年に2回の米團治さんの独演会。4月に行った志の輔さんの独演会の時にGETした最前列。(これがエリザのチケットだったらほっぺつねるんですけれど)
でも、米團治さん大好きだからうれしいこの師匠はオペラやミュージカルのファンでもあり、昨年5月には「第4回 はなしか宝塚ファン倶楽部 エリザベート-愛と死の輪舞-」でトート閣下もやっちゃったんです!歌も踊りも皆さん本気のエリザだったとのこと。
写真お借りしました
大阪まで行きたいくらいです
さて、独演会開口一番、「時うどん」桂弥太郎さんはうどんの食べ方が半端なく上手。客席からここで拍手がおきるとは。
今回、米團冶さんは3席でしたが、初めて聴く「稲荷俥」がすごく面白かったです。深夜、人力車に神社近くまで乗せてもらった男が、降りる間際に自分は狐の化身だと脅かしてただ乗り。ところが降りるときに財布を人力車に忘れてしまう。車夫は狐の化身から授かった福だと、そのお金で近所のみんなとドンチャン騒ぎ。そこへ財布を返してもらいに来た男が。。。ほんと、だましたはずが大損して、ひっこみがつかなくなったという、ゆる~い噺。
正直者の車夫が、道々お客に身の上を話すことばがしみました、「亭主が外の車を回し、嫁はんが うちらの車を回す。夫婦は、車の両輪の如し。心棒が金じゃ。幸せがくるまで、頑張れ。」
青菜・三枚起請も米團冶さんらしいたおやかな感じがそこここに見えて、この方、本当に品がいいなあと今回も思いました。上方落語ならではの「はめもの」(お囃子)がすごく印象的でした。次は来年のお正月かな。