pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

新春若手花形落語会@練馬文化センター1階Q列センター

2019-01-30 22:51:25 | 落語・講談

異例の速さで真打昇進が決まり、映画の吹き替えなども評判の神田松之丞さんと、抜群の安定感桃月庵白酒師匠に柳家三三師匠とくれば、行かなくてはなりません。

こんなマイナーな会場でも、チケットはかなりの争奪戦。最近は寒くて夜公演避けがちなんですが、頑張って行ったかいがありました。

白酒師匠の「抜け雀」、つい一文無しばかり泊めてしまう宿屋のぼろぼろ加減が目に見えるよう

松之丞くんの「吉岡冶太夫」は、寛永宮本武蔵伝の中の第8話だそうですが、武蔵出てきません「吉岡」でピンとくる方もいらっしゃると思いますが、これは武蔵が一条下がり松で決闘した吉岡一門の、吉岡道場開設当初のお話。いや、武蔵 出てこなくても、十分面白かったです。松之丞くんおそるべし。これからも注目していきたいです。

トリの三三師匠、「吉岡冶太夫」を時々パロってましたそして、始まった噺は、妾馬の お鶴が殿様に見染められた顛末から始まる「井戸替え~妾馬」。いや~これ、本当にうなりました。うまい!やっぱり「小三冶」を継ぐのは三三師匠だな。と、思わせる一席。妾馬、八五郎出世はいろんな噺家さんで聴きますが、ダントツに面白かったです。殿じゃないけど、余は満足じゃ

 

 

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罪と罰@シアターコクーン1階L列センター

2019-01-27 22:51:38 | 観劇/コンサート

[原案・原作]フョードル・ドストエフスキー 
[演出]フィリップ・ブリーン 
[翻訳]木内宏昌 
[美術・衣裳]マックス・ジョーンズ 
[出演]三浦春馬 / 大島優子 / 南沢奈央 / 松田慎也 / 真那胡敬二 / 冨岡弘 / 塩田朋子 / 粟野史浩 / 瑞木健太郎 / 深見由真 / 奥田一平 / 山路和弘 / 立石涼子 / 勝村政信 / 麻実れい / 他

《あらすじ》
舞台は、帝政ロシアの首都、夏のサンクトペテルブルク。

頭脳明晰な貧乏青年ラスコリニコフ(三浦春馬)は自分が「特別な人間」として、 「人類が救われ、その行為が必要ならば、法を犯す権利がある」という独自の理論を持っていた。

そして強欲で狡猾な質屋の老婆を殺害し、奪った金で世の中のために善行をしようと企てている。 そんな中、酒場で出会った酔っぱらいの退職官吏、その後妻カテリーナ(麻実れい)ら貧乏な家族を見ると質入れで得たお金をすべて渡してしまうのであった。 ついに殺害を決行するが偶然居合わせた老婆の妹まで手にかけてしまい、罪の意識、幻覚、自白の衝動に苦しむことになる。 そうして意識を失い数日間も寝込んだ彼を親友ラズミーヒン(松田慎也)が見守り、 結婚のため上京してきた妹ドゥーニャ(南沢奈央)と母プリヘーリヤ(立石涼子)も心配をする。 一方、老婆殺人事件を追う国家捜査官ポルフィーリ(勝村政信)はラスコリニコフを疑い心理的に追い詰めていき、 さらに謎の男スヴィドリガイロフ(山路和弘)の登場に翻弄されていく。

そして退職官吏の娘・娼婦ソーニャ(大島優子)の家族のためへの自己犠牲の生き方に心をうたれた彼は...


12月にはロマンティック・ロシア展、先日は東京芸術劇場で「戦争と平和」原作のグレート・コメット、そして今日はドストエフスキー「罪と罰」ということでロシアづいてますにわか予習した100分de名著によれば、「戦争と平和」と「罪と罰」は、同時期に雑誌に掲載されていたそうです。同じ時代の物語なんですね。

ロシアの物語は、とにかく耳慣れない長い名前が多かったり、同じ人物にいろいろな呼び方をするのでわかりづらいのですが、そこは予習のかいあって、なんの説明もなくいきなり入る場面にもなんとかついていくことができました。100分de名著おそるべし

頭脳明晰で美しい貧乏青年ラスコリニコフ、三浦春馬くん。見直しました!笑顔が可愛い少年じゃない、役者・三浦春馬ここにあり!な、ものすごい舞台でした。メイクはちょっとデスノートのLのよう。かなり体を絞って頬もげっそり。目だけが異様にぎらぎらとしているラスコリニコフ。あまりにも有名な老婆殺しですが、その事件から最後まで、どのようなことがあってもその罪は消えないということを象徴するように、彼の手はずっと血に染まったままです。

演出はフィリップ・ブリーン 氏。舞台いっぱいの大階段が、この物語の全ての世界を映し出します。一番下左にラスコリニコフの部屋があり、右下には娼婦ソーニャの父の退職官吏の家があり、中段には殺害現場となる質屋の老婆があるという感じ。いろんな場所で同時にいろいろなことが起こっているし、役者たちが息を合わせてラスコリニコフを追い詰めるようなすごい緊張感もあり、3時間20分、息もつかせぬ濃密なドラマでした。

三浦くんもすごいですが、彼を執拗に追い詰める勝村さんがまたすごい。特に2幕のラスコリニコフが国家捜査官ポルフィーリの部屋を訪れるシーンでは、もう、舞台中を自由自在に飛び回り、独壇場!ものすごい存在感で圧倒されました。ちょっとコロンボ警部も入ってました大好きな麻実れいさんもすごいです!今まで見たこともないような下品でいつも叫んでいるようなエキセントリックな妻。もう、めちゃくちゃな状況の中で夫を失い、自分も見失ってやがて死んでいく様に言葉を失いました。そんな母からどうやってあんなに心の清い娘が・・・と思ってしまうほどの娼婦ソーニャ。家族のために身を売っていますが、神に心を捧げ、ラスコリニコフに無償の愛を捧げ、改心させていく大事な存在でした。

この物語もまた、キリスト教の教えが色濃く、ソーニャの父の葬儀の会食の場面は「最後の晩餐」のシーンと同じ配置、ラスコリニコフが自首する場面はゴルゴダの丘に向かうイエスを思わせました。パンを差し出すソーニャはマリアということか。

惨殺される老婆とその妹と、ラスコリニコフの母と妹が、立石涼子さんと南沢奈央さんがそれぞれ二役をしているもの興味深かったです。

しかし、どう考えても自分本位な殺人に、つい新幹線の殺傷事件や、障害者施設の大量殺人事件などを思いました。彼らは悔い改めることができるのでしょうか。

この作品、22日には出演者の体調不良で休演になりハラハラしましたが、観られて良かったっです。今日のソワレがその日の振替公演だったようですが、あのボリュームを一日二回やるのは過酷だなあと心配。でも、振替公演に来られない人もいるんだと思うと気の毒でなりません。インフルエンザかな。。。それを思うとこの時期の観劇は、見る方も演じる方もなかなかリスキーだなあと思ったのでした。大雪とかもあるしね

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中川晃教コンサートat東京文化会館2019 O列下手

2019-01-26 21:56:49 | 観劇/コンサート

 

    

 

Set List

「東京文化会館のアッキーのコンサートは特別」と聞いて、なんとかチケットを!と、かなり頑張ってトライしましたが自力では全くとれませんでした。あきらめきれずに当日の休暇だけはKeepしておいたところ、「行けなくなっちゃったんだけど、pippiさん行く?後ろの方だけど。」というありがたい天使様のメールが舞い降りました

これだ!

と、いうわけで、速攻で上野へ。もう、夢のようでしたよステージには、ピアノの園田涼さんと中川晃教くん2人きり。「この会場の響きが大好きです」とおっしゃるように、本当に素晴らしい響きまた、その特性を最大限に生かした選曲に、もう、うっとりを通り越して涙が出てきました。昨年西洋美術館で開かれたミケランジェロ展のイメージソングとして使われた江國香織さん作詞園田涼さん作曲「ミケランジェロ」は、なんとマイクレスの生声で歌い上げましたが、それがもう、本当に美しくてため息が出ました。アッキー本当に天才です人の心の深いところにしみこんでくるような生の歌声が、後方の私の席まで充分に届きました。↓ここの最後の方、08でちょこっと聴くことができます。江國香織さんも客席にいらっしゃいました。

ソノダオーケストラ /CD「MICHELANGELO(ミケランジェロ)全曲試聴ビデオ

今回はミュージカル俳優としてではなく、シンガー中川晃教という色彩がはっきりとして、いろいろなチャレンジをしながらも、アッキーが「芯」としているものを見せてもらった気がしました。園田さんのアレンジも素晴らしく、「G線上のアリア」や「主よ人の望みの喜びよ」が使われたりして、とても素敵でした。園田さん、当然クラシック出身の方かと思いきや、なんと灘中→灘高→東大のご出身で、小曾根真さんにあこがれ、小曾根さんの曲を耳で聴いたものを全部採譜しまくったのでそうです。モーツアルトかこれにはアッキーもびっくり!やはり天才。この2人の天才のコラボですから、素晴らしいのは当然かも。

どの曲も本当に素晴らしかったのですが、「明日に架ける橋」では、本当につーっと涙が出てしまいました。「どんなにつらい時でも味方が誰もいなくなっても、そばにいて君を支えてあげよう」と歌うアッキーの美しい歌声に、全ての疲れも肩こりも消えて癒されてしまったのでした。

ファンクラブ入っちゃおうかな

 

 

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ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812その2@コメットシートXB

2019-01-17 00:03:37 | 観劇/コンサート

2度目のグレートコメットは、いよいよ待望のコメットシートとあって、買ったばかりのニットでいつもよりちょっとおしゃれして行きました。

・・・・が、しかし、これが大失敗 一幕に降ってくる大雪はポップコーンという噂でしたが、どうも発砲スチロールっぽい。で、頭の先から靴の先まで擬似雪だらけになってしまいました

それはさておき、グレートコメット。2度目とあってだいぶ世界観がわかってきました。これは、もう本当に細かいこと言わずただただ楽しんでしまえばいい!

オープニングのアンサンブルさんたちの盛り上げ方も半端なく、また今夜はイープラスとおけぴの合同貸切とあって、お客さんもノリがいいです。私の座ったXBブロックテーブル席は、3人用でしたが、皆さん日頃から同じように劇場通いしているとのことで、初対面にもかかわらず、すぐに仲良くなって、舞台の話で盛り上がりました

コメットシートからのながめは、それはそれは不思議なにせ役者さんと同じ場所なので、正面の1階席や2階席が見渡せます。目線は舞台より下、舞台のラインから頭ひとつ飛び出す感じ。なので、役者さんたちが客席でお客さんたちと盛り上がっている様子も見えます。そして。座席をぐるっと囲んだ通路で演技なので、しばしどっち向いていいかわからなくなったり。隣の方ともども、スポットライトが当たってる方を追う感じでした。

特にナターシャとアナトールが駆け落ちを企てる直前のどんちゃん騒ぎシーンはすごかったです。激しく手拍子し、足を踏み鳴らし、歌い、踊り、武田真治さん(このときはアンドレイじゃなくてコサック)サックスを、、アナトール小西くんがヴァイオリンを、ピエールがアコーディオンをかき鳴らす、その中に本当に参加している感じ。なんというか、なにこれすごい楽しい

座席のあたりにも、役者さんたちがどんどん来ます。私の前のかぶりつき席のお嬢さんは、アナトールに手をとられ、その手にキスされてましたそして、お向かいのブロックのイケメンのお兄さんはマリアに結婚を迫られ、右のブロックの方は老ボルコンスキー公爵に誘拐されそうになってました彼女には、ピエールがおわびに何か渡してましたいいな~

井上ピエールの存在感はやはりすごくて、歌い上げる曲はもうプレイハウスを支配しているといっても過言ではないくらいでした。そして、ソーニャのナターシャを思う歌にももう、涙涙「あなたを絶対に守る!」こんな友人がいるのよ、ナターシャ!チャラ男についていっちゃだめ!と、心から叫びたい衝動に駆られました近くで見たナターシャは細い腕から裸足の足先まで、本当に白くて華奢で美しかったです。ピエールとナターシャの純真さとエレンとアナトールのやさぐれ兄妹との対比がすごいです なんでピエールはエレンと結婚しちゃったんですかね。。。たびたび使われる不協和音が、歪んだ生き方を表しているかのように不安を誘います。

絶望の淵にいて呆然自失のナターシャに、「もし自分がもっと立派で美しかったら、あなたに愛を乞うでしょう」と歌うピエールにも胸打たれました

テーブルに置かれた丸い照明も、天上の星や照明とともに変化し、とても美しかったです。最後の、ピエールが彗星に心を動かされる場面。たくさんの星がきらめきながら静かに降ってきて、彗星が大きく輝くさまは本当に本当に美しかったです。

ちょっと疑問に思ったんですが、100分de名著のにわか学習で、このころのロシア上流社会はフランスにかぶれていて、ピエールも本当はピョートル(ナターシャがある場面でピョートル!と呼びかけてました)なのにフランス風に呼んだりしてます。なのに、ナターシャがアナトールにI LOVE YOUI LOVE YOU と連呼するのは??ここはジュ・テーム (Je t'aime)では?・・・な~んてつっこむのでした。でも、楽しかったからいいや。

カーテンコールではご挨拶がありました。再演あるかも。

コメットシートのドリンクは赤ワイン、白ワイン、ジンジャーエール、オレンジジュースからチョイス。私は下戸なので、ジンジャーエールいただきました。これからコメットシートにいらっしゃる方は、観ている間 絶対にフタをあけっぱなしになさいませんように。擬似雪がガッポリ入っちゃいますからね

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ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812@東京芸術劇場1階J列下手

2019-01-11 22:47:46 | 観劇/コンサート

音楽・詞・脚本・オーケストレーション:デイブ・マロイ

訳詞・演出:小林 香

原作:レフ・トルストイ(「戦争と平和」より)

出演
ピエール:井上芳雄
ナターシャ:生田絵梨花
エレン:霧矢大夢
アナトール:小西遼生
ソーニャ:松原凜子
ドロホフ:水田航生
マリア:はいだしょうこ
バラガ:メイリー・ムー
マーリャ D.:原田 薫
アンドレイ/ボルコンスキー老公爵:武田真治

亜久里夏代 会田桃子 木暮真一郎 森山大輔 村松ハンナ 大嶺巧
大月さゆ 酒井翔子 菅谷真理恵 武田桃子 塚本直 山田元 山野靖博

【あらすじ】
19世紀初頭、モスクワ。貴族の私生児として生まれたピエールは、莫大な財産を相続したが愛のない結婚をし、その人生にどこか虚しさを抱えながら、酒と思索に耽る毎日を送っていた。ピエールと親交のある、若く美しい伯爵令嬢ナターシャは、婚約者のアンドレイが戦争に従軍し寂しさを募らせていた。そんなある日、美しく魅力的な男アナトールと出会ったナターシャ。その誘惑に抗えず遂には駆落ちを計画する。だがそれは失敗に終わり、アンドレイとの婚約も解消されてしまう。

一方、ピエールは妻エレンの不倫を知り、不倫相手のドロホフに決闘を申し込む。かろうじて勝利するものの、意味の無い命を賭けた闘いに、ますます鬱屈した気持ちを募らせていく。

虚しく生きる男と全てを失った少女、2人の運命はやがて重なり―。


早速行ってきました。グレート・コメット いやー、評判はもれ聞こえてきていましたが、「100分de名著」などで予習したかぎりではほんと果てしない物語ですが、この作品は「戦争と平和」全4巻中の第2巻、1806年からナポレオンがロシアに侵攻する直前の1812年まで描かれています。なので、お話は案外シンプルだと思って大丈夫です。

ま~ものすごいのは劇場。プレイハウスがあんなになるなんて!もう、劇場内に足を踏み入れただけでちょっとわくわくしちゃうキラキラ感です今回私は普通の席でしたが、ステージ上に設置されたコメットシートには、テーブルや飾り物もろいろあり、そこの方々は着席前に厳重なお荷物チェックがあります。金属探知機のような物も使っていましたよ

役者さんたちは、いつものようなフラットな舞台ではなく、渡り廊下のようになった場所や大階段で演じたり踊ったりします。開演前には役者さんたちが客席をあおったり、エッグシェイカーやピロシキを配ったりしています。このあたりからもうわくわく感MAX

お芝居は99%歌で構成されていますが、冒頭に歌われる曲で、この物語の登場人物の人となりが全て語られます。「入口で配られる人物相関図を頭に入れて!」という師匠のアドバイスもあったので、そこはしっかり。

今回、井上ピエールは日ごろの華やかさを捨て、地味に演じていますが、もう、歌い出すと圧巻!心を揺さぶられます 華やか担当はアナトール小西遼生さんとピエールの妻エレン、霧矢大夢さん。アナトールは本当に女殺しのイケメンチャラ男そのもの。でも、ナターシャへの愛は結構本気モードな感じもしました。エレンがド派手な分、ナターシャの清らかな感じが強調され、今回の生田さんすごく頑張っていました。駆け落ちに失敗し、絶望し立ち尽くすナターシャは本当に時が止まったような空虚さが感じられました。一幕は正直もう、どこ見たらよいかわからないくらいあちこちでいろいろなことが起きて追うのに精一杯でしたが、20分の休憩をはさんで二幕は、こちらも事態が飲み込めてきたせいか、ピエールやナターシャの親友ソーニャのソロが心にしみました。そしてナターシャとピエールの心の回復・再生を象徴する大きな彗星が輝くラストは本当に美しかったです

世の中の小娘の皆さん 美しいだけのろくでもないチャラ男にひかかってはいけませんよ!ナターシャみたいに痛い目に合います!そして、小娘のみなさんを心から心配する同性の意見はきちんと聞きましょう。最後の味方は同性ですよ!

通路脇の席の方はキャストにお手紙もらえたり場所によってはお隣の空席にキャストが座ったりと、お楽しみいっぱいです。コメットシートの方々はボルコンスキー伯爵にナンパされそうになったり、イケメンアナトールが差し伸べた手にキスしてくれたりもします。ピエールもお客さんの隣に座って話しかけてました

さて、来週はそのコメットシートに座ります。また違った風景が見えるかも。

おなかすいたのでロシア名物ピロシキ買いましたわりと普通のお味です

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Kバレエカンパニー「ロミオとジュリエット」in Cinema@ユナイテッドシネマ

2019-01-07 21:42:17 | シェイクスピア

芸術監督 演出 振付  熊川哲也
音楽 セルゲイ・プロコフィエフ
舞台美術 ヨランダ・ソナベンド
衣装デザイン ヨランダ・ソナベンド
照明 足立恒
指揮 井田勝大

キャスト
浅川紫織  ジュリエット
宮尾俊太郎  ロミオ
石橋奨也  マキューシオ
益子倭   ベンヴォ―リオ
遅沢佑介  ティボルト
浅野真由香  ロザライン
栗山廉   パリス


ミュージカル ロミオ&ジュリエットは惨敗で一枚もとれなかったしお目当ての「死」のダンサー宮尾俊太郎さんは東京公演には出ないし・・・

・・・と、思っていたら、ご近所のシネコンでKバレエのロミジュリの情報しかも、ロミオが俊太郎様速攻でチケットとりましたしかもいつもの映画より高いといっても2200円
まあ、本当に美しかったですバレエ通ではないので、きちんと観たのは「白鳥の湖」「ジゼル」だけ。しかもいずれも宮尾俊太郎様ご出演というミーハー鑑賞会

ロミオとジュリエットは、「言葉で全てを表現し尽くす」シェイクスピア先生の作品であるにもかかわらず、最大の武器である台詞を一切使わずにこの悲恋の物語をどう表現するんだろうと興味津々でしたが、そこはCinema親友マキューシオが殺された時のロミオの驚愕と湧き上がる怒り、ジュリエットの最期の悲しみなど、ダンサーの繊細な表情までしっかり見せてくれました。ベストなポジションから俯瞰する群舞の素晴らしさや、美しい動きを存分に堪能させていただき、不覚にも涙が出てしまうほどでした ほんと美しい

宮尾ロミオはもちろんのこと、ジュリエットの浅川さんが本当に素敵そして、パリスの栗山さんも素敵な方で、あっちでも良かったんじゃない?ジュリエット。。。と、思ったら、Ballet Gentsのメンバーでした。Kバレエのイケメンダンサーズ恐るべし。余談ですが、宮尾さん、お正月の「下町ロケット」にもギア・ゴーストのエンジニアとしてご出演でしたね 何やっても素敵~

おみやげに、ポスターと同じデザインのクリアファイルいただきました しかし、こんなに素敵なのにお客さん少なすぎでもったいなかったです。

 

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特撰落語名人会 @北とぴあつつじホールG列下手

2019-01-04 21:27:31 | 落語・講談

昨日に続き落語ざんまい

いや~もう、誰が何と言っても柳家さん喬すごい。素晴らしい「寝床」はいろんな師匠で聴きましたが、今日ほど面白いのは初めてで、鳥肌たってしまいました。

今年もさん喬・権太楼両師匠の高座を追っかけたいものです。

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新春寿寄席~春山如笑~@かめありリリオホール1階10列センター

2019-01-03 23:26:33 | 落語・講談

皆さま、あけましておめでとうございます本年もどうぞよろしくお願いいたします

新年初笑いは、かめあり。ここ何年か、さん喬・権太楼両師匠ご出演の特選落語会が さん喬師匠のお膝元の江東区文化センターホールで開かれていたのですが、今年はその顔合わせではなかったので、今日は亀有で権太楼師匠の会、明日は北区でさん喬師匠の会と、二日に渡って行くことに。協会のワナですかね~まんまとはまってしまいましたでも、その分、ほかの噺家さんにも出会えるのでいいか。

開口一番は昇太師匠のお弟子さんの春風亭昇也さん。笑点若手大喜利の常連さんで、次の笑点メンバーをねらっているとかいないとか。オーラのある噺家さんでしたが、自分のネタに自分で笑っちゃう噺家さんは苦手な私としては、いまひとつでした。微笑むだけならいいんですけど、声出して笑ったり吹いたりされちゃうと、途端にさめちゃうんです。。。ごめんなさい。上から目線で

お正月の落語会とあって、どの師匠もしっかり決めてまったく眠気もきませんでした。左龍師匠は、さん喬師匠のお弟子さんだけあって、品のある語り口。昔は鹿殺しは重罪だったんですね。。お裁きお見事でした!

菊之丞師匠は「落語心中」のモデルと言われているだけあって、ほんと綺麗な高座。幾代餅のおいらんが色っぽかったです

中入り後は「待ってました!」の声もかかった三三師匠。やっぱりうまいわ~端正な江戸前落語で「転宅」。続く大神楽では、本身の出刃包丁を重ねてくるくる皿回しするという大技に息を呑みましたで・・・出刃包丁がのどに向かって立ってるんですよ~ 失敗したらささるよ~ 心臓に悪いです~ 日本の伝統芸能の底力を見せつけられました

さて、トリはお目当ての権太楼師匠!待ってました!もう、マクラからどっかんどっかんの笑い「笠碁」面白すぎです!

さて、明日はさん喬師匠行ってきます!お願い!来年は、会場はどこでもいいから、またおふたり一緒に出てください!

 

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