粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

ミュンヘン、そして帰国へ

2024年02月25日 | 23~24シーズン

2月3日の朝早くにホテルを出立して、帰国のためミュンヘンへ。

ザールバッハから1時間ほどで、車はヴァルヒ湖という湖のそばを走っていました。


車は心配していた渋滞にあまり巻き込まれることなく、ミュンヘンに到着。
早速ミュンヘン市庁舎前のマリエン広場へ。
圧巻のネオゴシック様式の建築物でした。
旧市庁舎かと思っていたら新市庁舎とのことで、なお一層驚きました。


いくら見ていても見飽きない市庁舎でした。


村里さんと市庁舎近くの市場を見て回った後、広場に戻ってくるとこんな演奏が行われていました。


去りがたい市庁舎を離れて、予約している昼食会場へ。


昼食は歴史ある大きなビアホール『ホフブロイハウス』で。


中に入ると、ものすごい賑わいでした。


ビールの本場ドイツのビアホールなので、ビールを注文。ただし、ノンアルコールです。
ノンアルコールビールですが、普通のビールと遜色ない味に「本当にノンアルコールかな?」とビクビクしながら飲んでいました。


あらかじめ村里さんが声をかけていたミュンヘン在住のKiさんがやって来て、〇十年ぶりの再会です。
Kiさんとは万座のスキー仲間で、お互い懐かしく会話が止まることなく弾みました。
美味しいビールとドイツ料理のホワイトソーセージやアイスバインを味わいながら、思い出に残るミュンヘンでの昼食になりました。


ホフブロイハウスを出て、街を少し歩いて車と合流。
Kiさんとの別れを惜しみつつ、ミュンヘン空港へ向かいました。



ミュンヘンからフランクフルト行きに搭乗。


フランクフルト空港ではこのお店でお土産用のワイン等を購入し、羽田行きに搭乗しました。

 

帰りの飛行ルートは北極付近を飛んだ行きとは異なり、ロシア南端をかすめるように黒海、カスピ海、中国上空を飛んで日本へ。
ジェット気流に乗って、羽田にほぼ定刻通りに到着しました。


空港で荷物を受け取って、村里さんや参加された皆さんとのザールバッハツアーはお開きに。
村里さんのガイドで気心の知れた皆さんと、スキーもショートトリップも大満足のツアーでした。

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アキさんとザールバッハ『スキー最終日』

2024年02月24日 | 23~24シーズン

2月2日、ザールバッハでのスキーも最終日です。

前日に引き続きあいにくの曇り空。天気予報では昼前から雪です。


天候が芳しくないため遠出は止めにして、ヒンターグレムの手前まで行くことに。


ザールバッハエリアの良さは、隣り合うコース間の連結が巧みにできていて、ほとんど水平移動や上りがないことでした。
リフトの大半はフード付きなので、頭上から油や水滴が落ちてきてスキーウェアが汚れる心配がありません。


午前中は何とか天気が持ちこたえてくれました。


昼食中、雪が次第に強まってきましたが、外のテーブルに座っているグループがいました。
寒がりの私にはとてもまねのできないことです。


午後山麓近くまで滑り降りてくると雨でした。


ホテルへ帰る前に、ここで皆さんホットワインを注文。
私は頼んだ紅茶がなかなか来ないため、コースターを手に乾杯。

ホテルに帰るとこの日も一人で滑っていたNbさんが『水も滴るいい男』、びしょびしょになって戻ってきました。


昨年心臓と胆のうの手術を受けたにもかかわらず、スキーを存分に楽しんでも体調に異変がなく幸せを感じたザールバッハツアーでした。

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アキさんとザールバッハ『ヒンターグレム』

2024年02月21日 | 23~24シーズン

2月1日、これまで天候に恵まれていましたが曇り空です。
天気予報では午後から雪が降るようです。

天候を気にしながら、ザールバッハの山の上から正面に見えるヒンターグレムを目指して滑ることに。


カメラを構えると皆さんポーズを取ってくれましたが、Nbさんは地図とにらめっこ。


みんなで地図を見ながら、滑っていくコースや乗り継ぐリフトを確認です。


ヒンターグレムに到着すると早めに昼食をとりました。
食後外に出ると、天気予報通り雪が結構降っていました。
外での飲食が好きなヨーロッパの人たちですが、さすがにこの天候では外のテーブルに誰もいませんでした。


ザールバッハを出発して、ヒンターグレムの街を時計と反対回りでぐるりと一周した感じでした。
帰路ザールバッハの山麓は雪ではなく、これも天気予報通りの雨でした。
本来は厳寒期のはずですが、温暖化の影響でしょうか?


