pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

レイクサイド・マーダーケース

2007-07-31 00:12:48 | 映画/DVD

この映画は、封切りの時から気になっていた東野圭吾さんの問題作。ツインピークスを思わせるような死体の描き方や、湖と闇の紺青を基調とした色彩もスリリングな感じ。昨日に引き続き、家族の病理ともいうべき重いテーマです。「白夜行」も閉塞感満載の暗いテーマだったなあ。。

名門私立中学受験のために、湖畔の別荘に合宿する3つの家族と進学塾講師。その家族のうちの一人の父親(役所広司)の愛人が、その別荘に現れたところから、事件がおこります。

突然殺された愛人。殺したのは??そして、その殺人をなかったことにしようとする親たち。

「親は、子どものためなら何だってやるんです。」という言葉がこの殺人劇のすべてを語っています。おそろしい・・・これはやっぱりある意味「怪談」です。死んだものより、生きた人のほうがずーーーーっと怖いです。

子どもの受験て、冷静になって見つめないと、親は暴走しがちになるのよねー・・・と、考えさせられました。我が家はもう終わっちゃっって、あとは就職試験のみなので今はちょっと気楽なんですけどね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エクウス(馬)マチネ一階最前列上手@四季・自由劇場

2007-07-29 21:33:23 | 観劇/コンサート

ついに念願のエクウス(馬)を観ました。

舞台の感じは少しわかっていたので、親子連れが多いのには、ちょっとびっくりしました。しかも、お隣に座っていたのは、どう見ても小学校高学年。・・・い・いいのかなーって、私が心配してもしょうがないですけど、映画ならR指定な場面もあるのよ~ママ


少年が6頭の馬の目をピックで刺すという実話に基づき、精神科医と少年との対話・治療を通し親子・夫婦関係、子供への抑圧、宗教、性など、現代社会に氾濫する問題を暴き出すという、かなり衝撃的な作品です。斬新でシンプルな舞台装置。そこに、ぴーんと張りつめた空気。はじまる前からぞくぞくしました。

特に、馬。この役は山口祐一郎さんも四季時代に演じたそうですが、この舞台の中でとても重要な役割を演じています。金属の骨組みだけのかぶり物と蹄をつけているだけなのに、本当にアランのまわりに6頭の馬がいるようにみえます。そして、時には走り、優雅に歩き、アランを優しく包み、恐ろしく神々しくも変化していきます。人の「イメージする心」を大きく刺激する舞台です。

アランと精神科医ダイサートの対話によって、彼の抱える現実が浮かび上がってくるわけですが、これは、人によって感じ方が変わる作品だなあと思いました。一見、ひどい親に育てられ、精神に混乱をきたした可哀想な少年ですが、その親もまた厳しい現実や悲しみと対峙して、出口を見失っている。

精神科医でさえ、はからずもこの治療の中で自分の抱えている問題を強烈に自覚する。アランを誘惑する少女ジルも、満たされない思いをアランに強引にぶつけている。

母親が、「親の育て方が悪いと誰もが言う。自分は精一杯の愛情で育てているのに、犯罪を犯したアランはちっとも悪くなく、私たちだけが悪いと世間の人たちは言う。この子自身の問題なのに。」と精神科医に吐露するところがあります。

その言葉だけをとらえると、一見、何言ってるの!自分の生んだ子じゃないの!と言いたくもなりますが、本当に子どもに対して自分の出来得るすべてのことを愛情を懸けて行っているのにうまくいかないことって、あるんです。そのギャップが大きければ大きいほど、苦しみもまた大きいのですよ。

この母親は全く価値観の異なる夫と暮らし、自分の人生観や宗教観や子育てまでを否定され、必死になればなるほど孤立していったのだと思います。そして、父親もまた、満たされぬ思いを自分だけの秘密の時間を持つことで解消しようとしていた。そして、まさにその現場を、一番見られたくない息子に見られてしまったこの悲劇。

精神科医もまた、深い心の闇の中へ墜ちていきます。救いのない物語。そして、深く考えさせられる物語でした。

今日の観劇はホラーが2つ。舞台が始まってすぐに、私は沈黙の中で絶対に見ても聞いてもいけないものを見聞きしてしまいました。そして舞台終盤、アランとジルのかなり衝撃的な場面が展開され、続いて問題となる事件がおきたその時、最前列かぶりつきにおった私は、(たぶん)決して見てはいけないものを見てしまいました。。。

神よおぉぉ!!許し給え!!

