン

2月25日の朝6時半過ぎに、ようやくスイス・チューリッヒ空港に到着。
成田を出発してから23時間、自宅を出てからは35時間かかってのスイスでした。

チューリッヒ空港で待ち構えていたフェロートラベルの小瀬さんに迎えられ、専用車に乗ってツェルマットへ。
途中、車に乗ったまま珍しいカートレインに乗車。


昼前にツェルマットに到着。
ホテルアルペンリゾートで昼食を摂り、宿泊先のホテルホリデーについたのは午後1時過ぎでした。


トリプルルームに男3人のため少し窮屈感があったものの、静かでベランダがある先ず先ずの部屋でした。

 

しばらく部屋で休んだ後、フェロートラベルのスタッフの案内で、ツェルマットの街を散策。
ゴルナーグラート鉄道の駅前です。

まず、ゴルナーグラート行きのツェルマット駅構内に立ち寄り。

マッターホルンが待っていました。

ツェルマットの街は、昨年行ったグリンデルワルトより随分と都会?でした。

次に、古い高床式の穀物倉庫を見学。

ネズミが進入しないように作られた『ネズミ返し』は、この地方独特のもののようです。

日本の正倉院が思い浮かびました。

 

建物の壁に、マッターホルンに初登頂したエドワード・ウィンパーのレリーフがありました。


教会がありました。

教会の中には、誰でも自由に入ることができました。

天井に『ノアの方舟?』、窓にはステンドグラスがあり、重厚さと歴史を感じました。


ホテルでの夕食は、トマト風味のチーズフォンデュでした。
チーズフォンデュにしてはチーズの香りが強くなく、日本人向けのあっさりとした味で完食しました。
お酒を楽しみにしていたUhさんがワインを注文し、スイスワインかと思ってラベルを見るとフランス産でした。
下戸の私は一口だけ、美味しくいただきました。

一日遅れのスイスの夜は郷土料理と美酒で身も心も和らぎ、部屋に戻るとすぐさまOmさんはいつものように
バタンキュー。あっという間に熟睡していました。

 

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右往左往してスイスへ

2018年03月12日 | 17~18シーズン

2月24日、予定通り8時前に成田空港第一ターミナルで万座のスキー仲間UhさんとOmさんと合流。
スイスへのスキーツアーの集合場所へ向かう途中で、旅行会社フェロートラベルの小瀬さんに出会うと、
なんと我々が乗るハズの飛行機は急病人出てスイスへ引き返し、成田へ飛んで来てないとのこと。あ然
としたまま、集合場所で待機するハメに。

次善策を対応していた小瀬さんがやって来て、「JALでフランクフルトまで行けるのから、第二ターミナルへ
移動しましょう。」とのことで、重いスーツケースとスキーバッグを持って第二ターミナル行きのバスに乗車。

搭乗時刻が迫っていたので、大慌てでJALのカウンタにて手荷物を預け、チェックインの手続きを開始。

ところが、スイス航空からJALへの情報連絡がスムーズに行かず、手続きが間に合ったのはツアー参加者
の3分の1だけに。


成田に取り残された我々が呆然としているところをANAの方がいろいろと手を尽くしてくれ、次のプランに二転
三転があったものの、最終的に昼過ぎの便で上海、香港経由で明朝チューリッヒに到着するコースが一番早く
スイスへ行けるとのこと。

そこで、再び重い荷物を持ってエアーチャイナのカウンタがある第一ターミナルへ戻りました。
エアーチャイナのカウンタでは、手続きがスムーズに完了。

初めての中国行きに、ちょっぴりワクワク。


上海の街を上空から眺めることを期待していましたが、残念ながら雨模様で視界が悪く景色を楽しむことは
できませんでした。
上海空港では遠方の景色がまったく見えず、中国に到着したという感触は皆無でした。

入国審査でパスポートを出すも突っ返され、なんのことやらさっぱりわからず。
無言のジェスチャーだけの対応に、すったもんだの末やっと原因が分かりました。

入国カードの提出が必要だと分かり必要事項を書いて再度入国審査をすると、すんなり通されました。


中国・上海を楽しむ間もなく、再び出国審査して香港行きの便に搭乗。

夜遅く香港に到着。
香港に来たのは2度目ですが、前回も今回も乗り継ぎだけで空港からは一歩も出ずでした。


香港でようやくスイス行きに搭乗手続き。

スイス・チューリッヒまでもう一息。

いよいよスイス航空に搭乗です。

香港からスイス・チューリッヒまでの所用時間が成田からチューリッヒまでと同じ13時間と分かり、やっと振り
出しに戻った感がありました。

右往左往してのスイス・チューリッヒまで23時間の旅は、遠くお尻や背中が痛くなる長旅でした。

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再び志賀高原へ

2018年03月08日 | 17~18シーズン

2月17日(土)、今シーズン二度目のスキークラブによる志賀高原ツアーへ。

すっきりしない天気ながら、まずまずの雪質でした。



2月18日(日)の昼過ぎは、スキーより平昌オリンピックのフィギュアスケート観戦を優先。
羽生結弦の気合い溢れる滑りに圧倒されました。

 

2月19日(月)は快晴。前夜に新雪が降り積もった雪面はこの上なく滑りやすいバーンに整備されており、
なんとなく上手くなった気がしました。



積雪量・雪質ともに申し分のない志賀高原でしたが、心は5日後に出発するスイスへ向かってしまいした。

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