母校の卒業式がありました。地元で生まれ、ずっと地元で過ごしている私。たまたまチューリップの可愛い花束を抱えた中学の卒業生らしきお嬢さんを見かけ、思わず「卒業式ですか?おめでとうございます」と、声をかけてしまいました。
いきなり見知らぬ不審なおばちゃんに声をかけられたというのに、そのお嬢さんはきちんとこちらを向き、「ありがとうございます」と一礼して微笑んでくれました。さすがわが後輩
これから彼女にもいろんな未来が待ち受けているんだろうな。何があっても負けちゃだめだよ。頑張れ!道は拓ける!
母校の卒業式がありました。地元で生まれ、ずっと地元で過ごしている私。たまたまチューリップの可愛い花束を抱えた中学の卒業生らしきお嬢さんを見かけ、思わず「卒業式ですか?おめでとうございます」と、声をかけてしまいました。
いきなり見知らぬ不審なおばちゃんに声をかけられたというのに、そのお嬢さんはきちんとこちらを向き、「ありがとうございます」と一礼して微笑んでくれました。さすがわが後輩
これから彼女にもいろんな未来が待ち受けているんだろうな。何があっても負けちゃだめだよ。頑張れ!道は拓ける!
久しぶりの朝日名人会。ここのホール大好き。
扇辰・喬太郎・権太楼と、私の大好きな師匠がそろい踏みとあっては、行かないわけにはまいりません
扇辰師匠の「匙加減」芸者さんからお奉行様まで、くるくるとかわるキャラがどれも凄くてやっぱり師匠!
そして、喬太郎師匠の落語協会100周年のくだりを経て語られた「やとわれ幽霊」でまさか泣かされるとは。廃校となる母校に忍び込んだ定年直前のおじさんたちが「幽霊」に見せられる恩師たちの素顔。それでも懐かしさ満点の母校の描写や先生たちの思いなどに、自分の母校や今は亡き恩師の言葉を重ねてしまい、気がついたら涙が卒業式の時、大泣きしたっけなあ。。
「もうすぐ死ぬという人にだって明日という未来がある。振り返ってばかりじゃなくて前をみて進まなきゃ」という幽霊(学校の生霊?)の言葉になんだか背中を押されました。卒業シーズンにぴったりかも。喬太郎師匠Good job!
幕間に三味線で「なごり雪」が流れたのも粋な演出でした。
トリの権太楼師匠は「鰍沢」。前回見に行った紀尾井町ホールでも同じ演目でしたが、やはりぐっと惹きこまれました。名演は何度聴いても迫力があります。
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:ショーン・ホームズ
出演
段田安則 / 小池徹平 / 上白石萌歌 / 江口のりこ / 田畑智子 / 玉置玲央 / 入野自由 / 前原滉 / 盛隆二 / 平田敦子 / 秋元龍太朗 / 中上サツキ / 王下貴司 / 岩崎MARK雄大 / 渡邊絵理 / 高橋克実 / 浅野和之
あらすじ ブリテンの王であるリアは、高齢のため退位するにあたり、国を3人の娘に分割し与えることにした。長女ゴネリルと次女リーガンは巧みに甘言を弄し父王を喜ばせるが、末娘コーディリアの実直な物言いに立腹したリアは彼女を勘当し、コーディリアをかばったケント伯も追放される。彼女は勘当された身でフランス王妃となり、ケントは風貌を変えてリアに再び仕える。 リアは先の約束通り、2人の娘ゴネリルとリーガンを頼るが、裏切られて荒野をさまようことになり、次第に狂気にとりつかれていく。リアを助けるため、コーディリアはフランス軍とともにドーバーに上陸、父との再会を果たす。だがフランス軍はブリテン軍に敗れ、リアとコーディリアは捕虜となる。ケントらの尽力でリアは助け出されるが、コーディリアは獄中で殺されており、娘の遺体を抱いて現れたリアは悲しみに絶叫し世を去る。
「セールスマンの死」と同じ演出家で段田さんがリア王を!というので期待MaxでチケットGET! リア王はずいぶん前に観た石橋蓮司さんのリア、蜷川先生演出・平幹二朗さんのリアに続き3度目。石橋蓮司さんの時には辻萬長さんのケント伯が印象的でした。平幹二朗さんのリアは、豪華な毛皮を纏った王の中の王という貫禄でした。 以下、ネタバレありなのでこれからご覧になるかたはご注意を。 改行します。