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風林火山 第30話 「天下への道」

2007-07-29 20:49:25 | 風林火山
板垣・甘利両雄の死から私もまだなかなか立ち直れず、(昨日再放送みちゃったもんでまた・・・)今回はなかなか流れに入り込めず、前半のGackt景虎殿のあれこれはうわの空・・

しかし!根来寺の場面で吉田剛太郎さんが登場、あの張りのある声を聞いて、やっと目がさめましたでごいす。剛太郎さん、顔が大きくみえるな・・今は次回作オセローの準備で日焼けサロン通いだそうですよ。ムーア人の将軍ですから。そういえば、この撮影の頃は「お気に召すまま」の稽古中でしょうか。小栗旬君も「タイタス・アンドロニカス」ではムーア人のジゴロでしたから、日サロの情報交換したかもですね。。

さて、いよいよ立派になられた平蔵さんとヒサ様がご結婚ですね。長い、忍ぶ恋が実ったふたりしかし、矢崎父様のあの必死の頼み方には、なにかあるのでしょうか。。って、予告編を観て思いました。また新たな展開になりそうですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰かを愛することは~♪神様のお蕎麦に・・・

2007-07-28 18:06:11 | 私の好きなもの

明日の選挙、夫婦で別々の用事(私はエクウス彼はおやじサッカー)があるため期日前投票に行ってきました。清き一票、大事ですよ~・・・みなさまもぜひ明日を決める投票所へ。


と、いうわけでせっかく車で出たので、足を伸ばして前々から行ってみたかったお蕎麦屋さんへGO!ここ、爽風庵 槙 (そうふうあん まき) は、江戸中期に建築された広大な敷地に茅葺き屋根の古民家で、蕎麦処は離れを改装したものだそうです。板橋区の指定有形文化財にも指定されています。

写真は入り口ですが、中に入ると茅葺き屋根の母屋と緑いっぱいの和風庭園が見えます。風景を見ながらお蕎麦をいただいていると、東京にいることを忘れます。テレビの取材などもよくあるようで、先日は太川陽介さんがきたそうです。

ふたりで天上せいろと冷たいとろろ蕎麦をいただきました。たぶん二八蕎麦、私にはちょっと固めに感じましたが、おつゆとの相性が良く、おいしかったです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の朝のおきゃくさま

2007-07-27 23:46:52 | 

今日もいいお天気!東京の梅雨明けは来月らしいですが、もう真夏の陽射しです。いつものように窓を全開して体操(ラジオ体操第一!)をしていると、テラスでチャメが大騒ぎ。そしてバタバタ羽の音。


なに?!どうした?見ると、チャメが何か虫を捕まえてきた様子。そう言えばこの前もかなぶんがひっくり返っていた。。。

一瞬、仰向けでバタバタしていた虫が静かになったかと思ったら、くるっと向きなおし、しばしチャメとにらみ合い。「あ!セミだ!!」そして、一瞬ひるんだその隙に蝉之介くんは何もなかったかのように、お空にむかってしゅるしゅる~っと飛んでいってしまいました。唖然として見送るしかないチャメと私。


「しょうがないって、チャメ。セミはね、ず~~~っと土の中でお空に憧れ続け、やっと地上に出たら1週間しか生きられないんだよ。残りの命を自由な空で満喫させてあげようね。」と、一緒にカニカマ食べながらしみじみ言い聞かせたのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シロクマ園長 命の事件簿

