pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

私生活 千秋楽@シアタークリエ16列上手

2008-10-31 23:53:01 | 観劇/コンサート

10月の終わりとともに、「私生活」も千秋楽を迎えました。

 

これはminiさんからいただいた特注チロルチョコです。すごいでしょ~尊敬!

 

舞台は千秋楽らしく熱い熱い!内野さんもじゅんさんもしのぶさんも朋子さんも飛ばしています!2幕の夫婦喧嘩のシーンでも、あんなにすごかったっけ?と思うほどテーブルが飛び、椅子がでんぐり返り、内野さんが滑り、じゅんさんが後頭部をがーんとぶつけ・・すごい迫力で思いっきり楽しませていただきました。

カーテンコールでは4人それぞれからご挨拶がありました。

内野さんは、始まる前は痴話喧嘩が面白いのかと思っていたけれど、皆様の「私生活」をそのまま映しているんではないかと。。だから面白いんですね。

"Every cloud has a silver lining "という言葉もあります。と。


調べてみたら、これは英語のことわざで、どんな暗雲でも反対側には太陽が照っていて銀色に輝いているということ。転じてどんな災難や不幸にも明るい良い面もあるからがっかりばかりしていてはいけないということだそうです。深いですね~さっすが内野さん。


客電がつき、前方を見ると、なんとこの間まで帝劇ミス・サイゴンでエンジニアを演じた橋本さとしさんが!まわりのお客さんと握手したりしていたので、私もchat noirさんとともに近くへGo!

「サイゴンの楽を観ました!」と話しかけるchat noirさんに、さとしさんは「嬉しいです!」と、まっすぐに答えてくださいました。私は胸がいっぱいだったので、「がんばってください!」しかいえませんでしたが、にっこり笑って握手してくれました。大きくて柔らかい手でした。今日はいい日でした~

 

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見果てぬ夢~OLにっぽん

2008-10-29 23:05:40 | テレビ番組

OLにっぽん。せっかくのプリンス井上くん@都留くんご出演なのに見せ場がないなあと思っていたら、今週はメインの扱いでしたねえ。カラオケで「僕は歌が苦手で・・・」あたりからこりゃ何かあるなあと思ったら、Ipodにはミュージカルナンバーの数々。

そして上司の陰謀に加担した悔いをこめて歌い上げるアカペラ「見果てぬ夢」観月ありささんとともに私もテレビの前で拍手しちゃいました。井上くんのアカペラってたぶんはじめて聴いたかと思いますが、やっぱり素敵ですね~うっとり。

阿部サダヲくんの怪演もみのがせないですね。ホント、大好き!



 

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秋のYokohama

2008-10-26 22:55:01 | 私の好きなもの
大学時代、わが夫以上に一緒に過ごす率の高かった親友と横浜へ。・・彼女は横浜在住なのであちこち案内してもらいました。湘南新宿ライナーで横浜まで行きましたが、混んでるの混んでないのって・・・「すごいねー」とびっくりしていたら、「そうなのよ。どこからこんなに人が・・・と思うほどいつも混み混みなのよ~」だ、そうです。インターコンチでランチと思いましたが、そっち方面に人がわらわらと流れていくため、桜木町駅前のワシントンホテル・クロスゲート三浦三崎港 十代目彌左エ門 で和食ランチをいただきました。こちらは静かな上にみなとみらいを一望できるロケーションで、お味も量もGOODでした。


食事のあとはランドマークタワーでウィンドゥ・ショッピング。ここにはFUKUZOやKitamuraなど、元町の老舗も出店しているうえに、Talbotや鎌倉シャツなど私たち好みのお店がたくさん並んでいました。吹き抜けには飛び込み台のような不思議なオブジェがありましたが、クリスマスにはここに巨大なツリーが飾られるそうです。みたいなーハロウィン直前の日曜なせいか、ハロウィンファッションの親子連れがかぼちゃのバケツを持ってたくさん歩いていました。ご主人の仕事の関係でデトロイト生活の長かった彼女は「子供たちがちっちゃいころ、ハロウィンになるとあのバケツ持ってお菓子もらって歩いたわよ~帰ってくると、テーブルの上にもらったお菓子をザーっとあけてね~」と、懐かしそう。うちの子たちもハロウィンパーティーやったなー・・子供が小さい時って、親もいろいろ楽しみがあったよね。と、うなずきあったのでした。