ホテルに帰って着替えると、皆さんと傘をさして1Kmほど離れたスーパーへ向かいました。
途中、観光案内センタに立寄ってザールバッハのステッカーをいくつも入手。
ホテルに戻ると、早速いただいたステッカーをヘルメットとスーツケースに貼り付けて自己満足。
5年前からNbさんに感化され、無料のステッカー集めが癖になっています。

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アキさんとザールバッハ『ハルシュタット&ザルツブルク』

2024年02月20日 | 23~24シーズン

1月31日は休息を兼ねて、村里さんと参加者の内5人はショートトリップへ。
体力があり余っているNbさんはスキーを希望し、思う存分滑ることになりました。
ショートトリップの行き先は、ハルシュタットとザルツブルクです。

手配していた車に乗って、まずはハルシュタットへ向かいました。
途中、前日滑ったツェルアムゼーをツェラー湖越しに見ながら、車は走っていきました。


ザールバッハのホテルから2時間ほどでハルシュタットに到着。
車を降りると、曲がりくねった断層がはっきりと見える岩肌が目に飛び込んできました。
ここで岩塩が採掘できるそうです。


ハルシュタットは村里さんが最も好きだという景勝地です。
オーストリアを代表する観光名所で、世界で一番美しい湖畔と言われています。


観光のオフシーズンのためか観光客が少なく、静かで落ち着いた湖畔でした。


湖のほとりをのんびりと歩きながら、教会の方へ。
ここで村里さんから秘話の紹介が。
村里さんが18歳で日本からオーストリアと来た時、ここハルシュタットのレストランで皿洗いをしながらドイツ語を学んだとのことでした。


小さな町ですが、立派な教会です。


教会の中は厳かな雰囲気に、鮮やかな彩りのステンドグラスが印象的でした。


教会を通り越してさらに歩いて行くと、湖の右手に教会が見えるハルシュタット随一の撮影スポットに到着。


あいにくの曇り空が、静かで穏やかな雰囲気を増幅した景色でした。
湖面に船の航跡が作り出した波紋が、何とも言えない情景を醸し出してくれました。


教会の方に戻る途中、民家の壁に飾られた絵と湖や山の背景が絶妙に組み合わさっていました。


昼食は教会近くのレストランへ。
湖畔の街に来たということで魚料理を注文しました。
湖で採れと思われる魚やザリガニを皆さんでシェアし、美味しくいただきました。


午後湖上に透き通るような空の青さが広がってくると、ため息が出るような清々しい美しさでした。



昼食後はあわただしく車に乗り、ザルツブルクへと向かいました。

ザルツブルク旧市街のメインストリート、高級専門店が並ぶゲトライデ通り入り口で自由行動となり皆さんバラバラに。
ここから村里さんは私のために『スミレの砂糖漬け』を探してくれながら、名所を案内してくれました。


まず向かったところは、モーツァルトの生家の1階にあるスーパー。
『スミレの砂糖漬け』を販売しているところについて尋ねると、場所をメモ用紙に書いてくれましたが・・??
少々信頼性に欠ける情報のようでした。


ここはホーエンザルツブルク城がよく見える広場。


広場の次は、私の希望で映画サウンド・オブ・ミュージックに出てくるミラベル庭園へ案内していただきました。


季節柄庭園に咲く花はありませんでしたが綺麗に整備され、奥に見える建物と程よく調和されていました。


ミラベル庭園から次に向かったところは、村里さんが日本で事前に調べてスミレの砂糖漬けを扱っていると思われるホテル『ザッハーザルツブルク』。
ホテルの洋菓子売り場でスミレの砂糖漬けを置いてあるか尋ねるも、残念ながらありませんでした。
ところが、そのとき対応してくれた若い女性店員があれこれと時間をかけて一生懸命にパソコンで検索してくれました。
販売店を見つけたようで、「ここで売っているかもしれない」とメモ用紙に店名と住所を書いて手渡してくれました。
まるで女神のように思える綺麗で心優しい女性でした。

ドイツ語で、『洋菓子屋シャッツ、ゲトライデ通り3』と書いてくれました。

メモ用紙を手にゲトライデ通りに戻る途中、ザルツァハ川に架かるマカルト橋の上からの景色です。
ホーエンザルツブルク城と手前のクラシカルな建物が、中世的印象の情景でした。


