粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

スキーダイビング

2013年12月30日 | 13~14シーズン

今年も残すところ、あと一日。
先週初滑りに行きましたが、そのブログ更新がやっと今になりました。

12月22日 8時に万座の元ハウスユキに到着。

玄関や勝手口は人一人が通れる程度に除雪がされていましたが、人の気配は
感じられませんでした。

9時30分、インターアルペン万座スキースクールの『ベストスキースペシャル』に参加。
講師は、村里敏彰代表と黒岩与一校長のお二人。

雪の状態はまずまずながら風が強く、初滑りの身体に寒さが応えました。

翌23日は風もなく、好天。
 
朝日山の積雪状態は、滑るには未だ未だ。

上空も穏やかのようで、飛行機雲が乱れることなくいつまでも残っていました。

第5ゲレンデ頂上から、富士山がかすかに見えました。

草津白根山も坊主山も、順調に雪が着いているようです。

バックカントリーエリアも、今すぐに滑れそうな感じでした。

23日の午後は万座山へ行き、新雪にチャレンジ。

この日の新雪は、万座にとっては少し重め。
だからというわけではありませんが、久しぶりに頭から新雪へダイビングしてしまいました。
スキー板が雪に突き刺さるように潜り込み、締め具がはずれて体だけが前に飛んでいき、
まるで雪へ頭から飛び込む格好になりました。

そして、起き上がってスキー板を履くまで悪戦苦闘。全身汗をびっしょりとかき、体力を使い
果たした感じに。本当に、くたくたに疲れ果てました。

もう一度同じ斜面に挑みましたが、リズムに乗れずほとんど真っ直ぐ滑ってしまいました。
このあと村里代表が、「どうしたの?」と笑顔で話しかけてきました。

さて今回のスキーは、指導員の資格を持つUhさんと誘い合って参加。

ゲレンデでもホテル内でも、楽しく充実した初滑りとなりました。

村里代表には外足の面を使って滑る技術を教えていただき、なんとか少し要領が分かった
気がしています。

レッスンを終え、着替えてプリンスホテルを出てから豊国館へ。
2月8日~9日に開催する『匠のサプライズ』の宿泊を予約してきました。
とりあえず10人で、4部屋をお願いしました。

『匠のサプライズ』では今シーズンも万座特有の粉雪の新雪・深雪で、スキーダイビングが
存分に出来ることを期待しています。
 

コメント (2)
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スキー場に未来は?

2013年12月08日 | 13~14シーズン

12月7日(土)の午後、神田神保町にある専修大学の大学院棟へ。

そこで、NPO法人 元気・みちネットの矢口正武代表が主催する『自主公開講座』
に出席。
私のブログに掲載している「白洲次郎が住んでいた武相荘についての記事」を読
んだ矢口代表から、これまでに何回も自主公開講座に誘われていましたが、ようやく
実現の運びに。

この日の講座のテーマは、『日本のスキー場に未来はあるか』というショッキングなタ
イトル。

講師は3人で、専修大学商学部の大林守教授、元SAJ認定ナショナルデモンスト
レーターの山田誠司氏(現在は長野県小谷温泉の山田旅館当主)、そして、元気・
まちネットの矢口正武代表。

講座のはじめは、出席者全員が自己紹介。
石川県金沢市や長野県木曽郡木祖村などの遠方から来られている方もいて、
とても驚きました。

講演のトップは、専修大学の大林教授による『日本スキー人口はどこまで滑落
するか?』という、これまたショッキングなタイトル。


大林教授は、私もかつては仕事で需要予測によく使用した重回帰分析によって
日本のスキー人口を予測し、何も改善しない自然体では今後もまだまだ減少する
と分析しています。

 
2番目の講師は、元デモンストレーターの山田誠司氏。テーマは『スキースポーツ
の楽しさについて』。


山田氏のスキー歴は、子供のころから学生時代までは競技スキー、その後はナショ
ナルデモンストレーターとしてインタースキーに3回も出場され、現在はテレマークス
キーにはまっているとのことでした。

そのテレマークスキーの楽しさを、生き生きと話されました。


動画で山田氏のテレマークスキーの滑りを観ると、さすがはインタースキーにも出場され
ただけあって、テレマークスキーでもアルペンスキーと同じように素晴らしい軽快な滑り
をされていました。

講演の後、私は「新雪では、アルペンスキーよりもテレマークスキーの方が安全に楽に
滑れるからテレマークスキーをするのですか?」と質問すると、「テレマークスキーの方が
難しく、よく転びます。その転ぶのが楽しく、わずか1メートルの標高差の斜面でもテレ
マークスキーは楽しめます。」と、実にニコニコした笑顔で答えてくださいました。


最後の講演は、主催者であるNPO法人 元気・まちネットの矢口代表。
テーマは、『日本のスキー場に未来はあるか/スキー場を抱えたまちづくり』。


NPO法人 元気・まちネットが、これまでスキー場を抱える各地の町おこしに取り組んできた
様子を紹介しながら、出席者に今後の町おこしにつながるヒントのようなものを投げかけて
くれました。


この講座に出席しての所感は、
「自然体では日本スキー人口はさらに減少し、それはスキー場を抱える市町村にとっては
死活問題である。決定的な解決策を見つけ打つことは困難であっても、小さな改善や努力
によってある程度の集客や経済効果は期待できる。
スキーの原点は、自然の野山を自分の足で登り、歩き、滑る。」


そんなことで、今シーズンも『匠のサプライズ』を万座で開催し、天候が許される限り万座の
野山を登り歩き、粉雪の新雪・深雪を滑りますので、参加者の皆様、楽しみにしてください。

コメント (2)
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