粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

春や昔 十五万石の城下かな

2013年03月27日 | Weblog

3月23日の夕方近く、女房と一緒に羽田から松山へ帰省。
夕食後、二人で道後温泉へ。


24日の午前中は法事、午後はあれこれと用事を済ませ、夜は道後温泉へ。


25日の午前中もあれこれと用事を済ませ、午後は少し時間が空いたので、
久しぶりに松山城へ。

松山が輩出した俳人正岡子規は、「春や昔 十五万石の城下かな」という
俳句で故郷を紹介。
そのお城の下にあるロープウェイ乗り場のビル壁面に、小説『坂の上の雲』と
『坊ちゃん』に登場する人物が勢揃い。
 

最近作られたと思われる『加藤嘉明』像。
加藤嘉明は、松山城を築城した武将です。


一般的に観光客は、ロープウェイやリフトでお城山を登ります。
松山市民は、健康のために徒歩で登ります。この日、私は早足で登山。

高校生の時、冬のトレーニングでこの坂道を何回もダッシュを繰り返して
は地べたに倒れ込んでいました。

坂道をほぼ登り切ったところに咲く『陽光』という桜。

こちらはおなじみのソメイヨシノ。

松山城山頂は、満開の桜の上に天守閣を眺めることができ、絶景です。
 

桜越しに下界の景色を楽しむことができるのも、松山城の良さです。
 

下山は東雲神社に立ち寄り階段を下りていると、下から高校生らしき三人
の女の子が重そうなリュックを背負って登ってきました。すれ違い様、彼女
達から「こんにちは。」と挨拶をされ、あわてて返事をしました。どうやら、
登山部のトレーニングのようでした。

松山城へ行ったあとは、直ぐさま松山空港へ。

松山空港に、「あれっ?」と思う飛行機が駐機していました。

飛んでないハズの『B787』。
よーく見ると、エンジンにカバーが掛けられていました。

機内に乗り窓から空を見ると、空には雲が広がっていました。

飛び立ち雲の上に出ると、雲が湖や川、山のような紋様を形作っていました。

エンジンに目をやると、ワシのマークが。

機体はボーイング社ですが、エンジンはプラット&ホイットニー社なんだと知った
のでした。

松山から東京まで、ほとんど雲の上。
東京に近づくと、歌の歌詞のように、頭を雲の上に出した富士山を見つけ
ました。

沈む夕陽と富士山。

朱色をバックに、雲の上に浮かぶ富士山

地上では見ることのできない景色を見ることができる飛行機は、大好きです。
高所恐怖症ですが、飛行機は平気。さらに、乱気流でジェットコースターの
ように揺れるときは、最も好きな場面です。

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風とともに

2013年03月18日 | 12~13シーズン

3月16日(土)午前8時、万座に到着。
このところの暖かさに、万座の道路や駐車場、建物の屋根には
ほとんど雪がありません。

万座スキースクールのレッスンが始まる前に、第5ゲレンデ山頂へ。

この時期に、黒い白根山山頂を見るのは珍しいことです。

第5ゲレンデ山頂では最近、各種看板が充実してきました。
 

看板のおかげで、方向音痴の私にも山の名前がよく分かります。
 

万座山山頂にある『矢羽看板』。

ここからは、北アルプスを存分に眺めることができます。
 

10時から『オフピステ』のレッスンを開始。
午前中は基礎練習。

午後からオフピステで実践です。
リフトには梶先生と参加者のTnさんが同乗し、山頂へ。

裏山も新雪ではありませんが、ゲレンデでは味わえない爽快さが
あります。

滑り終えたあと自分のシュプールを見るのも、自然の野山を滑った
ときの楽しみの一つです。

裏山の最下部はU字のような窪みがあり、そこへまともに滑り込ん
で背中から落ちるように転んでしまい、両肩の痛みにしばらく起き
上がれませんでした。

それでも裏山にはゲレンデにはないサプライズがあり、連続して
もう一度裏山を滑りました。

 

翌朝、万座は雲一つない快晴。
予定どおり坊主山へ向かうことに。

まずは、朝日山を登ります。

目指す坊主山の大斜面。

朝日山を登っていると不思議なシュプールがあり、何のシュプール
だろうと梶先生、Tnさんと談義。

それが何のシュプールかが、坊主山を滑り終え朝日山の麓に帰り
着いたときに分かったのでした。

2月に朝日山を登ったときは雪が深かったため、登攀に1時間半
かかりましたが、この日は雪が締まっていたので1時間で登り切る
ことができました。

朝日山山頂から30分ほどのところから見る坊主山。

雪が溶けが進んでいることが、少し気にかかります。

ここから万座山と第5ゲレンデ山頂、その先に北アルプスを見ること
ができ、絶景です。
 

横手山を見ながら進んでいくと、志賀方面から来たパーティーと遭遇。
この方たちは、ここまで2時間ほどで来れたとのことでした。

坊主山の雪原と横手山をバックに、記念撮影。
 

この斜面を登り切ると、坊主山山頂。
青空に伸びる一筋の飛行機雲を見ながら、もくもくと登攀。

坊主山山頂に到着したところで、軽く昼食。

 

いよいよ2シーズンぶりに、念願の坊主山大斜面を滑走。

周りに誰もいない大自然の雪原を思うがままに滑っていると、不思議
にも「風とともに滑っている」ような気分を感じました。

大斜面を滑り終えたあとは、林の中を滑走。

これも自然を満喫できる、楽しいひととき。

林を抜け出ると、懐かしい熊四郎へ。
ここから、昨日滑った裏山に残る自分たちのシュプールを眺め、満足感
に浸ります。
 

朝日山の麓に戻ると、山田峠の手前で出会った志賀方面から来た方
たちが下ってきました。

この方たちの手に、お尻で滑ることができるプラスチック製の円盤のよ
うなものが握られていました。
我々が見た謎のシュプールは、この円盤のようなもので滑ったものだっ
たのでした。

ゲレンデから坊主山を望みましたが、残念ながら自分自身のシュプール
は確認できませんでした。

このあと裏山に行き、一本だけ滑走。
ここでも、風とともに滑っているような気持ちに。
 

 

雪原に吹き渡る「風のように滑りたい」と思っていたら、「風とともに
滑っている」、そんな感覚の大自然でのスキーを味わって、万座での
今シーズンを終えることができました、

帰路、渋川の道の駅で、夕焼け空とそこに引かれた一本の飛行機
雲の風景が印象的でした。

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風のように

2013年03月07日 | 12~13シーズン

3月4日~5日、仕事を休んで尾瀬岩鞍へ。
女房が言うには、「仕事をサボってスキー?」。

4日の朝、所属するスキークラブの方達と現地で合流。
30名あまりの皆さんはバスで前夜に到着し、前泊。
私ひとりが、単独車で参加。

初日、朝から快晴に恵まれ、幸先の良いスタートとなりました。

リフトを1本登ったところのパノラマ写真。雲一つありません。
 

山頂に登り、ここも快晴。
空というよりも、宇宙に近いことを感じる濃い青空でした。


二日間自由気ままに滑り、自分が求めるスキーが「雪の野山を吹き渡る、風のように滑りたい」、
そんな気がした蒼穹の尾瀬岩鞍でした。

 

コメント (3)
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