マカルト橋のネットには南京錠がいっぱい。
なんでも、恋人たちが永遠の幸せを祈って鍵をするそうです。


ゲトライデ通り3はモーツァルトの生家のすぐ近くにありました。
メインストリートから路地に少し入った右手に、ケーキを売っているシャッツ洋菓子店を見つけました。
店内にはいってケーキなどが並べられているショーケースを見ると、紫色のスミレの砂糖漬けがありました。
昨年はインスブルックへ行った際、村里さんが懸命に探してくれたにもかかわらず見つかりませんでした。
2年越しで見つけたスミレの砂糖漬けです。


スミレの砂糖漬けを手に入れたところで村里さんと別れ、さてどうしようかと思案。
またモーツァルトの生家へ行き、中に入ってみました。

壁に投射された文字は英語とドイツ語で、モーツァルトがこの家で1756年1月27日に生まれたと。
そう、ちょうどこの週はモーツァルト週間でした。
2階にチケット売り場と博物館入り口がありますが、集合時間まで30分ぐらいしかないため入館はあきらめて買い物に。

土産販売店で記念に、バイオリンのキーホルダーとモーツァルトのマグカップを購入しました。


もう一度モーツァルトの生家を写真に収めたところで、日本語で「すみません」と声をかけられました。

「えっ、日本語?」と思いながら声がした方に顔を向けると日本人のご夫婦がいて、ほかの外国人に写真を撮ってもらっていました。
振り向くのが遅かったかと反省しながらも、折角なのでご夫婦と話をしました。
貯まったマイレージで、ウィーンとザルツブルクに来たとのことでした。
今回のザールバッハツアーで、ツアーメンバー以外の方と日本語で話したのはこれが最初で最後でした。

ゲトライデ通りをぶらぶらしながら集合場所へ。

皆さん思い思いのものを買ったり見たりして、大満足のハルシュタットとザルツブルクのショートトリップでした。
ひとりスキーをしていたNbさんも思う存分滑ることができ大満足とのことで、めでたしめでたしの1日でした。

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アキさんとザールバッハ『ツェルアムゼー』

2024年02月18日 | 23~24シーズン

1月30日、三日連続で快晴のザールバッハスキー場です。


この日はバスに乗って、ツェラー湖のほとりにあるツェルアムゼーへ行くことに。
バス停で待っていると、幼稚園バスのような車がやってきました。
乗っていたのは幼稚園児ではなく、スキーヤーでした。


バスに乗って30分余りでツェルアムゼーに到着。
ここからゴンドラに乗車。


ツェルアムゼーも快晴。
これからどこを目指そうかと相談。


上空には四方八方から飛行機雲が伸びていました。


ツェルアムゼーもゲレンデの整備が広々と行き届いていました。


ツェラー湖を見ながらしばし滑走。


樹々の間の遠方に素晴らしい景色があり、立ち止まって撮影。


山の上にあるのは氷河スキー場です。


氷河スキー場の左横に見える山キッツシュタインホルンの姿は、どことなくマッターホルンに似ていました。


ここには三方からゴンドラやリフトが架かっていて、多くのスキーヤーで賑わっていました。


ツェルアムゼーも一番高いところは標高が2000mあります。


ツェラー湖に対岸の山が映っていました。


日本ではおなじみの2人乗りリフト。
6人乗りや8人乗りが大半のここでは、珍しい2人乗りでした。


三日連続の快晴で十分満足に滑ることができました。
ところが一番若いNbさんはまだまだ体力が有り余っていて、昼食時間もそこそこに滑っていました。

ツェルアムゼーはザールバッハとはゲレンデがつながっていませんが、リフト券は共通でした。
行きはバスに30分余り乗っていましたが、帰りは数分ひと駅(停留所)乗っただけで滑りながらホテルにたどり着くことができました。
ホテルに帰ってもNbさんは元気そのもの。
4日目はショートトリップの予定ですが、Nbさんはスキーをすることに。羨ましい体力でした。

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アキさんとザールバッハ『レオガング』

2024年02月17日 | 23~24シーズン

1月29日、スキー2日目も朝から快晴。

ホテルの裏にあるエレベータに乗って上がり、外に出るともうそこはゲレンデ。
最高の立地条件でした。


この日はザールバッハの北東にあるレオガングを目指して滑ることに。
途中、素晴らしい景色に出会いました。


白く平らなところは、人工雪を降らせるための貯水池だそうです。


写真の左上方に氷河スキー場が写っています。


絶好のスキー日和と景色に、バンザイです。


村里さんを先頭に、皆さん足取りも軽やかに滑走です。


昼食はレオガングにほど近いAiteSchmiedeというレストランで。


木材をふんだんに使った、クラシックな味わいのある造りでした。


昔のスキー板が天井に。


山の麓はレオガングの街でしょうか?