2007-07-25 23:44:27 | テレビ番組

2時間ドラマっていうのはどうも苦手で、た~またま休日の午後などに再放送されているのをチラ見することはあっても、あまりのお約束な展開に夜のゴールデンタイムに参加することは皆無に近い私。


しかし!今夜の「シロクマ園長 命の事件簿」はちょっと違いました。もともと動物園のサル山に異常な興味がある私は、サル山の映像に、まず釘付け。続いてチャメ似のトラに釘付け。スキップしてるキリンや、水中を泳ぐ白くまやペンギンに釘付け。しかも、隣で夫が、「あ!これ、旭山動物園だぞ。動物の見せ方を根本的に変えて、すごい集客力になったらしいぞ。」などと言うもんで、すっかり見入ってしまいました。


さらに!物語のカギを握る動物学の権威が、あの甘利殿、竜雷太さん。その娘が愛華みれさん。なにかこう、上田原の合戦とミュージカル「ペテン師と詐欺師」を一度に観ている様な不思議な気分。これでダーティーな動物商、黒岩が鹿賀さんだったら・・・などと妄想してしまったのでした。

お話は、始まって10分ほどで結末が見えてしまいましたが、チンパンジーが人間の序列を見破ったり、虎が人間にお尻を向けたら要注意とか、育児放棄の母ザルは群れの中で少しずつ子育てを憶えるとか、いろいろ参考になりました。しかし、園長は「ネコ科の動物の尿は異常なまでに臭い。」と言っていましたが、チャメはおしっこもゲロゲロも、ちっとも臭くないんだなー。。。やっぱり中に小さい人が入っているのかしら。あ、ちなみに、ウ○コはちゃんと臭いです。


いつか行ってみたくなりました。旭山動物園。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓流 「ラ・マンチャの男」!!

2007-07-24 00:12:18 | 観劇/コンサート

性懲りもなくチケットサイトをのぞいていたら、なんと韓流「ラ・マンチャの男」情報が!!


しかも、セルバンテス&ドン・キホーテはあの「ジキル&ハイド」のチョ・スンウ!!この方のジキル、素晴らしかったです~のびやかで知的な若いジキル。鹿賀さんのジキルとは全く役つくりの異なるジキル像でした。どちらも素敵ですが、鹿賀さんはハイド姿もすごくセクシーなのにくらべ、スンウさんのハイド姿はあまり記憶に残ってないなー


あの時パンフを買えなかったのではっきりは分かりませんが、アルドンサ役のキム・ソニョンさんは、ルーシーを演じた方ではないかと思います。官能的で情熱的なルーシーで、アルドンサにはぴったりかもしれません。


公演も、今度は五反田ではなく青山劇場です。じわじわと迫りくる韓流ミュー。ジキル、ラ・マンチャと来たら、次はなんでしょう?パクさんつながりでエリザベートかな?最後はやはりレミでしょうか?国を背負ってくるだけあって、歌も演技のレベルも相当の実力派ぞろいです。韓流おそるべし。東宝さんも、うかうかしてられませんよ~・・・やばい。また行きそう。新大久保あたりで招待券つきCDとか・・でも、あの町はこわそうだしなー

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風林火山 第29話 「逆襲!武田軍」

2007-07-22 22:20:11 | 風林火山

上田原の合戦で心も体もズタズタになった武田軍。

今回は、深い深い喪失感に沈んだ武田軍が、亡き人々によって再生してゆく物語でした。打ちひしがれる晴信様の姿は、まるで仲間を失い、カフェ・ソングを歌うマリウスと重なってみえました。


嘆き悲しんでいる間にも小笠原長時(今井朋彦)高遠頼継(上杉祥三)による反武田の動きは激しくなり、勘助もうかうかしてはいられません。


今井さんと上杉さんの大芝居、さすがですねー。。舞台をみているようでかなり面白かったです。今回のサプライズは伝兵衛!!晴信殿の影武者として、大将姿で戦場にいたのに、よく生きていましたねえ。。よかった~


