粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

ラスト 『匠のサプライズ』

2014年02月13日 | 13~14シーズン

関東地方が大雪に見舞われた2月8日(土)~9日(日)、万座にて『匠の
サプライズ』を開催。
今回で三シーズン目、そして、最後になります。


8日の朝7時、万座・鹿沢口駅前でインストラクタの梶伸之先生と合流し、
私の車で万座温泉スキー場へ。
梶先生は昨シーズンまで万座スキースクールに在籍していましたが、今
シーズンは軽井沢の岡部哲也スキースクールへ移籍し、新天地で活躍
しています。今回は出張レッスンをお願いして、『匠のサプライズ』が実現
しました。

心配な天気は予報を見る限り、朝の早い時間帯はそれほどは大雪に
ならないだろうと判断し、開始時刻を9時からに早めました。定刻前には
梶先生と4名の参加者全員が集合。

大雪の天気予報ながら、万座は多くのスキーヤーで賑わっていました。

一日目の始まりは、プルークで基本をみっちりとトレーニング。

 

午後から雪が本降りに。
ナイターが始まる頃には吹雪と、万座らしいお天気になりました。

吹雪にも負けず、ナイターレッスン。
一番熱心に滑っていたのは、梶先生でした。

昼間は仕事だった方も参加し、クリーミーなバーンを気持ちよく滑走。

寒さや空腹に耐えながら滑る中、1時間ほど経ったところで生徒は根を上
げ始めましたが、梶先生が未だ未だやる気満々。仕方なく、もうしばらく
滑るハメになりました。

宿泊先の豊国館へは事前にナイタースキーをすることを伝え、夕食時間
を午後7時30分からにお願いしていました。そのため、遅い時間の食事
ながら約束の時刻に食堂へ行くと、宿の方が快く迎えてくれました。

食後は温泉に入り、部屋に戻ってから各自お酒やおつまみを持ち寄って
お待ちかねのミーティング。
今回の『匠のサプライズ』は、昨年逝去された故黒岩達介元校長の追悼
スキーも兼ねていることから、校長の思い出を振り返りながらスキー談義。
珍しい銘柄のビールや複雑な風味のチーズを味わい、スキー以外の少し
ばかり私生活にも踏み込んだ会話もしていると、朝が早く日中のスキー
で疲れた人から順に、瞼が重く垂れさがってきました。

夜のミーティングでも、いつまでも梶先生だけは元気いっぱい。
お開きにした後も、歯を磨きながらイメージトレーニングをしていました。

9日(日)の朝9時前、少し晴れ間が見えていました。

次第に天気が良くなるだろうと期待していましたが、そうは問屋が卸して
くれませんでした。

まずは第4リフトに一番乗りして、すぐさま第5リフトで山頂へ。

木々にそれほど雪が降り積もってないところから、昨夜は風が強かった
ことが想像できます。

万座山で足慣らしをした後、少し歩いてバックカントリーエリアへ。

梶先生がリフト沿いの雪の状況を確認。
万座の雪にしては、少し重めのようです。

皆さんの滑りをビデオ撮りすることを口実に、誰も滑っていない新雪の
斜面を一番乗りで気持ち良く滑走させてもらいました。
とは言っても、調子はいまいちでした。

この方、途中であっという間もなく深雪の中に沈没。

でも、すぐに立ち上がって再スタート。

小回りが得意なこの方は、新雪でも板を浮かせて軽快なスキーを見せて
くれました。

最近コブ滑りに開眼したこの方、新雪では体が重そうです。


次に向かったところは『裏山』。

万座特有の粉雪が降り積もった深雪を期待していきましたが、雪質はまず
まずながら浅い積雪でした。

梶先生、雪面のチェックをしています。

ここでも、一番乗りで滑走させていただきました。

今シーズン、もっとも気持ちの良い新雪滑走でした。

皆さんも気持ち良さそうに滑っていました。
 

 

ここからは急斜面の上にウインドクラスト気味で、斜面の最下部には危険
なトラップがあるため、梶先生が様子見を兼ねて最初に滑走。

皆さん、出だしは慎重に滑り降りていきます。

少し滑り降りたところから斜度がさらに急になるため、すぐにスキーヤー
の姿が見えなくなります。

今シーズンは積雪量が少ないため、例年なら雪にほとんど埋もれている
背丈の低い木々が姿を多く現しており、滑りにくくなっています。


午後はコブ斜面にチャレンジ。
苦手のコブですが、少しコツが分かった気がしました。

朝早くから滑っていたので、皆さんいつもより早い時間帯から疲れが見え、
そこで午後3時すぎにはお開きに。

最後に記念撮影。

カメラマンを代わっていただき、私も被写体に参加。


これで、私の主催による『匠のサプライズ』は最終とし、幕を閉じさせて
いただきます。

経営母体が代わった元ハウスユキに宿泊ができると分かり、そこで日中
は万座周辺の自然の野山を滑り、夜は旧知のスキーヤーとハウスユキ
の暖炉の前で、インストラクタを囲んでスキー談義に花を咲かせようと
『匠のサプライズ』を思い立ち、開催に至りました。
梶先生のもとに人柄のよい愉快な方々の参加があり、新雪・深雪を滑る
ことができました。ただ、残念ながらハウスユキでの宿泊はかないません
でしたので、1回限りの開催のつもりでした。

しかし、参加された皆さんから次回も開催してほしいとの要望があり、
そこで3回目までは実施することにしました。それ以上はマンネリ化して
新鮮味がなくなるだろうから、そこで幕引きにしようと心に決めていました。

今後は誰かが私の後を引き継いで、新生『匠のサプライズ』を開催して
いただけると幸いです。

私は気が向けば、まったく新しい企画のコースを作るかなと思っています。


最後に、毎回朝早くからナイタースキーまで熱心に指導していただきまし
た梶先生、これまでに参加していただいた万座に集うスキーヤーの皆様
に深くお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

コメント
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