時間の都合で、レオガングの街を目前にして引き返しました。
一番若手で滑り派のNbさんは残念がっていましたが、そこは大人。
皆さんと一緒に帰ることに。


ホテルのバルコニーでリラックス。
バルコニーを冷蔵庫代わりに、滞在中飲み物を置いていました。

 

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アキさんとザールバッハ『スキー初日』

2024年02月16日 | 23~24シーズン

1月28日の朝、部屋のバルコニーからの景色です。

やや右手を見ると、正面にある建物の先にゲレンデが広がっていました。


左手近くにもゲレンデを見ることができました。

 

ホテルのレストランで朝食中に、村里さんの友人であるザールバッハスキースクールの校長がサプライズを持って来てくれました。
なんと7人全員の滞在中のリフト券をプレゼントしてくれたのです。
日本を出発する前からリフト券を用意してくれると聞いていましたが、まさかプレゼントしてくれるとは驚きでした。


ホテルからほんの少し歩いただけで、リフトやゴンドラ乗り場がありました。

青空が広がるBernkogelリフト降り場は標高1794m。
ザールバッハ周辺は高いところでも標高2000m程度と、ヨーロッパアルプスの中ではあまり高くありません。
それでも標高差は1000mあり、来年の世界選手権でも使用される立派な滑降コースがあります。


昨年滑ったアールベルクと同じように、ザールバッハも延々とスキー場が広がり続いています。


村里さんがストックで指す方向にも延々とスキー場があり、想像していた以上の規模でした。


まずは記念撮影。
スキー初日ということで、皆さん元気溌剌の笑顔。


ザールバッハで感じた特徴は、整備されたコース幅が非常に広いことでした。


リフトはどれも最新式で、大半がフード付きの6人か8人乗り高速リフト。
シートには暖房が入っており、お尻が暖かくて快適でした。


ゴンドラも充実していていました。


これからどの方向へ滑ろうかと、ひと思案。
限りなくつながるコースを西の方向へ、休むことなく滑っていきました。


快晴に恵まれた初日でしたが、無理をせずに体力を温存して少し早めに帰ることに。
スキー場が広いためなかなかホテルにたどり着かず、しばしの休憩。

昨年アールベルクではひと滑りするたびに息切れをしていましたが、今回は息切れがありませんでした。
これはザールバッハの標高が低いためかと、とにかくひと安心でした。

ホテルに戻った後、Nbさんとスーパーへ買い物に。
ホテルの近くには、今回参加できなかったUhさんが大好きな屋外で飲めるパブがあり、大勢のスキーヤーで賑わっていました。

もしUhさんが来ていたら、毎日入り浸っていただろうと想像。
とにかくヨーロッパのスキーヤーは、昼も夜も屋外での飲食が好きなようです。

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オーストリア・ザールバッハへ

2024年02月15日 | 23~24シーズン

1月27日(土) 5年ぶりの羽田空港国際線ターミナルです。

昨年の成田空港とは異なり、多くの人にちょっと驚きました。


今年もFIS副会長の村里敏彰さんにお願いして、オーストリアに連れてってもらうことができました。
行き先はザールバッハ。
選考理由は、標高が高くないため疲れにくい、来年世界選手権が開催されるため設備が充実している等です。
参加者は村里さん、Tyさんご夫妻とNmさんご夫妻、Nbさんと私で、女性2名男性5名の計7名。
全員が揃ったところでミュンヘン行きのカウンターへ向かいました。


定刻通りに機内へ入り席に着くと、なんと通路から窓寄りの3席には私一人だけ。
おかげで3つの席を自由に利用でき、快適そのものでした。


機内のモニターを見ていると、飛行機は羽田からベーリング海峡、北アメリカ、グリーンランド北端を通ってミュンヘンを目指していました。


14時間余りかかって、ミュンヘンに到着。
3つの席を勝手気ままに利用できたので、さほど疲れることもないフライトでした。


手配した車で、ミュンヘン空港からオーストリアのザールバッハへ。


ホテルでは村里敏彰さんと相部屋で、何かと助かった1週間になりました。

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