そして板垣殿のトンボ。。すうっと現れ、笑顔で晴信殿の唄をほめ、白い光の中に消える時、私も晴信殿とともに号泣いたしました。「板垣!!何故死んだ~!!」と・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おはなし おはなし

2007-07-21 22:38:29 | 私の本棚

尊敬する、臨床心理学者にして元文化庁長官の河合隼雄先生が脳梗塞で亡くなりました。昨年8月に明日香村の高松塚古墳の壁画損傷隠蔽事件があり、文化庁長官として謝罪した直後に倒れられ、その後情報が全く流れなくなり、どうしておられるのか心配していました。

朝日新聞日曜版に連載されていたコラム「おはなし おはなし」は、とても優しい語り口のエッセイながら、深い洞察力と理性を感じさせるもので、毎週かかさず読んではいろいろなことを教えてもらったものです。

朝日には訃報のほかにも評伝や、哲学者梅原猛さん、宗教学者の中沢新一さんによる追悼文が載せられていました。中沢先生は、「日本にほとんどいなくなった賢者でした。」と、最高の言葉を贈っています。そして、「河合さんの前に行くと、患者さんのように自分を投げ出すことができました。」とも。

そう、河合先生は日本有数の賢者でありながら、「対話」ということに深い意味を見出す、話し手にして聞き手、なんでも相談できる近所のおじいちゃんのようでもあったのです。「そうか、そうか。でも、こんな見方もあるよ。」と。

高い教養を持ち、先頭に立って人を導いて行こうとする人はたくさんいても、そういうスタンスでいる人というのは、本当に少数派なのかもしれません。

河合先生を偲び、今夜はそのご冥福を祈りながら、ゆっくりと代表作である明恵上人の夢研究「明恵・夢を生きる」を読んでみます。


河合先生の訃報に泣き、「風林火山・両雄死す」の再放送に泣き、今日は偉大な人たちを送る涙の海です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォーターボーイズ

2007-07-20 23:57:34 | 映画/DVD

夏になったせいでしょうか。テレビでビーチボーイズ(ドラマ)の再放送をやっていたかと思ったら、夜には地上波で「ウォーターボーイズ」を。

言わずと知れた妻夫木君の出世作で、何度も観ているのですが、、何度観てもいいです!面白い!

男子高校生たちのちょっと抜けてはいるけれどまっすぐでキュートな姿にはほろっとしてしまいます。玉木くんも、近藤公園さんも、金子君も、自然体で素敵です。「失敗して恥かくかもしれないけど、中途半端なことやってるよりはずっといいよ。」というような言葉にズシンときました。それが若いってことだもんね。「おまえなんか何やっても半端なんだよ!」と言うようなことをいっていた友人が、シンクロをやりとげた玉木くんの姿を見て微笑む顔にも、ホント泣けました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エクウス 英国版

2007-07-19 20:33:40 | 雑感

また病気が疼きだし、エクウス観にいきた~い!!!と、いろいろ検索しているうちに、あのハリーポッターのダニエル・ラドクリフくんが、イギリスの舞台でアラン・ストラングを演じているという情報が飛び込んできました。

ばら色のほっぺに丸メガネのハリーやぽちゃぽちゃのデヴィッド・カパーフィールド、ピアース・ブロスナンと共演のテイラー・オブ・パナマなどのあの可愛らしい表情の彼が、悩めるアランを演じるとは。しかも、ぜぜ・・全裸本当。よその子は早く大きくなるもんです。。。

ハリー・ポッターシリーズのイメージが強すぎて、次の役には苦労するだろうなー・・などというのは老婆心にすぎないのですね。あの「北の国から」の純くんも蛍ちゃんも、役者として立派にやっていますものね。

ぜひ英国にわたって、本場のレ・ミゼラブルとこのエクウスを観てみたい私ですが、表向きには「テロがこわくて・・・」真相は「500円玉貯金じゃ足りなくて・・・」あいも変わらず国内でウロチョロする日々は続くのであります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒナの大冒険

