pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

THE 39 STEPS@シアタークリエ2列センター

2010-02-20 23:05:41 | 観劇/コンサート
原作映画:

アルフレッド・ヒッチコック監督「三十九夜」 

   出演:石丸幹二 浅野和之 高岡早紀 今村ねずみ

あらすじ

1935年のロンドン。ミュージックホールで銃の発砲騒ぎに遭遇したリチャード・ハネイは、アナベラ・シュミットと名乗る謎めいた女性に請われて彼女を自宅へ連れ帰る。自分はスパイであり、イギリス軍の重要機密を守るために追われているとアナベラが告白したその夜、彼女は何者かに命を奪われる。
翌朝。アパートの外にはアナベラを追っていた二人の男がハネイを待ち受けていた。何とか男たちをかわしたハネイは、自分がアナベラ殺害の容疑者として手配されていることを知る。殺人の疑いを晴らすためには、アナベラの任務のなぞを解き、真犯人を捕まえるしかない!警察、スパイ、殺人者を巻き込んでハネイの逃亡劇が始まった―!!(公式HPより)

ストーリーはともかく、石丸さん以外の3人がほんの小さいのも含めて139役も演じるコメディーというのがなんだか楽しそうだなーと思い、久しぶりのクリエへ。有楽町から日比谷に向かうと、フレッシュネス・バーガーのお隣にセブンイレブンができていました。ちょっとの間にいろいろ変ってしまいますね。ファースト・キッチンも改装中でした。

開演前は客席飲食OKなのでおにぎりを食べようとしたら、いきなり演出の方がステージで見どころの説明や作品背景、クイズなどを始めてしまったので、ちょっと焦りました。これってもう食べちゃいけない時間ですよね?やはり。

ヒッチコック作品ということで、この作品にもヒッチコックがちっちゃく出てきます。そんなとこにもこだわりが。そして、舞台上にしつらえられたボックス席から石丸さんが顔をだすと、オペラ座の怪人を思い出してしまいました。またみたいな~石丸さんのラウル子爵。。。

なんて感慨にふける間もなくジェットコースターのようなテンポのよいストーリーが始まりました。さすが粒ぞろいの役者さんたちだけあって楽しい楽しい!特に浅野和之さんの芸達者ぶりには脱帽!でした。石丸さんもすごく楽しそうに演じていて、舞台をみながらにやにやしてしまう自分に気付いてしまいました。農場でお魚食べているシーンでは「オンディーヌ」の時のハンスを思い出し、目を大きくキョロっと動かすシーンでは「壁抜け男」を思い出し・・・新生石丸さんを見なくちゃだめじゃない!と思いつつ、どうしても四季時代を思ってしまう私でした。それだけ看板しょってたんですよね~

ヒッチコックの他の作品のパロディーシーンもいっぱい出てきます。少ない小道具をとっても効果的に使って、本当に楽しい作品になっていました。