幕が開くと、現代の服装の役者登場。えーっそうなのか。。。まったく予習なしで来たのでちょっとびっくり!3人の王女もおそろいのお帽子つきピンクスーツ。。それでもダブルのスーツの段田さんが登場し、引退にあたっての思惑を語り始めると、そこには紛れもないリア王が見えました。 私がはじめてシェイクスピアにふれたのが小学校の図書室にあったリア王で、その時にはコーデリアが可愛そうで可愛そうで、なんであんな目に遭わなければならないんだろうということばかりが印象に残っていましたが、これはリア王父娘とグロスター父子、二組の親子の話だったんですね。饒舌な姉たちとは違い、真直ぐな愛を言葉でなく心で捧げようとしたコーデリア、グロスター公の妾腹の弟の謀略にはまり、追放され乞食のような姿に変装して生き延びながら、父グロスターを守ろうとするエドガー。 このエドガー、小池徹平くん、本当に捨て身の演技でびっくり。そこまでやっちゃうかそして兄を、父を陥れ、リアの長女次女までたらしこもうとするエドモンド、玉置玲央さんすごい!NHKの光る君へ でも悪い奴ですが、本当にヘビのようなねちっこさ、執念深さでジワジワとのし上がって行きます。怪演!思わずひきこまれる悪の色気ムンムン! 自分をどれだけ大事に思っているかをしゃべらせ、それに応じて領地や財産を分け与えようとするリア。1番可愛がってた末娘はどんな素敵な言葉をくれるのかと思ってたら期待はずれ。それに怒っておまえなんかもう娘じゃない!とか、やっぱひどいですよね。。。可愛さ余って憎さ百倍ってやつでしょうか。。老いって正しい判断も狂わせるんですね。気をつけなきゃ。。 ただ、若い頃とは違った感じ方もありました。ゴネリルやリーガン、本当にひどい娘だとは思うけど、引退した親がいつまでもいろんなことに介入にしてきたら、鬱陶しいと思うのかもね。欲に走って暴走する長女ゴネリルを諌める夫のオールバニー公。こういう理性の人がいることにちょっとだけほっとしました。 リア王で1番残虐な場面、リーガンの夫コーンウォールが怒りに任せてグロスター公の目玉を。。。のシーン、ちょうど前の席の方の頭で見えなかったのでラッキーでした考えただけでゾッとします。 余談ですが、フランス王と医者を演じた秋元龍太朗さんが浦井くんにそっくりで、びっくりでした。
脚本・音楽・歌詞:アイリーン・サンコフ/デイビット・ハイン
演出:クリストファー・アシュリー
ミュージカルステージング:ケリー・ディヴァイン
翻訳:常田景子
訳詞:高橋亜子
出演
安蘭けい 石川 禅 浦井健治 加藤和樹
咲妃みゆ シルビア・グラブ
田代万里生 橋本さとし 濱田めぐみ 森 公美子 柚希礼音
吉原光夫
あらすじ
2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロ事件の発生。アメリカの領空が急遽閉鎖された。目的地を失った38機の飛行機と7,000人の乗客・乗員たち。行き場のない38機の飛行機は、カナダのニューファンドランド島のガンダー国際空港に降り立つ。
カナダの小さな町。わずか1万人の人口は一夜にして約2倍となった。人種も出身も様々な人々はこの地でどんな5日間を過ごし、飛びたつのか―
このミュージカル、2001年9月11日の、あの同時多発テロを扱っていると聞いて、あの悲惨な事件。。と引いてしまい、当初はチケットをとりませんでした。
が、しかし。この物語はその事件そのものではなく、そのことによって大きな影響を受けた人々の心温まる話ということが、ずいぶんあとになって判明。キャストを見れば、主役級の方々ばかりではありませんか!しかもひとりが何役も演じるとか。多い人は12役😆⁉️
と、いうことで急ぎチケットGETに走ったのでした。
いやー幕開きからすごい迫力!12人のキャストが様々な国の航空機の乗客を、管制官を、カナダの町の人々を、くるくると代るがわる演じます。さとしさんなどはいくつもの町の町長を兼任
なにせこのキャストの皆様、歌のうまい方ばかりが歌いまくり踊りまくる🎶心地良すぎてウトウトも。。あーバカ私。もったいない
同時多発テロという未曾有の大事件により、アメリカの空港に着陸できなくなってしまった気が遠くなるような数の人々、その人々をなんとか助けようとする町の人々のあたたかさ。
たくさんの支援物資を調達し、少しでも心地よく過ごせるように心を砕き、行動する待ちの人々に、思わず東日本大震災や能登のことを思い浮かべてしまいました。
旅客機がツインタワーに突っ込み、高層ビルがガラガラと崩れ落ち、燃え上り、たくさんの命が散ったあの衝撃的な事件。その傍らで、こんなことが起きていたんですね。あの事件で、どれだけの人々が影響を受けたのでしょう。
私の前に座っていた背の高い紳士が、何度も涙を拭っていました。この方もなんらかの形であの事件の影響を受けた方なのかも。。と、ふと思ってしまいました。