2007-07-16 13:57:01 | テレビ番組

昨夜、風林火山を見逃さないように早目にテレビをつけると、
かわいいフワフワのひな鳥ちゃんが、コロコロと崖から転がり落ちるところ!え~!???と、思わず釘付けになりました。

ダーウィンが来た!「絶壁落下!ヒナの大冒険」という番組。
カンムリウミスズメという鳥は生涯のほとんどを海の中だけですごすそうです。産卵からヒナの孵化までの一ヶ月ほどは無人島の断崖の上ですごすのですが、親鳥はヒナの誕生を見届けると、餌もやらずにさっさと海へ戻ってしまいます。

その後が凄い!毛糸のボンボンみたいな超キュートなヒナちゃんたちは、生まれて二日目でとっとこ歩いて断崖絶壁へ行き、そこから海へところんころん落ちて行くんです!あっちへぶつかり、こっちへとばされ、落ちてゆく姿はもう涙なしでは見られません。
でも、解説によると、ヒナちゃんたちは15gくらいの体重で、しかもモコモコの羽毛に覆われているので、落下の衝撃等で死んでしまう率は低いそうです。ホッ

しかし、切り立った岩山のこと、たくさんの窪みにはまってしまったり、岩の隙間の蟹に襲われたり、苦難は山ほど。うまく海に出られても、どど~んと打ち寄せる波で押し返され、海面で呼び続けるパパやママのところへたどり着くのは至難の技です。しかも、なんにも食べてないのよ~

親鳥のところにたどりついて、ヒナちゃんはやっとこさママから口うつしの餌をもらえるのです。なんと厳しい巣立ちだ・・・

この、日本近海にのみ生息するカンムリウミスズメの生態はあまり知られておらず、海洋汚染や刺し網の餌食になってしまうことも多いとか。宮崎県の小学校教諭がこの鳥の生態について4年生の子ども達とともに観察をし、絵本「カンムリウミスズメものがたり」にまとめています。厳しい自然の掟と、親子の信頼に涙・・涙の私でございました。NHK「ダーウィンが来た!」の方は再放送もあるようなので、お時間のあるかたはぜひご覧あれ。

7月19日(木)NHK総合・深夜【金曜午前】2時25分~2時55分
   ダーウィンが来た!第62回「絶壁落下!ヒナの大冒険」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風林火山 第28話 「両雄死す」

2007-07-15 21:27:15 | 風林火山

「勘助、そちが月影となれ。」

ついにこの日が来てしまいましたね・・・・甘利殿の不器用な愛、板垣殿の深い愛。「人は石垣、人は城・・」を地で行くお二人でございました。

死を賭して主君をお守りする、という図には???な私も、今回ばかりは泣かされました。それがあの竜雷太さんだし、千葉真一さんですから。

甘利殿が寝返ったか?!のシーンでの晴信様の怒り、歌舞伎はいってましたね~すごかったです。

千葉真一さんは結構大芝居系なのに大河には初出演とのことですね。意外な感じです。あの目力にずいずいと引き込まれてしまいました。最期の大立ち回りと微笑み、忘れられないシーンになりました。

勘助殿も、板垣殿の遺志をしっかりと受け止めたことでございましょう。

しかし、影武者伝兵衛は大丈夫だったのでしょうか。
昔、映画「影武者」をみた時には、ショーケンが成人した勝頼様ででていましたから、そういう作戦は後年まで何度も使われたんでしょうね。信玄公には何人も影武者がいたらしいですし。テレビも写真もない時代、信玄の顔がすべての敵兵にわかるわけもないですからねー

板垣退助さんは、板垣殿の末裔なんですってね。すごいなあ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人類には小さな第一歩ですが、人類にとっては大きな飛躍です。