ここでまたまたお茶をしながら尽きぬおしゃべりを延々と。気がつくともう暗くなっていて、桜木町の駅に続く動く歩道からは綺麗にライトアップされたコスモワールドの観覧車や帆船、インターコンチネンタルなどが。美しい~「暗くなるまでしゃべってたかいがあったね~」さて、夢のあとはまた現実にもどらなくちゃね。しゃべって発散。おいしいもの食べて発散。こうしてたまには充電して、月曜日を迎えるんですね~

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252秋の火災予防運動

2008-10-24 23:16:40 | 雑感

秋の朝、ぼーっとしながら職場へ向かう途中、誰かに「ほら、こっちだよ。こっちむきなさい。」と呼ばれた気がして振り向くと、町会の掲示板に252のポスターが・・・でも、なんかちがう・・と思ったら、秋の火災予防運動のポスターに252が使われていたんですね。よく見るとコピーも微妙に違う。「絶対に助け出す。絶対に生きて還る。」が、「絶対助ける人の命 絶対忘れない防災の心」に。まあ、防災っちゃあ防災なんだけど、252は巨大台風じゃあ・・とツッコミいれながらも写メる私でした。11/4の試写会、応募しまくりました。当たりますように!

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ミス・サイゴン@帝国劇場1階M列上手サイド

2008-10-22 23:17:47 | 観劇/コンサート

迷いに迷い、橋本エンジニアと照井クリスの楽に行ってきました。今日はソニンキム・石井トゥイ・岸ジョン・RiRiKaエレンなど、楽を迎える方々が多く、めちゃくちゃ熱い舞台でした。

特にソニンさん。今回確か私は3回目なのですが、鬼気迫るキムで、タムが泣き出すんじゃないかと思うくらいでした。ソニンさんの感情が昂ぶっているのがビリビリ伝わってきます。そのせいか、ほかのキャストとのデュエットがちょっとかみ合っていないところがあったように思いますが、キムの立場を思うとわかる気もします。本当に、あまりの迫力にほかの方々がかすんでしまうほどでしたよ~


橋本エンジニアも、客席と「ヤッホー!」のかけあいをしたり、溢れるアドリブで客席を盛り上げていました。さすがエンターテイナー照井クリスも、伸びのある美しい声に併せ、演技も細かい表現がうまくなったなー・・と感じました。エレンに過去を告白するところなど、もう、無茶苦茶混乱したクリスの心情を感情ほとばしる様子で演じられ、ほとんど「素」かと思うほど。照井くんはクリスみたいなヘタレじゃないと思いますけれど。RiRiKaさんのエレンは一番可愛らしくて、ぴったりなエレンだなーと思いました。


カーテンコールでは東京千秋楽の横断幕がおり、客席も一緒にアメリカン・ドリームを歌ったり、キャストのご挨拶がありました。橋本さんはミス・サイゴンと関わった期間には愛犬の死やニセ実母()の出現、父上の死など、様々なことがあったと。「父は僕の舞台を一度もみることはありませんでしたが、きっといつも一番近いところで観ていてくれていると思います。ここで・・」と、ご自分の胸のあたりをおさえていました。感動。石井トゥイは、感謝すべき人たちを次から次へとあげて笑いを誘っていましたが、最初のうちいろいろ言われて大変だったから、余計にそう感じるのだろうなあと思いました。照井君のご挨拶も素敵でした。帝劇を「なべ」にたとえ、「ほかのいろんな作品の味もしみこんだこの帝劇。サイゴンのカンパニーでまた素敵な『なべ』ができました。」と。また、2004年のサイゴンでは岸さんとともにアンサンブルで出演し、2小節だけに命をかけていたけれど、今回は大役でたくさん歌えて幸せでしたと。やさしい人柄のにじみでた、素敵なご挨拶でした。


ソニンさんも、「この舞台には、いろいろな大事なメッセージがこめられていると思います。わたしは舞台に上がるとまず、この帝劇の大きな客席全部に思いが通じるようにと念じます。キムを演じられる3時間、本当にうれしかった。」と、泣きながらご挨拶されていました。あまりの熱演で、カーテンコールになっても昂ぶりがおさまらないご様子でした。

次は博多に行かれるこのカンパニー。私は今日で見納めですが、本当に素敵な作品だなーと、あらためて思いました。

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風邪ひくのって・・・

2008-10-20 23:27:27 | 雑感

「おかーさーーん。風邪ひいたみたい・・・」と、次女。最近はサークルの仕事やバイトなどで深夜帰宅が続いて、なかなか夕飯も一緒にできなかったのですが、さすがにダウン・・

「風邪薬買ってきて~あと、レモンウォーターとチョコと・・・」と、お願い攻撃。まあ、弱ってる時はしょうがないなあと、頼まれたものを抱えて帰宅。一緒にご飯を食べてさっさと部屋に行きましたが、「たまには風邪ひくのもいいね。ゆっくりできるし、みんな優しいし、好きなもの食べられるし。」とニッコリ。

・・・そうかもね。私も昔そう思ったことあるな。大学生になって、自分の翼を広げて飛び始めている子が、弱っている時だけは親の手のひらに戻ってきている感じがするんですよ。これぞまさしく親バカかもね。まあ、元気になるまではせいぜい甘やかしてあげましょう。

 

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パコと魔法の絵本

2008-10-19 19:31:58 | 映画/DVD

ずっと観たいと思っていたこの映画。ようやく行ってきました。

役所広司、アヤカ・ウィルソン、阿部サダヲ、上川隆也、加瀬亮、山内圭哉、妻夫木聡、土屋アンナ、劇団ひとり、国村隼、小池栄子などが出演。中島哲也監督。

事故で両親を失い、その事故でたった1日しか記憶が保てない少女パコのため、すてきな思い出を作ってあげようと奮闘する大人たちを描いたファンタジーです。阿部サダヲさんが、パコが毎日読んでいる絵本「ガマ王子vsザリガニ魔人」の作者:堀米として、また絵本の中のヤゴ(?)として、狂言回しを引き受けています。これがとってもいい感じ。

「くそじじい:大貫」を演じる役所さん、コスプレ好きの医師上川さん、大貫さんの息子・加瀬さんの妻で看護婦の小池さん、元有名子役で大人の役者に脱皮できない妻夫木くん、おかまの国村さん、ズベ看護婦の土屋さん、ヘタレ消防士の劇団ひとり、みーんな快演。予告編でよく見る役所さんと上川さん、割りと素のままのひとりくん以外、最初は誰と思うほど造りこんでいます。カメオ出演(?)彦麻呂さんはわかったけれど、貫地谷しほりさんはどこに出てたかわかりませんでした。出演者みんなすっごく楽しそう。これは「無垢な少女と弱虫な大人たち」をめぐる、大人の童話ですね。涙を止める方法を聞くくそじじいに、医師が「いっぱい泣けば涙は止まります。」そうですね。大人になると、涙はこらえたりかくしたりしてしまいます。人目も憚らず号泣する。なかなかできないからこそ、それを許された時、心が解き放たれていくんでしょう。役所さんと山内さんが声をあげて大泣きする場面、客席のありこちですすり泣きが聞こえてきました。


パコをハーフの女の子にしたり、CGを多様し極彩色に仕上げていることで、まるでドリーム・ワークスのアニメと見紛うような世界になっています。実写との融合が全然不自然でなく、絵本の中に入ったような不思議な感覚におそわれました。・・と思ったら、中島監督って、「嫌われ松子」の監督だったんですね。あの作品はちょっと話自体が惨すぎて苦手でしたが、これは何度でも観たいです。吉田剛太郎さんや新妻聖子さんの舞台版「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を観なかったことを、海より深く後悔しました。

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KEAN @銀河劇場1階最前列センター

2008-10-18 21:01:38 | 観劇/コンサート

キャスト
◆エドマンド・キーン・・・・・市村正親
◆アン・ダンビー・・・・・・・・・須藤理彩
◆皇太子・・・・・・・・・・・・・・・・・・鈴木一真
◆エレナ・・・・・・・・・・・・・・・・・・高橋惠子
◆サロモン・・・・・・・・・・・・・・・・中嶋しゅう
◆エイミー・・・・・・・・・・・・・・・・西牟田恵
◆コーフェルト伯爵・・・・・・・・廣田高志


久しぶりの銀河劇場。幕開きはキーン演じるリチャード3世から。市村さんの演じるシェイクスピア作品を生で観たのはベニスの商人くらいなので、朗々と台詞を謳いあげるのを楽しみにしていきました。ただ、お話はいわゆるバックステージ物なのでそういった場面はそれほど多くなく、破天荒なシェイクスピア役者キーンの私生活が赤裸々に描かれていました。幸四郎さんの「シェイクスピア・ソナタ」でも思いましたが、こういう舞台でシェイクスピアのハイライトをお手軽に堪能しようなんて思うのは邪道ですね。そう思いつつ同じ過ちをくりかえすんだな・・・ビンボー症なもんで。

キーンはめちゃくちゃ破滅的。無茶苦茶だけれど魅力的。エキセントリックな演技は市村さんの独壇場です。

昔、NHK朝ドラで大工さん志望の女子と流しの大工さんをやっていた須藤理彩 さんと鈴木一真さんが好演。須藤さんはひたすら明るく元気キャラ。鈴木皇太子は立ち姿が美しく、遊び人風皇太子が良くお似合い。キーンが実在の人物とすると、この英国皇太子も実在の人物なんでしょうか。台詞のキレもよく、ほかの舞台もみてみたいなあ。。と思いました。高橋惠子 さん、美しかった~蜷川常連の廣田さんと並ぶと本当に貴族の夫妻という感じでした。主な方々の中で、最も地味な存在ながら要となるのはプロンプターのサロモン、中島しゅうさんでした。この方、藤原君の「かもめ」でも、静かな知性を担当していました。素敵な役者さんです。こういう人がそばにいたからこそ、天才キーンは失敗を繰り返しながらも立っていられたんだろうなあと、心から思いました。

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千羽鶴

2008-10-17 00:06:41 | 雑感

知人の息子さんが20代の若さで不治の病に冒されたという話を聞いたのはまだ最近のことだったように思います。その病が進行し、年を越せないかもしれないという知らせをもらいました。

お医者さんも既に手は尽きたと。周りにいる私たちには、祈ることしかできません。「千羽鶴を折ろう」という提案があり、私も少しづつ折り始めました。父が亡くなる前も、こんな風に鶴を折っていたな。ひとつひとつ、その人のことだけを考えながら鶴を折る。折ったから奇跡がおきるとか、そういうことではなくて、一生懸命その人を想う。その人のためだけに祈りながら手を動かす。なんだか、とても静かな気持ちになりました。

テレビでは、「風のガーデン」がはじまりました。緒形拳さんが、老犬「ほたる」の死を前に「ほたるは、悲しんでいる僕たちのことなんかすっかり忘れて今頃かあさんのところで楽しく遊んでいるよ。死とは、そういうものだよ。」と、静かに語っていました。「そうかもしれない。」と思いながら、涙が止まらなくなって困りました。

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から騒ぎ@さいたま芸術劇場

2008-10-15 23:13:41 | シェイクスピア

大学時代の友人が与野本町に住んでいるとわかり、彼女のワゴンで浦和のパインズ・ホテルでおいしい中華のランチ。そのあと劇場へ。

蜷川幸雄演出のシェイクスピア・オールメールシリーズ「から騒ぎ」に、うさぎさんとご一緒しました。

今回はなんと言っても小出恵介くんの初舞台にして初主演というのが話題の作品。小出くんといえば、何度かシアターコクーンの客席でお見かけしています。研究熱心なんんですね。

しかし、あのケネス・ブラナーとエマ・トンプソンの映画作品はめちゃくちゃ面白かったです。(というかレベルが高かった)小出くんはよく頑張っていたものの、やはりあの膨大な台詞は大変だったと思います。うさぎさんの言ってたように、ここはやはり高橋洋さんにやって欲しかったかも・・です。

長谷川博己×月川悠貴、小出恵介×高橋一生という二組のカップルの恋が物語の軸となり、そこに入り込む悪意によるドタバタが展開するのですが、月川くんがきれい!「あれだけの女優はなかなかいないよね~」と、ためいきです。一生くんも可愛くて勝気な女の子になりきっていました。ホント、可愛い!


しかし、特筆すべきはやはり長谷川博己さん。背が高く、頭は小さく、足が長っ!!黒いブーツがめちゃくちゃ似合います。ドン・ジョンのたくらみが暴かれ、自分が恋人を疑ったのが間違いだとわかった時の表情!!!いつもは切れ長の目がくわっと開かれ、その目にまるで泉が湧くようにじわ~っと涙があふれ、こぼれおちる様に、ハートをわしづかみにされました。「キッチン」「カリギュラ」「我が魂は命の水なり」「シェイクスピア・ソナタ」と、彼の出た作品はこれで5本観ましたが、たぶん今までで一番素敵かも。何せ立ち姿が美しい!そして、反則の黒マント。通路使いがあり、そのマントが触れちゃった!素敵すぎてドキドキでした。

衣装や舞台装置も白を基調にほとんど赤と黒くらいでまとめています。夜警の衣装に灰色やカーキ色もつかわれていますが、アースカラーなのでほとんど気になりません。このセンス、本当に好きです。


私生児にして策略家ドン・ジョンは、映画ではキアヌ・リーブスがやっちゃったんでした。しかし、何故にキアヌがあの役だったのかは、私の中では未だ七不思議のひとつです。

13時30分開演、15分の休憩をはさみ16時30分までの上演でした。うさぎさんと席が離れていたため、一幕はI列下手・2幕はO列センター下手通路側と、交代して違う角度で舞台を観ました。こういうのもお得な感じです。今日はシニョール・蜷川の73回目の誕生日だと、舞台の上で月川くんがさらりと言っていましたが、ご挨拶はありませんでした。(あたりまえか・・)役者さんたちのテンションも高く、マチネにはめずらしくスタンディング・オベイションとなりました。大満足。

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山と緑と湖と・・・

2008-10-12 23:38:41 | 私の好きなもの

家族そろって伊豆へ。今回は夫の両親も一緒に大好きな東急ハーヴェスト天城高原に泊まりました。何が大好きって、この宿は天城高原のかなり高い位置にあり、360度、本当に絶景なのです。ベランダ正面に富士山、右前方には相模湾、初島、反対側には緑濃い遠笠山・・・

お部屋はシンプルだし、そんなに新しくもないのでハーヴェストのほかの宿ほど競争率は高くなく、たいがいの希望日は予約できます。それでもさすがに連休のこの日は満室。富士山側がキープできたのはラッキーでした。写真は山に夕陽が落ちる一瞬です。夫が大騒ぎでみんなをベランダに呼んだので、そろって美しい落日に感動しました。


           
             

二日目は義父のお勧めで一碧湖のほとりにある美術館のカフェでお茶をいただきました。眼下はすぐ一碧湖。「一日中ここでのんびりした~い」ケーキも紅茶も、とっても美味でした。天城からの帰り道にあった大室山のあたりは大混雑でしたが、こちらは空いていてゆったりお茶を楽しむことができました。綺麗な空気、素敵な風景、ゆったりした時間、豊かな温泉。やっぱり伊豆はいいよね~帰りは東名の渋滞にまきこまれましたが、ipodでず~っとレミゼ滝田・鹿賀・山口・今井・別所・石井版の聴き比べバージョン(独白・対決・ワン・デイ・モア・星よ・自殺・カフェソングなどの歌い上げ特集)を聴いていたので、ちっとも飽きずに東京まで。車中でグッドタイミングにうさぎさんから中日レミゼのキャストメールが届き、「共時性」に驚かされました。今回はいろんな意味で命の洗濯をして現実の世界へと帰ってまいりました。月曜日からまた頑張ります!

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風のガーデン

2008-10-09 23:51:00 | テレビ番組

緒形拳さんに捧げます・・・というメッセージに始まった「風のガーデン」


いかにも倉本聡さんらしい美しい映像と音楽。丁寧な演出。中井貴一さんの麻酔医。あ~いるいる、ああいう話し方のお医者さん。その仕事さばき、そして慟哭。今日は入門編という感じでしたが、中井さんを取り巻く忙しい空気と、緒形拳さんのまわりのゆったりととした空気の対比が鮮やかでした。緒形さん、亡くなる直前の演技とは思えないほど緒形さんらしい、包容力のある演技でしたが、あんなに小さな人だったっけ・・・と、涙がでそうになりました。


黒木メイサさん、美しいですね~・・神木くんもいい。そして、麻酔研修医の中に須賀貴匡さんが!2話にもご出演のようです。先日のドラマ・ガリレオにも高橋洋さんがちょい役で出てました。昨日のOLにっぽんにはプリンス井上芳雄くんがサラリーマン。舞台で輝いてる人たち、テレビだとなんで端役になっちゃうんでしょうねえ・・もったいないったらないです。

 

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緒形拳さんのご冥福をお祈りいたします

2008-10-08 00:56:07 | 雑感

倉本聡さんの新ドラマ「風のガーデン」の制作発表で、久しぶりに緒形さんを拝見したなあ・・と思っていたら、突然の訃報に本当に驚きました。「鬼畜」や「復讐するは我にあり」は、本当に恐ろしかったなあ・・

印象に残っているのは、山田太一さんの「春の一族」「秋の一族」というドラマです。飄々とした緒形さんに大きな包容力を感じる作品でした。本当に素敵な俳優さんでした。心よりご冥福をお祈りいたします。

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私生活@シアタークリエ最前列センター

2008-10-07 23:37:46 | 観劇/コンサート

演出:ジョン・ケアード
CAST:内野聖陽・寺島しのぶ・橋本じゅん・中嶋朋子


待ちに待った内野聖陽さんのストレートプレイ「私生活」MY初日。

chat noirさんの「今なら最前列センターとれますよ!」という有難いお言葉をいただき、速攻電話でこのチケットをGETしたのは、まだ夏のことだったでしょうか。夢のよう。本当に感謝です。


さて、舞台は2組の新婚夫婦がハネムーン先の海辺のホテルに到着するところから始まります。この2つの部屋のベランダが舞台装置になっており、内野エリオット&中嶋シビル夫妻は舞台下手側。寺島アマンダ&橋本ヴィクター夫妻は上手側。私の席はセンターやや下手寄り。つ・つ・つまり、内野さんがベランダにもたれたその真正面が私の席だったあ舞台の内野さんと客席のわたくしの間には隔てるものはない・・という、まさに「気絶席」でした。・・・って、内野さんの目線は頭の上をとおりこしてましたけど。まあ、いろんなものがビシャっととんでくるスリル満点な席でもありました。


それはともかく、いや、本当に面白かったです。元夫婦がそれぞれに新しい配偶者と新婚旅行に出た先が同じホテルの隣の部屋・・・まあ、そんなことはありえないだろうけれど、この4人の名優が演じると、本当に面白い。「喧嘩がオーバーヒートしそうになったときの合言葉の後は2分だけ黙る」という設定があり、何度か舞台が沈黙するのですが、未熟な演技者だったら絶対ありえないだろうこの「間」が、不思議な効果をもたらしていました。


そうなんですよね~・・些細なことで夫婦喧嘩はおき、少しクールダウンすることで愛は戻るんです。まるで我が家のリビングでの出来事のようでごさいましたよ。イラついている時にレコードとかかけられると殴りたくなる気持ちもわかる。ああ言えばこう言いたくなるのも然り。お互いの本音を言い合ってバトルを繰り返すごとに気持ちは結構通じ合い、ひとつ間違えば意地の張り合いが高じて引っ込みがつかなくなる。本心とは別に離婚に向かったりする。夫婦ってのは難しいものです。自分に照らして考えると、子どもが生まれる前はシビルで、生んだ後はアマンダになったかな。恋に奔放ではなかったけれど。


内野さん、素敵でした~寺島しのぶさんは本当に美しくなられました。橋本じゅんさんは新感線の舞台から比べるとぐっと抑えた大人の演技でしたが、隠し切れないサービス精神。中嶋朋子さん。もう、蛍ちゃんはすっかり大人の女になったのね~と、感無量。ちっとも眠気のこない、充実した舞台でございました。

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秋・・・

2008-10-05 23:07:33 | 雑感
あっという間に10月。長女が「内定式に来ていく服がないんだよね~・・」とつぶやきました。そんなのはリクルートスーツでしょ、と一蹴したら、娘の内定先はアパレル系輸入商社のため、その必要はないんだそうな。「・・・ったって、リクルートスーツじゃダメなんて書いてないでしょ。晴れ着なら、いっそ振袖ってどうよ?」といやみのひとつも言ってはみたものの、「買ってやれよ。ご祝儀ってことで。」という極甘父の助け船が出てしまい、結局デパートへ。


私たちの頃は10月1日が就職活動解禁でしたが、今はもう春には概ね就活終わり。10月というのは、もう大学3年の就活が始まる勢いなんですね。それでも10月の内定式がすむまでは内々定ということのようです。卒業式の袴選び、卒論の総仕上げ、少しずつ少しずつ大学生が終わりに近づきます。楽しいだけの時代が終わり、待っているのは厳しい現実か、輝く未来か。考えてみれば学生生活というのは6・3・3・4のたったの16年間(院に行く人はもう少し)なんですね。人生、そこから先が長い長い。娘たちよ、せいぜい楽しんでおきなさい。
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