粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

雪山

2013年11月18日 | Weblog

11月16日、今年5度目の帰省のため羽田へ。

この日は暖かく青空が広がる天気。

前日までは冬のような天気だったので、空から雪山を見ることができるのではと
期待して飛行機に搭乗。
しかし、丹沢山系には全く雪なし。

しばらくすると、八ヶ岳や南アルプスのと思われる山頂に積雪を見ることができ
ました。

はるか遠方に、北アルプスらしき雪山(写真ではわかりづらいですね)。

北アルプスらしき山からかなり離れて独立したところに、孤高の雪山が。

この雪山を最後に、飛行機は松山へ。


松山では用らしい用もないながらバタバタとして過ごし、18日には松山空港
から羽田へ。

上半分くらいが白い富士山。富士には雪が似合うと、一人で納得。

先月の悲惨な災害がなかったかのように、静かにたたずむ大島。

飽きることなく空から雪山を見ていると、東京~松山の飛行時間はあっと
いう間です。


人の花を咲かせる

2013年11月09日 | Weblog

11月8日、万座スキー学校の黒岩達介元校長の告別式に参列。

告別式へ向かう道中、車を運転しながら「あの世でマネージャの根岸さんと
スキー談義をしているだろうな。」と思いふけっていました。

会場に、参列者としては一番乗りでした。


そこへすぐに、かつて万座でインストラクタをされていた高見先生と横元先生
が到着。

高見先生と一緒に、祭壇に安置され静かに眠られている校長へご挨拶。

生前は雪焼けされた校長しか知りませんでしたが、眠っている校長の白いお
顔に驚きました。

そのあと事務長(奥様)にご挨拶。
気丈な事務長は、この日もしっかりとされていました。
私が「今頃、校長は根岸さんとお話をされているでしょうね。」というと、事務長
が「そうね、お互いがどうしてここにいるの? なんて話をしているでしょうね。」
と言われました。

告別式の弔辞は、元SIA会長の杉山進先生、校長の高校時代からのご友人、
日本料理・四条流のご友人がされました。
その中で、校長がスキー界に多くの後進を育てたことを称えて、
「人の花を咲かせた。」と形容されました。

告別式最後の事務長のご挨拶を聞きながら、事務長から『校長と事務長の出
会い・なれ初め』をお聞きした時のことを思い出していました。

私が校長と出会ったのは、1978年2月に万座を初めて訪れたときでした。

それ以来、校長にはスキーが持つ様々の多面的な素晴らしさを教えていた
だきました。
その中でも、自然の野山を滑る素晴らしさと自然の厳しさを語っていただい
た時のことが、昨日のことのように思い浮かびます。

間もなく、新たなスキーシーズンがやってきます。
粉雪が舞う万座の野山を滑りながら、黒岩達介校長を偲びたいと思ってい
ます。