2007-07-12 23:55:02 | 雑感
アポロ11号が月面に到着した時、アームストロング船長のこの第一声を訳したのが西山千さんでした。

船長が「man」につけるべき冠詞の「a」をはっきり発音しなかったために、本当は「一人の男にとっては小さな一歩だが」と言ったのが、「人類には・・」になったという話もありますが、人類にとって大きな一歩であったのは間違いないことです。

この時、はじめて「同時通訳」ということばを聞きました。かっこいい・・・
鳥飼玖美子さん、西山千さんというお名前は、この頃からずっと心に残っていました。(鳥飼さんは、今は立教大で教えていらっしゃるんですね。)

夕刊で西山千さんの訃報に触れ、95歳という年齢に時の流れを感じました。

ご冥福をお祈りいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レ・ミゼラブルSP公演@帝劇1階G列上手サブセンター

2007-07-11 23:29:30 | 観劇/コンサート

今夜のチケットは一度手に入れて手放し、思い直してまたGETして、やっぱり取り過ぎ!と手放し、でもせっかく代休(今度は本当よ!うさぎさん。)だから・・・と今朝決断してGETしたものです。それでもじりじりと前方へにじり寄っているところが転んでも悩んでもただでは起きない私・・・なんちゃって。


前置きはともかく、やはり行ってよかったです。島田歌穂さんの世界一のエポニーヌは絶品でございました。いや、おそれいりました。すごいです。


公式HPで、マリウスとアンジョルラスの囚人姿をみていたので、今日はプロローグからばっちりと発見しました。マリウスは本当にあっちこっちでてますね~島田さんと石川さんという実力派のおふたりを迎えたSPとあって、ほかの役者さんたちも熱かったです。マリウスもエポニーヌも、心情が本当に良く伝わり、感動しました。島田エポニーヌは「恵みの雨」で息絶えた後、本当に魂が抜け出たムクロのようになっていて、これも驚きでした。

今期はじめて観た駒田テナルディエも最高!バルジャンが椅子をぶん投げるシーンで「あぶね!」と思わず()言ったり、森公美子テナ夫人と一緒に「ファンティーヌ死んだのお!!??」と声をそろえるのも楽しかったです。あんなのはじめて。テナルディエ夫妻はこのお二人で固定じゃだめですかねー・・・一番好き~

 

東山アンジョルラス!もうもう、本当に素敵杉です。きびきびとした動きに美しいうしろ姿。特に美しいのは、バリケードで死に行く直前に振り向いて微笑むところ、亡霊、じゃなかった、幻として「カフェ・ソング」中に出てくる時のグランテールとの微笑み合い。革命の闘い方、考え方では相容れない部分のあった二人です(グランテールの「世界は忘れないか?死など無駄じゃないのか?空しくないか?」と歌うところ、ぐっときます。)が、心はひとつに結ばれていたんですね。涼しい目元に乾杯~

 

マリウスとコゼットの結婚式の給仕役では、ありえないほど踊ってました。さすがダンスの東山さまでございました。トートやらないかなー東山さんぴったりだと思うけど。トートダンサーズとの一体感もばっちりだしなー。。なにせ古巣なわけだし。

 

山口バルジャン、今ジャベールは文句なしです。今さんは見るたび惚れ直します。「自殺」がダイナミックになったような。

エピローグは、自分的に100%泣くということを今回も確認してしまいました。富田コゼットは「セクシーボイス&ロボ」のニコちゃんとそっくりでなにかと話題ですが、バルジャンに抱きついて泣きじゃくる姿は3人の中で一番ぴったりきます。禅マリウスとは・・・「溢れゆく~この想い~」のシーンが、長いこと離れ離れだった父と子の再会にみえてしまった私は意地悪ちゃん?

 

買うまい、買うまいと思っていた20周年パンフ、ついに買ってしまいました。20周年記念Tシャツも。。。いつ着よう。次は8月19日ソワレ。本当に最後にしようっと。。ダメ。増やしちゃ。レミチケも体脂肪も。と、自分に言い聞かせて寝ます。おやすみなさいませ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする